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フリースペースえん

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==フリースペースえん==
 
==フリースペースえん==
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'''校長「卒業全てではない」 不登校最多、風潮変わりつつ'''<br>
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'''「共生」実現する場に'''<br>
大勢で一緒に昼食を食べるのが、「フリースペースえん」の日常だ。<br>
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夢パークで採火式 協力して火起こしに挑戦<br>
西野博之さん(中央)は「おいしいね、と言いながらみんなで一緒に食べる時間は大切です」と話す=2018年10月23日午後、川崎市高津区、上野創撮影<br>  
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9月5日に幕を下ろした東京2020パラリンピック。<br>
昨年度に全国で不登校の小中学生は約14万4千人、小中高校などが把握したいじめは約41万4千件で、ともに過去最多だったと文部科学省が発表した。<br>
+
全国各地の火を東京に集約し、聖火にするための「採火式」が、開会に先立って川崎市内各区で開催された。<br>
解釈や、学校現場の意識の変化の影響が指摘される一方、低年齢化を懸念する声もある。<br>
+
高津区では密を避けるため大々的な告知はせず、会場となった子ども夢パークのイベントの延長として、アットホームな式典が催された。<br>
(円山史、宮坂麻子、上野創)
+
「『多様性と調和』という大会のコンセプトを考えた時に、真っ先に浮かんだのが夢パーク」と区役所まちづくり推進部の担当者は話す。<br>
'''■学校以外の学びの場、選択肢に'''<br>
+
夢パークは、全国に先駆けて川崎市で制定された「子どもの権利に関する条例」に基づき、2003年に設置された施設。<br>
小中学生の不登校はこの5年間、増加を続け、今回の文部科学省の調査で、過去最多の14万4千人(2017年度)。<br>
+
「一人ひとりが大事にされ、安心してありのままの自分でいられる場」を掲げる、子どものための遊び場だ。<br>
中学生より小学生の増加幅が大きく、小学生の不登校は1千人あたり5・4人で10年前に比べて1・59倍になった。<br>
+
自分の責任で自由に遊べることを重んじており、極力禁止事項を作らず、焚火や水遊び、工作などさまざまな体験ができる。<br>
中部地方の公立小で校長を務める50代の男性によると、かつての勤務校で、不登校になった後、フリースクールなどを経て、高卒認定試験を受ける子もいた。<br>
+
敷地内に、主に不登校の子どもたちを受け入れる「フリースペースえん」が併設されているのも特徴だ。<br>
以前は、学校へ戻すことが良いとされたが、今はそんな時代ではないと思う。<br>
+
中には発達障害などの診断を受ける子も。<br>
「学校卒業が全てではない。子どもの幸せが何かを考えながら、フリースクールなど学校以外の選択肢があることも、担任と話し合いながら提案していきたい」<br>
+
学校外で多様に育ち、学ぶ場として市内外から小中高生を中心に140人が登録している。<br>
17年に教育機会確保法が施行されたこともあり、学校以外の学びの場や居場所が選択肢の一つとして広がってきている。<br>
+
夢パーク内では、遊びに来た子どもたちが「えん」に通う子どもたちと一緒に遊ぶ姿も日常的にみられるという。<br>
通信制高校「N高」を運営する角川ドワンゴ学園(沖縄県)は来春、「N中等部」を開校する。<br>
+
「やりたい、という気持ちでつながればいい。<br>
学校教育法上の学校ではないが、大学入試を見据えた先取り学習、問題解決や対人関係の力を身につける学習などが注目され、開校発表から約1カ月で問い合わせなどは約800件に。<br>
+
障害の有無ややんちゃに関わらず、みんな一緒に過ごせる場を目指している」と夢パークの友兼大輔所長は話す。<br>
大半が不登校生の保護者からだ。<br>
+
'''隔たりなく、一緒に'''<br>
反響の大きさに、東京都内のキャンパスの定員を40人から150人に広げ、大阪にも開校することにした。<br>
+
8月14日に行われた採火式はパーク内でささやかに告知され、当日は遊びに来ていた親子連れや「えん」の子ら30人が参加。<br>
〔2018年11/11(日) 朝日新聞デジタル〕 <br>
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摩擦して火を起こす「まいぎり式」の道具などが用意され、子どもたちは協力して種火づくりに挑戦した。<br>
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雨天で湿気が多く苦戦する中、ようやく付いた種火は子どもたちの手でランタンとトーチに移され、無事に採火された=写真。<br>
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友兼所長は「子どもたちは隔たりなく一緒になって主体的に挑戦し、火がつかなくても楽しんでいてよかった」と振り返った。<br>
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区の担当者は「共生、多様性の実現につながる自由な式典になった」と手応えを語った。<br>
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〔タウンニュース高津区版 2021年9月10日号〕<br>
  
[[Category:フリースクール|ふりーすぺーすえん]]  
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[[Category:川崎市(神奈川県)|ふりーすぺーすえん]]
 
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[[Category:川崎市高津区(神奈川県)|ふりーすぺーすえん]]
 
[[Category:川崎市高津区(神奈川県)|ふりーすぺーすえん]]

2023年2月22日 (水) 12:49時点における最新版

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フリースペースえん

所在地 〒213-0033神奈川県川崎市高津区下作延5-30-1  川崎市子ども夢パーク内
TEL 044-850-2055
FAX044-833-7534

「共生」実現する場に
夢パークで採火式 協力して火起こしに挑戦
9月5日に幕を下ろした東京2020パラリンピック。
全国各地の火を東京に集約し、聖火にするための「採火式」が、開会に先立って川崎市内各区で開催された。
高津区では密を避けるため大々的な告知はせず、会場となった子ども夢パークのイベントの延長として、アットホームな式典が催された。
「『多様性と調和』という大会のコンセプトを考えた時に、真っ先に浮かんだのが夢パーク」と区役所まちづくり推進部の担当者は話す。
夢パークは、全国に先駆けて川崎市で制定された「子どもの権利に関する条例」に基づき、2003年に設置された施設。
「一人ひとりが大事にされ、安心してありのままの自分でいられる場」を掲げる、子どものための遊び場だ。
自分の責任で自由に遊べることを重んじており、極力禁止事項を作らず、焚火や水遊び、工作などさまざまな体験ができる。
敷地内に、主に不登校の子どもたちを受け入れる「フリースペースえん」が併設されているのも特徴だ。
中には発達障害などの診断を受ける子も。
学校外で多様に育ち、学ぶ場として市内外から小中高生を中心に140人が登録している。
夢パーク内では、遊びに来た子どもたちが「えん」に通う子どもたちと一緒に遊ぶ姿も日常的にみられるという。
「やりたい、という気持ちでつながればいい。
障害の有無ややんちゃに関わらず、みんな一緒に過ごせる場を目指している」と夢パークの友兼大輔所長は話す。
隔たりなく、一緒に
8月14日に行われた採火式はパーク内でささやかに告知され、当日は遊びに来ていた親子連れや「えん」の子ら30人が参加。
摩擦して火を起こす「まいぎり式」の道具などが用意され、子どもたちは協力して種火づくりに挑戦した。
雨天で湿気が多く苦戦する中、ようやく付いた種火は子どもたちの手でランタンとトーチに移され、無事に採火された=写真。
友兼所長は「子どもたちは隔たりなく一緒になって主体的に挑戦し、火がつかなくても楽しんでいてよかった」と振り返った。
区の担当者は「共生、多様性の実現につながる自由な式典になった」と手応えを語った。
〔タウンニュース高津区版 2021年9月10日号〕

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