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Center:2009年10月ー不登校の予後(元原稿)

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(〔1〕予後の状態は原因と支援過程に関係する)
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* 【出典。不登校情報センター編『登校拒否とカウンセリングルーム』桐書房、2000年、202ページ。<br>
 
* 【出典。不登校情報センター編『登校拒否とカウンセリングルーム』桐書房、2000年、202ページ。<br>
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不登校を経験した子どもが多数登校を始め、高校に進学しています。<br>
 
  
 
それでも私には到達した現実は、自立に向かう面からみるとかなり厳しいものがあると判断しています。<br>
 
それでも私には到達した現実は、自立に向かう面からみるとかなり厳しいものがあると判断しています。<br>

2024年3月26日 (火) 22:58時点における版

目次

不登校の予後〔元原稿〕

〔小論は『不登校・いじめーその背景とアドバイス』(小児科臨床ピクシス15、中山書店、2010年4月発行)に寄稿したものです。
出版においては文体その他が編集の統一の観点から変わっていますが、ここでは2009年9月に編集部に渡した当初の原稿を掲載します。〕

〔1〕予後の状態は原因と支援過程に関係する

不登校の予後の状態は、本人の気質や性格特性に大きく影響されます。

他方では不登校に至った原因や対応過程、支援者との関係にも左右されます。
医療関係者もここでは支援者の範囲になります。
不登校の直接的な原因のなかでは、いじめを含む友人関係、教師との関係や受験の心理的負担、家族関係、気質・性格特性に起因する発達障害領域の停滞が重要なものです。
ところで不登校の支援者のなかでは「原因追究をしない」点が重視されます。

それは原因がないからではありません。
子どもには心の状態をうまく説明できない、親は子どものいうことがなかなか理解できない、支援者は専門領域の視点からの判断をしやすいのです。
しかも「学校に戻る」という結果を求めるので、子どもを追い詰めやすくなります。
「原因追究をしない」のは、この複雑さを回避する対策になっています。
しかし、不登校への対応、医療における治療過程は、この原因の解消と結びついていないと改善せず、逆にこじらせる事態を招きます。
医療においては心身症状の治療が欠かせませんが、別表に見られるように、不登校(登校拒否)の状態像を受けとめて対応しているところが少なくありません。
心身状態だけではなく背景事情を見ていく姿勢を含んだものであり、理にかなっています。
しかし、医療の範囲を超える原因を十分に把握しているとは判断できません。

*【別表】医療機関は不登校にどんな病名をつけているのか
 

登校拒否・登校拒否症 135 神経症 88
腹痛・胃炎 39 心身症 37
不登校・学校不適応 35 頭痛・偏頭痛 32
心因反応 27 自律神経失調症 27
思春期危機・適応障害・
人格障害・行為障害
24 過敏性腸症候群・下痢 23
抑うつ・倦怠感 21 起立性調節障害 17
食欲不振・摂食障害 17 喘息・過呼吸 13
不眠・睡眠障害 発熱
登校拒否・登校拒否症 135 神経症 88 腹痛・胃炎 39
心身症 37 不登校・学校不適応 35 頭痛・偏頭痛 32
心因反応 27 自律神経失調症 27 思春期危機・適応障害・
人格障害・行為障害
24
過敏性腸症候群・下痢 23 抑うつ・倦怠感 21 起立性調節障害 17
食欲不振・摂食障害 17 喘息・過呼吸 13 ① 不眠・睡眠障害
②発熱
①②
各 6

* 【出典。不登校情報センター編『登校拒否とカウンセリングルーム』桐書房、2000年、202ページ。
「数字は回答のあった医療機関数であって、受診者の身体症状の割合が反映されているわけではありません。」】

こじれる場合は、意図しないまでも重要な背景事情を置き去りにしているためです。

例えば、再登校を強いる、対人関係がうまくいかない状態を軽視する(自閉傾向や不安の強い子どもには心理的な負担が大きい)、家庭内暴力(虐待など)があるのに医療や対処の範囲外のことにしている。
このような対応が事態を悪くし、予後不良につながります。
子どもの成長の支援(心身の治療を含む)は、医療職では医療から入り医療を超える対応を求められます。
それは教育も、心理も、福祉も、さらに就業支援においても、各領域の専門職に共通に求められる姿勢です。

