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フリースクールと学習塾(説明)

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教科学習、受験指導、知育偏重になっている学校では、教師のペースで教科書を消化する条件が強まり、子どもを競争世界に巻き込んでいます。<br>
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出席や成績を認められるかどうかは二次的な意味になるでしょう。<br>
 
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2011年8月17日 (水) 18:31時点における版

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※活動内容はいろいろ 根気よく自分にあった場を選びたい

教科学習、受験指導、知育偏重になっている学校では、教師のペースで教科書を消化する条件が強まり、子どもを競争世界に巻き込んでいます。
それに代わり、子どもの生活感や子どもの時間サイクルに根ざした教育機関がフリースクールです。
元来は欧米の教育運動でしたが、不登校の子どもの受け入れ機関として日本でも急速に増えてきました。

フリースクールが不登校のための教育機関の様相を示しているのが日本の特色です。
欧米では、フリースクールは認可された小学校・中学校ですが、日本では認可外の教育機関であり、法制的には学習塾と同じです。

学習塾は数も多く、内容も多彩であり、社会に広く定着しています。
子どもを学習の中心と考える学習塾の中に、不登校の子どもを受入れる、不登校の子どもが通いやすい学習塾が生まれています。

フリースクールと不登校生を受け入れる学習塾の活動内容は、それぞれ独自の内容があり一律ではありません。
一般に教科学習とともに、体験学習や教育行事、運動、ゲームなど子ども同士が向き合う形での取り組みを多くしています。
親の教育相談にも対応しています。 学習指導をしていないフリースクールもあります。

文部科学省・教育委員会は、一定の基準を設けてフリースクールや学習塾に通う子どもの出席や成績を認めています。
フリースクールや学習塾からの報告に基づき、小学校・中学校の出席扱いとしたり、成績評価をし始めたのです。
いわば認可に近いフリースクールや学習塾が生まれています。

フリースクールや学習塾に子どもが通えても、子どもの在籍する小学校・中学校でそれを認められないことも多いです。
子どもに必要なことは、そのフリースクールや学習塾が、その環境でなら学ぶことができ、友達との人間関係ができることです。
出席や成績を認められるかどうかは二次的な意味になるでしょう。
制度面でのこのフリースクールと学習塾をめぐる不均衡は、教育行政の課題といえます


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