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フードバンクおおた

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ページ名[[フードバンクおおた]]、群馬県太田市、(こども食堂・フードバンク)<br>
 
 
'''(記者報告)自治体フードバンク、強みと弱み 太田市が全国初、間もなく1年/群馬県'''<br>
 
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太田市がフードバンク=キーワード=を始めて間もなく1年が経つ。<br>
 
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行政と民間。それぞれの「強み」「弱み」を探った。<br>
 
行政と民間。それぞれの「強み」「弱み」を探った。<br>
 
'''□利用増え続け、5割は現役'''<br>
 
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「体の具合どう?」 「正月から風邪引いて、1週間動けなかった」 太田市熊野町の旧消防署の建物に入る「フードバンクおおた」で、年金生活の女性(72)は員と会話を交わすと、米2キロとカップ麺、缶詰などを受け取り、持参した手提げ袋に入れた。<br>
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「体の具合どう?」 「正月から風邪引いて、1週間動けなかった」<br> 
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太田市熊野町の旧消防署の建物に入る「フードバンクおおた」で、年金生活の女性(72)は員と会話を交わすと、米2キロとカップ麺、缶詰などを受け取り、持参した手提げ袋に入れた。<br>
 
普段は自転車で来るという。<br>
 
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市営住宅で一人暮らし。<br>
 
市営住宅で一人暮らし。<br>
 
収入は、国民年金とわずかな厚生年金を合わせて月7万円弱。<br>
 
収入は、国民年金とわずかな厚生年金を合わせて月7万円弱。<br>
 
市営住宅の家賃と光熱費を払うと、手元にはいくらも残らない。<br>
 
市営住宅の家賃と光熱費を払うと、手元にはいくらも残らない。<br>
「もう5、6回は利用している。助かっています」
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「もう5、6回は利用している。助かっています」 <br>
 
おおたは、昨年3月に開設した。<br>
 
おおたは、昨年3月に開設した。<br>
 
NPO法人「三松会」(本部・館林市)のフードバンク北関東から食品の提供を受け、訪れた人に配る。<br>
 
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'''□所得122万円で支援線引き'''<br>
 
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おおたの開設の発端は2015年10月、フードバンク北関東の活動を知った清水聖義市長が職員に伝えた一言だったという。<br>
 
おおたの開設の発端は2015年10月、フードバンク北関東の活動を知った清水聖義市長が職員に伝えた一言だったという。<br>
「こういうのあるけど、やってみない?」担当職員は「フードバンクという言葉も知らず、ネット検索をしまくった」と振り返る。旧消防署の改修費や食品を保存する冷蔵庫の購入費など、まず520万円を予算化し、5カ月で開設にこぎ着けた。<br>
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「こういうのあるけど、やってみない?」担当職員は「フードバンクという言葉も知らず、ネット検索をしまくった」と振り返る。<br>
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旧消防署の改修費や食品を保存する冷蔵庫の購入費など、まず520万円を予算化し、5カ月で開設にこぎ着けた。<br>
 
清水市長は「収益や財源のない民間では行き詰まる。行政がやらなければと考えた」と話す。<br>
 
清水市長は「収益や財源のない民間では行き詰まる。行政がやらなければと考えた」と話す。<br>
 
自治体版フードバンクの利点は、市社会福祉協議会が運営する自立相談支援センターと連携しやすい点にあるという。<br>
 
自治体版フードバンクの利点は、市社会福祉協議会が運営する自立相談支援センターと連携しやすい点にあるという。<br>
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〔◆平成29(2017)年2月11日 朝日新聞 東京朝刊地方版〕 <br>
 
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'''コープぐんま:太田市とフードバンク提携 来月から食品無償提供 /群馬'''<br>
 
'''コープぐんま:太田市とフードバンク提携 来月から食品無償提供 /群馬'''<br>
 
生活協同組合コープぐんま(梅沢義夫理事長)は9月から、フードバンク事業に取り組む太田市に食品提供で協力する。<br>
 
生活協同組合コープぐんま(梅沢義夫理事長)は9月から、フードバンク事業に取り組む太田市に食品提供で協力する。<br>
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[[Category:群馬県(地域)|ふーどばんくおおた]]  
 