〔2〕予後の状態像のさまざまと理解

予後とは医療においては転帰が治癒・軽快のあとの状態でしょう。

しかし、その状態が安定的に続くとは限りません。
中学校を不登校のまま卒業し(高校への進学や中退などを含めて)、治療関係が継続になるもの・ならないもの全体を「不登校のその後」として、ここでは予後に扱います。
その状態を大きく3つにわけてみます。

(1)予後良好の実例

①「不登校を経験したのは、自分にとり必要なことでした。
いまの自分があるのは不登校を経験したからです」と不登校経験を肯定的に受けとめています。
②家族からのことばで「子どもが不登校になったことが家族の不正常な関係を気付かせ結局はよかった」というものです。
支援者の目標はここに向かい、家族の信頼、特に子どもとの信頼関係をつくることから始めようとします。

改善の内容には、子どもの気持ちや状態を親が理解しようとする姿勢、友人関係が保てるある程度の自己肯定感を育てることです。
十代の子どもで予後がよいのは、再登校や高校進学を伴うことが多いので、それを目標にした対応・支援になりやすくなります。
そこを見ず、子どもの成長や家族の変化を後回しにするとこじれる原因になります
。 予後良好の場合であっても、子どもが自立に向かい、社会に入っていくには新たな課題があります。

社会に入る力は〝上から目線〟の必要なものを植え付けていくのではなく、子どもの気質・性格特性、興味・関心・特技をどのように生かし、伸ばしていくのかの視点が必要です。
これは予後良好の人にとっても重要です。

(2)予後不良の実例

①子どもと親の接触や会話がなくなり、引きこもり状態になります。
このばあいは支援者との接触、医療機関への受診(治療関係の設定)さえしばしば困難になります。
②自傷(リストカットなど)、摂食障害、大量服薬などの〝問題行動〟や不眠を繰り返します。
自分と周囲の事態に向き合えず(その力が育っていない)、感情抑制的な対処と感情の小爆発とみられます。
その行為が新たな問題をつくりやすくし、ときには対人関係づくりを難しくします。
引きこもりと予後不良をここで扱うには範囲を超えていますが、後述の自立に向かう対応方法には共通するものがあります。

(3)不登校状態の継続

うえの予後良好と予後不良のあいだ、むしろ多数をしめるのが中学校時代の不登校状態を〝引きずっている〟ような状態です。
小学生や中学生では、友だちがほしい、学習の遅れを取り戻したい気持ちがあります。
十代の子どもは本人も家族も高校進学・卒業を意識しています。
それでいながら行動に移せる安定がありません。
日常的には飽きやすいなどの性格の問題、ゲームばかりを続ける生活習慣の乱れにみえます。
しかし、友人との関係の不安定さ、対人関係を通して育つ自己肯定感の不足が行動に移れない基本問題になっています。
家族が相談先探し、医療機関やカウンセラーへの受診をすすめるのはこのときです。
家庭教師(またはメンタルフレンド)、フリースクール(対応できる学習塾)などを探し、家族以外の支援を求める状態です。
適応指導教室に相談・利用し、不登校の親の会に集まり、不登校・中退の進路相談を求めるのもこの人たちです。
しかし、予後継続の子どものいる家族で、このような関わりを持つのは全体からみれば少数です。

相談先施設の対応や体制が十分ではない、利用経費の負担が大きい、親自身が時間をとり動かなくてはならない、効果的な変化がすぐに現われないなどが、関わる人の少ない理由です。
さらに家族で責任を持とうとする気持ち、医療を含む専門職への不安感も外部支援を避ける重要な理由です。

