|
|
|
虐待情報の提供
(ページの作成：「{{topicpath | メインページ > ひきこもり周辺ニュース > 事項百科 > {...」) |
|||
| 1行： | 1行： | ||
| − | {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:ひきこもり周辺ニュース|ひきこもり周辺ニュース]] > [[:Category: | + | {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:ひきこもり周辺ニュース|ひきこもり周辺ニュース]] > [[:Category:子どもの虐待のニュース|子どもの虐待のニュース]]｜[[:Category:児童相談所のニュース|児童相談所のニュース]] > {{PAGENAME}} }} |
| − | === | + | ==虐待情報の提供== |
| − | + | ||
'''虐待情報の提供、拒まないで 厚労省が自治体に通知''' <br> | '''虐待情報の提供、拒まないで 厚労省が自治体に通知''' <br> | ||
虐待が疑われる家庭の情報提供を児童相談所が民間に求めた際、「個人情報の保護」を理由に拒否されないよう、厚生労働省が「法律違反に当たらない」とする見解をまとめたことが分かった。<br> | 虐待が疑われる家庭の情報提供を児童相談所が民間に求めた際、「個人情報の保護」を理由に拒否されないよう、厚生労働省が「法律違反に当たらない」とする見解をまとめたことが分かった。<br> | ||
| 20行： | 19行： | ||
〔◆平成29（2017）年3月15日 日本経済新聞 電子版〕 <br> | 〔◆平成29（2017）年3月15日 日本経済新聞 電子版〕 <br> | ||
| − | [[Category: | + | [[Category:子どもの虐待のニュース|ぎゃくたいじょうほうのていきょう]] |
| − | [[Category: | + | [[Category:児童相談所のニュース|ぎゃくたいじょうほうのていきょう]] |
| + | [[Category:日本経済新聞|ぎゃくたいじょうほうのていきょう]] | ||
2017年3月31日 (金) 20:22時点における版
虐待情報の提供
虐待情報の提供、拒まないで 厚労省が自治体に通知
虐待が疑われる家庭の情報提供を児童相談所が民間に求めた際、「個人情報の保護」を理由に拒否されないよう、厚生労働省が「法律違反に当たらない」とする見解をまとめたことが分かった。
小売店や住宅管理会社などに周知するよう、自治体に通知した。
児相が住居周辺や店内での親子の様子などを把握しやすくして、虐待の早期覚知につなげる狙いだ。
児童虐待防止法は病院、学校、児童福祉施設などについて、児相の求めに応じて虐待に関連する情報を提供することができると定めている。
一方、スーパーや集合住宅の管理会社など民間企業は同法に明記されていない。
このため児相が「買い物や飲食などの際に保護者による暴力や激しい叱責がなかったか」「夜間、子供を自宅で何日も一人きりにさせていないか」などと尋ねても、個人情報保護を理由に断られるケースが少なくない。
厚労省が児相に聞き取り調査したところ、「断られた経験があり、依頼するのをためらってしまう」との意見が寄せられたという。
このため厚労省は民間企業からこうした情報の提供が進むよう、「個人情報保護法違反ではない」との見解を初めて示した。
同法は個人情報を提供できるケースとして「児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合」などと定めており、これに該当することが根拠としている。
同省は自治体への通知で、同法違反に当たらない具体的な事例も示した。
集合住宅の管理会社が虐待が疑われる児童や保護者の様子を伝えたり、店員らが目撃した情報を提供したりできるとしている。
児相は防犯カメラの映像の提供も求められるとした。
元児相所長で児童虐待防止協会（大阪市）の津崎哲郎理事長は「社会全体が個人情報の保護に敏感になるあまり、地域で連携して取り組むべき虐待の対応に支障が出ている」と指摘。
「正当な理由があれば提供をためらう必要はないと、周知し続けることが大切だ」と話している。
〔◆平成29（2017）年3月15日 日本経済新聞 電子版〕