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2017年2月24日 (金) 22:27時点における版

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フードバンクおおた

(記者報告)自治体フードバンク、強みと弱み 太田市が全国初、間もなく1年/群馬県
太田市がフードバンク=キーワード=を始めて間もなく1年が経つ。
自治体直営では全国初の試みといい、注目を集めている。
他機関との連携や安定した運用が期待できる反面、民間に比べ、生活困窮者によって柔軟に対応することが難しいとの指摘もある。
行政と民間。それぞれの「強み」「弱み」を探った。
□利用増え続け、5割は現役
「体の具合どう?」 「正月から風邪引いて、1週間動けなかった」
  太田市熊野町の旧消防署の建物に入る「フードバンクおおた」で、年金生活の女性(72)は員と会話を交わすと、米2キロとカップ麺、缶詰などを受け取り、持参した手提げ袋に入れた。
普段は自転車で来るという。
市営住宅で一人暮らし。
収入は、国民年金とわずかな厚生年金を合わせて月7万円弱。
市営住宅の家賃と光熱費を払うと、手元にはいくらも残らない。
「もう5、6回は利用している。助かっています」
おおたは、昨年3月に開設した。
NPO法人「三松会」(本部・館林市)のフードバンク北関東から食品の提供を受け、訪れた人に配る。
9月からはコープぐんま(桐生市)も協力を始め、太田市と邑楽町の2店舗で買い物客から集めた食品が月2回届く。
おおたは、昨年末までに個人と福祉施設などに計約3・6トンの食料を配った。
当初1カ月余りの利用者は、個人支援分だけで延べ165人。
その後、増え続け=グラフ=、昨年12月は延べ854人。
1日27人以上が利用したことになる。利用者は、18歳以上65歳未満のいわゆる現役世代が、全体の約5割を占める。
「派遣切りで職を失った」と話す人が多いという。
65歳以上の高齢者は2割ほどだ。
おおたの堀越真理(まさみち)所長(61)によると、食べ盛りの中学生や、硬いせんべいが苦手な高齢者がいないか、家族構成を見て、食品の量や種類をきめ細かく調整する。
「就職先が決まった利用者から『お世話になるのは、今日が最後です』と報告を受けるのが一番の喜びです」
□所得122万円で支援線引き
おおたの開設の発端は2015年10月、フードバンク北関東の活動を知った清水聖義市長が職員に伝えた一言だったという。
「こういうのあるけど、やってみない?」担当職員は「フードバンクという言葉も知らず、ネット検索をしまくった」と振り返る。
旧消防署の改修費や食品を保存する冷蔵庫の購入費など、まず520万円を予算化し、5カ月で開設にこぎ着けた。
清水市長は「収益や財源のない民間では行き詰まる。行政がやらなければと考えた」と話す。
自治体版フードバンクの利点は、市社会福祉協議会が運営する自立相談支援センターと連携しやすい点にあるという。
センターは、食料支援を求める人の申請窓口でもある。
担当者は「食料にとどまらず、ハローワークへの仲介など、職探しも一緒に手伝える。市の紹介があれば心強いはず」と強調する。
一方、市は食料支援の是非を判断する際、「貧困ライン」という基準を使う。
厚生労働省の国民生活基礎調査(13年)によると、国民の手取り所得を順に並べた時の真ん中の半分が122万円で、これを下回ると貧困状態とされ、市はおおむね122万円未満の人を支援対象としている。
この線引きをめぐっては異論もある。
ある福祉関係者は「貧困ラインで支援対象から外された人が民間のフードバンクに流れている」と指摘し、「120万円で暮らせると思いますか」と疑問を投げかける。
市担当者は「本当は基準など設けたくないが、行政としては税の公平性を無視できず、やむを得ない」と苦しい胸の内を明かす。
〔◆平成29(2017)年2月11日 朝日新聞 東京朝刊地方版〕 
コープぐんま:太田市とフードバンク提携 来月から食品無償提供 /群馬
生活協同組合コープぐんま(梅沢義夫理事長)は9月から、フードバンク事業に取り組む太田市に食品提供で協力する。
コープぐんまの新井店(太田市新井町)と中野店(邑楽町中野)を窓口に、組合員や来店者から寄せられた食品を、「フードバンクおおた」(太田市熊野町)に無償で提供する。
太田市がフードバンク事業で流通業界と提携するのは初めて。
18日にコープぐんまと太田市が協定を結んだ。