〔3〕予後から自立に向かう過程

(1)不登校の予後状態を示す手紙

不登校経験者のその後(予後良好・予後不良にも共通する)みられる十代後半の状態を表わす手紙を紹介します。

「私は19歳の女子です。
中学校1年生の時から人間関係がうまくいかなくなりました。

もう行きたくないと言ったら先生に無理やりつれていかされてものすごくショックでした。
中学3年生の時の同じクラスの子にいやがらせをされてから学校に行かなくなりました。
それまではなんとかがんばったんだけど。
それから定時制の高校に入ったんですが人が怖くてやっぱりすぐにやめてしまいました。
専門学校に行ったりバイトもしてみたんですが気持ち悪いとか暗いって言われたりしてどっちもすぐにやめちゃいました。
そういう自分が情けないです。
毎日、家の中で生まれなきゃよかった、死にたいと思って一人で泣いていました。
まわりの人は働いたり学校に行ったりしているのに、自分は何をしているんだろうと考えると、自分はすごく何の役にも立ってないと思うんです。
だから友だちをつくってその人の役に立ちたい、自分もその人がいるから生きていけると思えるような人ができたらすごくうれしいです。
自分のことをわかってくれる友だちがいて、恋人がいて、仕事がちゃんとできるようになったら本当に本当にしあわせです。
だれか私と友だちになって下さい」。
【脚注。この女子は、ニート、無業者になり、家事手伝いという都合のいい呼び方もあります。
就職に及び腰の求職者、受験に集中できない進学希望者ともいえますが、それらは本人の意識ではありません。
本人は人生模索中といいます。】

状態は一人ひとり違いますが、中学時代の不登校を〝引きずっている〟予後状態をイメージできるでしょう。

しかし、ここまででは状態と経過がわかるだけで原因がわかったとはいえません。
「原因探し」とは違う方法で原因を探すのです。
子どもを追求する形ではなく、子どもとの信頼関係づくりから始めます。
治療者・支援者は子どもを見る以上に子どもから見られる立場にあります。
どこまでわかろうとする人なのか、どこまでわかる人なのかを観察され、子どもはその程度において成育歴のエピソードを話します。
ときには目の前で振る舞い、からだの状態として表現します。
より信頼できる人により深い真実を示すのです。
これが原因にせまっていく方法です。
これは職務や権威では超えられません。
私の経験では相当に子ども側の依存を受けとめる気持ち(子どもの状態に降りていく感じ)が大事です。

(2)支援方法の発展と現状

不登校および中退者、引きこもり経験のある子どもをまず受け入れ始めた支援者は、子ども一人ひとりに対応しつつ、親の相談をしていた学習塾や家庭教師、心理相談員です。
これらの支援者に、はじめから不登校の子どもへの対応方法が用意されていたのではありません。
親たちの切実な要望のなかで支援者の試行錯誤の実践が生み出され、理論化と定式化がされました。
何らかの教育論の具体化、取り組みの蓄積と改善、福祉など別分野の方法の導入、思いつきや名人芸の一般化などにより対応方法ができました。
それらはフリースクールや通信制サポート校を自称しはじめ80年代の終わりごろにはある程度の広がりをもつ運動になりました。

【脚注。90年代の終わり以降は、通信制サポート校と通信制高校が広がり、大学検定資格が高卒認定資格に変わるなど制度も変わりました。
高校教育を受けさせようとした親たちの関わりや不登校を受けとめようとした社会的な力が働いた結果です。】

この時期の運動の到達点は親の会、相談室、フリースクールの3つの要素が単一体またはネットワークとしてできたことです。

少し遅れて不登校と引きこもり経験者による自助的なグループ、フリースペースがここに加わります。
このネットワークには教師や心理士の参加が多く、医師や宗教者の参加も少しはありました。
これらのネットワークを構成する支援団体の理念や方法論にはいくつかの共通点があります。
①子ども一人ひとりの状態を理解し、課題を明確にしようと取り組んでいきます。

②人間関係ができる力を育てるのが基礎であり、その前段にあたる未成熟や依存性からの出発とその成長を図り、人と関わる機会をさまざまなレベルと方法で企画しています。
③生育過程のなかで強まった自己否定感覚を、子どもの得意分野や実体験を通して自己肯定感や自信につなげ、その子なりの積極性を伸ばしています。
いろいろな分け方や視点もありますが、私はこの3つを重要点にあげておきます。

