常総市立水海道中学校夜間学級

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常総市立水海道中学校夜間学級

水海道中学校夜間学級で入学式
4月7日、水海道中学校夜間学級で入学式が行われました。
この夜間学級は、さまざまな事情で義務教育を十分に受けられなかった方や外国籍の方の学び直しの場として昨年、県内初の夜間中学として開設されました。
今年は、10代から50代の新入生15人が入学式に臨み、式では新入生を代表して、バングラデシュ国籍のハメド・モハンメド・ファランさん(16歳)が
「独学で学習していましたがきちんと学びたいと思い入学しました。一生懸命学びます」と誓い、15人の新入生は夢に向かって新たなスタートを切りました。
〔広報常総 2021年5月号〕

県内初の公立夜間中学を開設
6月2日、水海道中学校で、夜間学級の開級式および第1回入学式が執り行われました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、1カ月半遅れとなりましたが、新入生20人の新たな門出を祝いました。
水海道中夜間学級は県内初の公立の夜間中学で、全国では34校目となります。
新入生は10代から70代までの国籍や年齢もさまざまな生徒たちが「もう一度学び直したい」という強い思いを胸に新たな一歩を踏み出しました。
〔広報常総 2020年7月号〕

県内初の公立夜間中学を開設
6月2日、水海道中学校で、夜間学級の開級式および第1回入学式が執り行われました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、1カ月半遅れとなりましたが、新入生20人の新たな門出を祝いました。
水海道中夜間学級は県内初の公立の夜間中学で、全国では34校目となります。
新入生は10代から70代までの国籍や年齢もさまざまな生徒たちが「もう一度学び直したい」という強い思いを胸に新たな一歩を踏み出しました。
〔広報常総 2020年7月号〕

北関東初の夜間中学が今月、茨城県に誕生した。
「常総市立水海道中学校夜間学級」として当初は4月開校予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期した開校のセレモニーを今月2日に行った。
ブラジル国籍の9人を筆頭にフィリピンとペルーが各2人、ネパール1人、日本人は6人。
1期生20人は国際色豊かだ。石塚邦彦教頭は「10代から70代まで幅広い世代が集まり、真剣に学ぶ姿は胸を打たれる。
教職員も生徒の学びたいという気持ちに、しっかり応えていきたい」と話す。
〔2020年6/22(月) 上毛新聞〕

《論説》茨城県内初の夜間中学　誰も取り残さない教育を常総市
常総市立水海道中学校に4月、茨城県内初の夜間中学(夜間学級)が設置された。
本来なら、きょう15日に入学式が行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期された。
今後、入学式が行われれば日本人と外国籍の生徒を合わせた20人が入学する予定だ。
夜間中学は戦後、生活困窮のために昼間に働く少年や少女らのために誕生し、多いときは全国に80校以上あった。
近年になって再評価され、いじめなどを受けてほとんど授業を受けずに中学校を卒業した「形式卒業者」に門戸を開いた。
さらに、在留外国人が増える中で、義務教育を終えずに来日した人の勉強の場としても需要が高まっている。
文科省も全都道府県と政令市で設置を目指し、新設を検討する自治体を支援。常総市も含めて10都府県で34校になった。
常総市が夜間中学を設置した背景には、人口約6万3千人に対して外国籍の住民が約5400人と人口に占める割合が非常に高いことがある。
市教委は「外国籍の人も含めた教育の機会の確保が必要だった」と話す。
入学する生徒は10代から70代までと幅広い。
女性が14人、男性は6人。国籍別では日本6人、ブラジル9人、ペルーとフィリピンが各2人、ネパールが1人。
外国籍の生徒は十分な教育を受けられないまま来日した人も多く、日本語の習熟度などに応じて五つのコースに分けて学習を進める。
生徒たちの志望動機はさまざまだ。
現場の教員は「不登校を経験して十分に学べなかったといまになって振り返る方が学びたいとあらためて思い、こちらの学校の門をたたいた人がいる」と語る。
外国籍の人の志望動機もさまざまで、40代のブラジル人男性は本国では中学を中退し、「日本で育った娘との意思疎通が十分にできない」との悩みを抱え、「日本でこれから生活していく上でこのままではいけない」と感じて入学を希望したという。
こうした外国籍の人にとっての夜間中学の意義について、多文化共生を専門とする茨城大学の横溝環准教授は「生活していく上で言葉は大事。それは生きる力。日本語が話せるようになりたいという人にとって夜間中学の意義は大きい」と指摘。
日本人にとっても「いろんな人がいることを学ぶ場になる」と語る。
常総市以外でも外国籍の市民が増えていることから共生社会を築く上でも「誰一人取り残さないために学習する機会をつくり、多くの人に支援してほしい」と話す。
教育学が専門の茨城大大学院の生越達教授も不登校などで学べなかった人にとって「勉強だけでなく、社会や人について学び直すにはいい」と可能性に期待する。
だが、学校側が管理を強めて一律的な教育内容を求めすぎると「夜間中学本来の良さを失わせることにつながりかねない」と警鐘を鳴らす。
いじめなどで傷ついてきた生徒のことも考えれば「一人一人の生徒が自分らしく学べ、大切にされる教育が必要」と説く。
一度や二度の挫折を経験しても何度でもやり直しができる社会でありたい。
学び直したいという情熱さえあれば、いつでも門戸が開かれる社会でありたい。
そこで求められるのは学ぶ意欲を持った生徒一人一人に寄り添い、取り残さない教育だ。
夜間中学は、そのための試金石となろう。
〔2020年4/15(水) 茨城新聞クロスアイ〕

県内初!2020年4月 常総市に夜間中学ができます
夜間中学(正式名称は「中学校夜間学級」)は、現在、9都府県に計33校が設置されています。
国では、各都道府県に1校以上の設置を目指していますが、県内にはまだ夜間中学がありません。
市では、幅広く就学の機会を提供するため、水海道中学校校舎を利用して夜間中学を設置するために動き出しました。
◆夜間中学の特徴
授業時間が夜であること以外は、昼間の中学校とまったく同じです。
・授業料は無料です。
・外国籍の方も入学できます。
・週5日間、毎日午後5時30分ごろから9時ごろまで授業があります。
・昼間の中学校と同じ教科を勉強します。
・教員は、市立中学校と同じく教員免許を有しています。
◆夜間中学に通う人たちについて
夜間中学は、以下のような方へ就学の機会を提供する場となります。
・義務教育を修了していない方※国勢調査によると、義務教育を修了していない方は、県内で2,842人となっています。
・中学校を卒業しているが、さまざまな理由により十分に学ぶことができなかった方
・外国籍の方などで日本の学校で学びたい方
このようなニーズにこたえるため、生徒一人ひとりの学力に合わせて、分かるところから学べるような授業を行っていきます。
◆入学資格について
今回設置する夜間中学では、16歳以上で、次のいずれかに該当する方を対象とします。
(1)さまざまな理由で中学校を卒業できなかった方
(2)中学校を卒業したが、もう一度学びたい方
(3)外国籍で、在留資格がある方
もう一度学ぶ場がほしい、今からでも学びたい…
そんなあなたの夢を応援します!
問い合わせ：
・入学についての相談… 指導課【電話】内線8310
・入学後についての質問…水海道中学校【電話】23-1250
〔広報常総 2019年6月号 〕