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基町の家

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基町の家

所在地 広島県広島市中区
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子どもたちに寄り添い40年 基町の「ばっちゃん」新たな一歩へ
さまざまな事情を抱える子どもたちに寄り添い無償で食事を提供してきた基町の「ばっちゃん」こと中本忠子さんの新たな一歩です。
時代とともに変わる子どもたちの問題に対応するため「新たな活動の場」を作りました。
【加藤アナ】「こんにちは~」「きれいですね」
【中本忠子さん】「こんにちは」「きれいでしょ」
広島市中区基町に完成間近の、新たな「基町の家」。
小中学生を中心にさまざまな事情に悩む子どもたちに提供する新たな「居場所」です。
「ばっちゃん」の愛称で知られる中本忠子さん85歳。
中本さんはこれまで40年間、家庭の事情でご飯が食べられない子供たちに無償で食事を提供してきました。
そんな活動の中でいま、子どもたちのある変化を心配しています。
【中本忠子さん】
「ものすごく最近増えとる。不登校も増えとるし、何が原因か言うた時にコミュニケーション能力が全く無くなったということに尽きると思う」
時代とともに変わる、子どもたちを取り巻く環境…。
最近では、引きこもりやネグレクトなどによってご飯を食べることができない子どもも増えてきているといいます。
そこで、中本さんらのグループは、その状況に対応する新たな「居場所」づくりに取り掛かりました。
【中本忠子さん】「ええじゃろ」「あそこで勉強するんよ」
【加藤アナ】「テーブルも…」
完成間近の活動スペースは倉庫を改装した2階建て。
1階は、ご飯を提供したり個別の相談にのれるスペースにする他、2階には、勉強ができるスペースを設けます。
資金は初めてのクラウドファンディングで、目標額をはるかに超える500万円以上が集まりました。
中には、ある人物からも寄付が届いたといいます。
【中本忠子さん】
「私が以前お世話をした子らがすごく寄付してくれた。結局は『自分らの二の舞を出さんといてよ』という言い方ね」
(Q中本さんがこれまで活動してきてそれによって何か救われた人たちが次の世代に?)「そう、託す。ものすごくありがたい」
新たにできる基町の家は今月15日に完成予定で12月初め頃から子どもを受け入れることができるよう準備が進められています。
〔2019年11/12(火) テレビ新広島 広島ニュースTSS〕

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