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大阪市立西淡路小学校

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大阪市立西淡路小学校

所在地 大阪府大阪市東淀川区
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子ども食堂:朝食も 早起き効果、全国広がり 小学校で提供「親も安心」大阪・東淀川
子どもたちに無料や低価格で食事を提供し、貧困対策や居場所づくりにつなげる取り組みとして全国に広がった「子ども食堂」。
これまでは夕食をふるまう食堂が多かったが、朝食を提供する動きが出てきた。
早起きの習慣が身につくなど、生活リズムの改善で成果を上げている事例もある。
「おはようございまーす」
大阪市立西淡路小学校(東淀川区)の家庭科室。
始業1時間前の午前7時半になると、ランドセルを背負った子どもたちが三々五々集まってくる。
地元のボランティアの女性たちが運営する子ども食堂「朝ごはんやさん」で朝食を取るためだ。
わいわいとタケノコごはんや卵焼きをほおばり、食べ終えて宿題に励む姿も。
6年生の男児(11)は「友達と食べられて楽しい」と笑顔を見せた。
始業時間が近づくと、それぞれの教室に向かう。
朝ごはんやさんは、朝食をしっかり食べて学力や体力の向上につなげてもらおうと、昨年11月に始まった。
月水金の週3回、バランスを考えた朝食を50円で提供する。
当初20人ほどだった利用者は、30人以上に増えた。
今春からは隣接する市立淡路中の生徒も加わった。
発起人の表西(おもにし)弘子さん(71)は「学校で開いているので、親が安心して通わせられる」と説明する。
子どもたちには変化の兆しがある。
3月、利用者の児童にアンケートすると、66%が「朝早く起きるようになった」と答えた。
堀尾浩行校長(54)は「遅刻がちだったのが、きちんと登校できるようになってきた子もいる」と手応えを語る。
全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で朝食をとる習慣のある子どもほど学力が高い傾向が出ていることもあり、朝食を提供する子ども食堂は、少しずつ広がっている。
愛媛県今治市では、地元の総菜店が昨年10月から、毎日朝食を提供する「ハッピーこども食堂」を開いている。
鹿児島市でも先月、元航空会社員の男性(65)が居酒屋を借り、1食100円で始めた。
食堂ではなくても、食材を提供して朝食摂取を手助けする動きもある。
シリアル販売大手「日本ケロッグ合同会社」(東京都港区)は昨年3月から、都内4カ所で夜の子ども食堂を運営するNPO法人「豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」にシリアルを提供し、子どもたちに配ってもらっている。
同社は「朝食の大切さを一人でも多くの子どもに知ってもらいたい」として、他の子ども食堂への提供拡大も検討している。
集中力もつく 新潟県立大の村山伸子教授(公衆栄養学)の話 
朝食と集中力には密接な関係があり、毎日取ることが望ましい。
資金や人手に限界のある「子ども食堂」で毎日提供するのは難しいかもしれないが、月に数回でも、集中力の高まりや充実感を子どもたちに体験してもらうことで、自宅で主体的に朝食を用意するなどの習慣化につながる可能性が期待できる。
〔◆平成29(2017)年5月22日 毎日新聞 大阪夕刊〕

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