コープぐんまは広報誌やホームページを通じて、組合員らに、賞味期限が2カ月以上残っている食品の提供を呼びかける。
県内全体の組合員は約30万人で、うち新井店約8000人、中野店約9500人。
宅配サービスのコープデリ太田センター利用者は約2万6000人。
梅沢理事長は「初めての試みで、どのくらい集まるかわからないが、まずフードバンク事業を幅広く知らせることが大切。辛抱強く取り組みたい」と話している。
太田市も秋の「スポレク祭」など来場者が多いイベントで市民への周知を図る考えだ。
太田市は、館林市を拠点とするNPO法人・三松会が運営する「フードバンク北関東」から食品提供を受けて今年3月にフードバンク事業を始め、7月までに延べ427人が利用している。
フードバンクは、まだ食べられる食品が在庫調整や返品、販売期限切れなどさまざまな理由で処分される「食品ロス」を減らし、生活困窮者に配布して自立支援の一助とする仕組み。
〔◆平成28(2016)年8月19日 毎日新聞 地方版〕 
群馬・太田市 清水聖義市長 *行政の情報 支援につなぐ
館林市でNPO法人が行っているフードバンク活動を昨年知りました。
捨てられる食べ物を生活に苦しむ人たちにつなぐ、いわば「もったいない」を「ありがとう」に変える取り組みで、非常に分かりやすかった。
ただ、NPO法人に聞くと、食べ物を集配する職員に支払う人件費など運営経費の確保が簡単ではないといいます。
有意義な取り組みなのに、これではいずれ維持できなくなり、生活に困る世帯を救えなくなる。
「ここは行政の出番」と思い、太田市単独で始めることにしました。
太田市でも、2008年のリーマン・ショック以降、生活保護を受ける人が増え、貧困問題が年々深刻化しています。
最も手厚い支援をしなければならないと考えているのは、ひとり親や高齢者の世帯。
中でも18歳未満の子どものいる母子家庭です。
行政としては、生活の窮状を訴えられない人たちを、食べ物の支援につなげなければなりません。
民間団体だけでは、本当に困っている人がどのぐらい、どこにいるのか、正確に把握しづらい。
その点、行政は生活に苦しむ世帯の情報を持っており、個人情報保護の問題に触れない格好で浮かび上がらせ、求められる支援があることを該当者に伝えられます。
行政主導で食のセーフティーネットの仕組みを作り上げたいと考えています。
しみず・まさよし 群馬県太田市出身、慶大商学部卒。
民間企業勤務、学習塾経営などを経て、1979年から太田市議1期、群馬県議3期を務めた後、95年から現職。
現在、6期目。著書に「『前例』への挑戦―自治体はサービス創造産業」などがある。74歳。
◇フードバンク◇
1960年代後半に米国で発祥し、日本では2002年に東京のセカンドハーベスト・ジャパンが始めた。
農林水産省の13年度調査によると、フードバンクは全国に40団体、
このうち、道内では札幌のハンズハーベスト北海道、もったいないわ・千歳、5月にコープさっぽろ、
7月には旭川のNPO法人ピーシーズと苫小牧のNPO法人ワーカーズコープの苫小牧地域の職員らがそれぞれフードバンク活動に取り組む。
昨年11月には全国フードバンク推進協議会が立ち上がり、16県の団体が参加している。
〔◆平成28(2016)年6月23日 北海道新聞 朝刊全道〕 
  太田市が「フードバンク」事業 NPO法人と連携 生活困窮者を支援 今月下旬 新施設プレオープン
【群馬県】食べられるにもかかわらず包装の傷みなどで廃棄される予定の食品を無償で提供してもらい、生活困窮者に配る「フードバンク」事業を、太田市が今月中に始める。
同事業は全国で広がりを見せているが、自治体が主体となって実施するのは珍しいという。
太田市熊野町の旧東部消防署韮川出張所の一階部分を改装し、食品の保存と集配を行う新施設「フードバンクおおた」にする。
個人からの寄付も受け入れる。
取扱品は常温管理、冷蔵・冷凍保存ができ、賞味期限内で未開封の食品。
菓子や米、パン類などを想定している。
配布は原則週二回で、配布期間は最大三カ月としている。
配布対象者は一人親世帯や独り暮らしの高齢者世帯を想定しており、市は市内に計約四千人いると試算している。
市の担当者は「生活保護から漏れてしまっているような困窮者を地域の中で見つけてもらい、支援したい」と話している。
〔◆平成28(2016)年3月5日 東京新聞 朝刊群馬版〕 
所在地 〒373-0025 群馬県太田市熊野町2−8
TEL 0276-25-0611
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