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(3)いじめに対する社会的対応の変化

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(3)いじめに対する社会的対応の変化

不登校情報センターに通所していたひきこもり等の経験者の多くがいじめを受けていました。
全員から聞きとったわけではありませんが、おおよそ3人に2人以上と推測します。
内容や程度はさまざまで仲間はずしや言葉によるもの、見下げた扱いをされた…ことが多く、暴力的なものは少ないと感じます。
いじめを受ける・受けやすい子どもには虐待を受けた体験がある程度は関係します。
またいじめを受けた後遺症状としてひきこもりにつながりやすいこと、この2点は認めてもいいと思います。
いじめのうち深刻なものは自殺につながります。
30年前に東京郊外の中学生女子の自殺をきいて、遺族の自宅を訪ねたことがあります。
学校では箝口令が敷かれ、なかったこと、早く忘れ去られる対応がされていました。
他の生徒の進学に悪影響が及ばないようにすると聞いて驚いたものです。
私は、ここではいじめに対する社会的対応を考えています。
この当時に比べると対応は変わりました。
2013年にいじめ防止対策推進法ができ、文科省はいじめを広く認めるように勧めています。
2021年の小中高校・特別支援学校でのいじめの認知件数は60万件を超えました。
「ないこと・なかったこと」にしてきた隠ぺい体制からの変化です。
しかし、隠ぺいがなくなったとはいえません。
気になるのは、いじめが大きくとり上げられてから子どもの間での「けんか」が消えました。
「けんか」はいじめの中に吸収されたのでしょう。
いじめを受けた生徒の自殺につながる怖れがあれば「重大事態」とされ、学識者や弁護士を含む第三者調査委員会が設置されるようになりました。
社会的対応としてみれば、学校側の積極的認知、調査委員会の設置という、いわばハード面に近い制度が整ったわけです。
それでも重大ないじめ事件やいじめ自殺は続いており、より生徒側に近いところでのソフト面の対応が求められます。
いじめを受けた後遺症状への対応も必要です。
私は編集者の時期に『「いじめ」の発見・防止・克服のてびき』(あゆみ出版『子どもと教育』1985年12月臨時増刊号)という本の編集担当をしました。
学校現場の教師陣が具体的に示したものですが、改めて読み返してみると、それがソフト面での社会的対応の内容だと理解できます。
もちろん最近版は求められますが……その中心には機械や制度ではなく人間になるのは間違いないでしょう。
この対応内容はひきこもりの対応にもつながるのです。
いじめへの基本的な対応とは、教育全体の内容を問い、社会全体の改革につながることです。
子ども世界のいじめは、教育や社会の全容が分かりやすく極端に現れるのです。

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