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高齢親家庭のひきこもりへの訪問方法

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高齢親家庭のひきこもりへの訪問方法

高齢のお母さん(Kさんとします)から「息子と二人でそちらに行けないかといつも思っています」という連絡がありました。
私は、電話で「自宅か近くまで私が行きます」と伝えました。
そこでKさんから返ってきたのは、「本人の部屋に入るんですか?」というものでした。
これまでのいくつかの例を思い返してみました。
そのうち電話で答えたのは「本人には私が来て話したいと言っている。しかし、いつ来るのかは伝えなくてもいいでしょう」です。
これは以前のTくんの例によるものです。
訪問活動を始めるとき私なりにある定式をつくっています。
◎引きこもり生活者への訪問活動 http://urx.cloud/KrEB
Tくんの場合もこの定式に沿ったやり方だったのです。
しかし、いつ私が自宅に来るかをお母さんはTくんに伝えていませんでした。
Tくんにとっては私の訪問は突然でしたが、自宅訪問にくるのは事前に了解していたことです。
そこで私は「今日はどうしようか、すぐに帰ってもいいけど…」と持ちかけました。Tくんは「今度にして」と返してきました。
1週間後から定期的にTくんへの訪問が始まりました。
事実上の1回目の顔合わせのハードルが少し低くなったのではないでしょうか。
さてKさんの問いかけは、自宅にきて本人の部屋に入るのか、それとも別なのか…を確かめる主旨です。
これまでは食卓のある場所が比較的多かったと思います。
ご家庭の様子はさまざまで食事をする部屋が居間になっているところは多いのです。
そのなかで本人の部屋は少なく、Tくんの場合は初めからそうなった例外でした。
Kさんの問いかけにTくんの場合が浮かんだのは、〈本人の部屋〉というところだと思います。
Kさんと息子さんは平穏に生活しています。言い換えますと膠着状態ともいえます。
それだけにこの状態がさらに続きそうです。
実はこういう状態のひきこもり家族は少なくないのです。
その状態に一石を投じ波紋を起こそうとするわけです。さてどうなるのか…。
訪問活動の定式変則形が広がるかもしれません。
〔2018年6月9日〕

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