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起立性調節障害

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<HTMLet>meisan_katouzenichirou_01</HTMLet> <htmlet>02_am_morishita_katsuya3_001</htmlet>
  
===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
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===起立性調節障害(OD)===
ページ名[[起立性調節障害]]、、(不登校のニュース) <br>
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<table class="wikitable shousai-table">
'''不登校の克服、医学が後押し 岐阜大教授が漫画出版'''<br>
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<tr>
「不登校の原因となる起立性調節障害について知ってほしい」と話す加藤善一郎教授=岐阜市大学西、岐阜薬科大<br>  
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<th>状態</th>
不登校の原因となる起立性調節障害(OD)への理解を-。岐阜大病院小児科の加藤善一郎教授(53)が、不登校の原因や対策をまとめた「マンガ 脱・『不登校』」を7日に出版する。<br>
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<td>(1)不登校の原因となる起立性調節障害への理解を進めるために、岐阜大病院小児科の加藤善一郎教授が、不登校の原因や対策をまとめた「マンガ 脱・『不登校』」を2018年11月に出版(学びリンク)。<br>
不登校の克服法を教育関係者らが指南する書籍は数多くあるが、小児科医が医学的見地から説明する漫画は珍しい。<br>
+
(2)河内小児科・内科クリニック院長の河内暁一医師(青森県弘前市)は、ODは自律神経がうまく働かなくなることで起こるという。<br>
加藤教授は「ODへの理解が進むことで、不登校に悩む子どもや家族の助けになるとともに、予防にもつなげたい」と話している。<br>
+
朝起きづらい▽体がだるい▽頭痛や腹痛が時々ある--などの症状があり、「体格が急に成長する思春期の子供に多く、中学校ではクラスに1~2人はいるのではないか」と説明する。<br>
加藤教授によると、ODは血圧が安定せず、脳への血流がうまく維持できなくなる自律神経障害で、医師でも正確な診断が難しい。<br>
+
午前中は体調が悪くても、午後から夜にかけて元気になる子もいる。<br>
倦怠(けんたい)感が抜けないため朝に起きられず、夜になると元気になったり、立ちくらみや頭痛を伴ったりする特徴がある。<br>
+
このため、周囲から「怠けている」などと誤解されたり、不登校につながったりするケースもある。<br>
成長期に発症しやすく、周囲からは「怠けている」と誤解されやすいという。<br>
+
思春期の子供にとって珍しくない病気だが、河内医師は「学校の先生でしっかりと理解している人はまだ少ない」と話す。
発症した子どもの多くは睡眠が不規則となり、不登校になりやすい。<br>
+
(3)ODは自律神経の働きが崩れ、体を起こしたり立ったりする時に脳などの血流が低下して発症する。<br>
加藤教授は約15年にわたって不登校に悩む子どもたちを診てきたが、「ODと診断される割合は9割を超えている」と指摘する。<br>
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小学校高学年から高校生に多く、中学生の1割に見られる。そこにコロナ禍が加わり、症状を訴える子どもはさらに増えているという。<br>
投薬や生活習慣の見直しなどで快気する場合が多いことへの理解も進んでいないという。<br>
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大阪医大病院小児科の吉田誠司医師によると、もともとの体質にストレス、運動習慣の変化、天候などが影響して起きる。<br>
漫画では、中学校に入学したばかりの主人公が不登校となり、ODやADHD(注意欠陥多動性障害)を克服して通信制高校に進学する。<br>
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「長期休校と外出自粛により日中の活動量が減ったり生活のリズムが乱れたりしたことに加え、ODの症状が悪化しやすい梅雨や夏の時季に休校明けが重なった」<br>
「体が重い」と訴える主人公を多くの病院が「異常なし」と診断したり、母親が「自分の子育て方法が間違っていたのか」と悩んだりする描写は、いずれも加藤教授の診察経験に基づくという。<br>
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治療によって症状は改善できる。生活習慣を正し、散歩など適度な運動を心掛ける▽水分を多めに取る▽投薬で血圧を上げる-などだ。</td>
漫画では、子どもが自己肯定感を持って生活できるよう、保護者や学校が環境を整える大切さも説いた。<br>
+
</tr>
加藤教授は、子どもが抱く自己肯定感を独自に「だいじょうぶ感」と呼んでおり、「ODを理解し『だいじょうぶ感』を醸成するためにも、当事者だけでなく学校の教職員や医療関係者にも読んでもらいたい」と願っている。
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</table>
出版社は「学びリンク」(東京都)で、作画は漫画家河西哲郎さんが担当。A5判144ページで、税別1200円。
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〔2018年11/6(火) 岐阜新聞Web〕 <br>
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[[Category:ひきこもり周辺ニュース|きりつせいちょうせつしょうがい]]  
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[[Category:|きりつせいちょうせつしょうがい]]
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[[Category:健康のニュース|きりつせいちょうせつしょうがい]]
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[[Category:不登校のニュース|きりつせいちょうせつしょうがい]]  
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[[Category:医療のニュース|きりつせいちょうせつしょうがい]]

2023年6月8日 (木) 23:30時点における最新版



起立性調節障害(OD)

状態 (1)不登校の原因となる起立性調節障害への理解を進めるために、岐阜大病院小児科の加藤善一郎教授が、不登校の原因や対策をまとめた「マンガ 脱・『不登校』」を2018年11月に出版(学びリンク)。

(2)河内小児科・内科クリニック院長の河内暁一医師(青森県弘前市)は、ODは自律神経がうまく働かなくなることで起こるという。
朝起きづらい▽体がだるい▽頭痛や腹痛が時々ある--などの症状があり、「体格が急に成長する思春期の子供に多く、中学校ではクラスに1~2人はいるのではないか」と説明する。
午前中は体調が悪くても、午後から夜にかけて元気になる子もいる。
このため、周囲から「怠けている」などと誤解されたり、不登校につながったりするケースもある。
思春期の子供にとって珍しくない病気だが、河内医師は「学校の先生でしっかりと理解している人はまだ少ない」と話す。 (3)ODは自律神経の働きが崩れ、体を起こしたり立ったりする時に脳などの血流が低下して発症する。
小学校高学年から高校生に多く、中学生の1割に見られる。そこにコロナ禍が加わり、症状を訴える子どもはさらに増えているという。
大阪医大病院小児科の吉田誠司医師によると、もともとの体質にストレス、運動習慣の変化、天候などが影響して起きる。
「長期休校と外出自粛により日中の活動量が減ったり生活のリズムが乱れたりしたことに加え、ODの症状が悪化しやすい梅雨や夏の時季に休校明けが重なった」

治療によって症状は改善できる。生活習慣を正し、散歩など適度な運動を心掛ける▽水分を多めに取る▽投薬で血圧を上げる-などだ。
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