そうして広がったフリースクールや通信制高校などの実践や方法は、不登校や中退者の現実にあっているのでしょうか。
上記3点を含めてさまざまな成果が報告されています。
不登校を経験した子どもが多数登校を始め、高校に進学しています。

それでも私には到達した現実は、自立に向かう面からみるとかなり厳しいものがあると判断しています。
通信制高校在籍18万人のうち6.3万人が年間1単位も取得していません。
通信制高校卒業生の4割が「何もしていない」、すなわち進学・就職・職業訓練をしていないのです。
ある程度の同じ傾向は定時制高校や全日制高校の卒業生にも進行しているとみられます。

*【脚注。総務省統計局第57回日本統計年鑑(2008年)第22章7「高校通信教育(公立、私立)」によると
2007年度に通信制高校の在学生182595名のうち、「1科目以上の単位習得者」は、119555名です。
残りの63040名がこの人数です。】

*【脚注。文部科学省「平成21年度学校基本調査速報」の「調査結果の概要(初等・中等教育機関、専修学校、各種学校)」では、通信制高校の卒業者43千人。
進学者、就職者、職業訓練施設に進んだ以外の者18千人、40%強をしめます。
調査数自体が概数で実態把握の困難さを示しています。】

この状態は不登校経験者を受け入れているフリースクールや通信制高校の無責任や努力不足ということはできません。

社会的な環境として子ども・青年が生きる条件が脆弱になっており、通信制高校や不登校体験者にはこの状況が顕著に表われているのです。
重病者の多いときは治癒困難な人も多いと例えられるでしょう。

30年余りにおよぶ不登校の子どもの支援に関わる親の会、相談室、フリースクール、通信制高校などの支援・援助の成果の乏しさを指摘するよりも、
教育の、心理の、福祉の、そして医療や就労支援の実例において光る取り組み方法や考え方を評価したいものです。

それは小さくもなければ貧弱でもないでしょう。

(3)同世代復帰と自立

不登校の経験者が人間関係をつくり、社会に入っていく過程は支援者のところで観察されます。
支援者・支援団体の取り組み、不登校体験者の個別の特色はいろいろな報告に出ています。

ここではフリースペースで見られる総括的な内容を紹介します。
① フリースペースには我慢しやすく傷つきやすい人、我慢できにくく攻撃しやすい人、周囲の人の気持ちがわからず自分中心になる人、
周囲の人の気分に関心が向き自分を見失いやすい人など極端な気分や行動になりやすいいろいろな傾向の人がいます。

これが体験者の集まるスペースです。
「同じ体験をした人が集まり理解してもらえる」というのは、半分は当たっていますが、半分は見当違いでときには期待はずれや落胆の原因になります。
この場の設定は支援者の仕事です。

② 体験者同士はフリースペースのなかで、それぞれのしかたで自分を表現します。

自己紹介、最近の出来事あたりから始めます。
無表情もまた表現の一種です。
意識はしないかもしれませんが、育ちそびれていたものを相手のなかに見、自分に照合します。
人の中に一緒にいた、人と話ができたのが嬉しく、充実感になります。
また劣等感と優越感、敗北感や攻撃感、共通性と違和感、親しさや嫌悪感が、各人それぞれの姿でわいてきます。
かなり長い時間を通して(数か月から3年程度ですが個人差は大です)「だれとも全員に親しくはなれなくてもいい」という感覚に到達します。
それが「自分はこういう人間だ」と肯定的に思える感覚にもなります。
対人関係に好き嫌いができるのを肯定的に受けとめられるのです。
それは親しめる人、趣味や波長の合う人と出会ってわかることのようです。
やがて親しい人同士がスペースの外で会うなどの友人関係に進みます。
この過程を「(心の)修行」とある体験者が表現しました。

【脚注。支援者はスペースの安全な状態を確保しますが、なるべく介入しないことです。

同世代の体験者のなかで自己成長力または自然回復力を引き出す姿勢です。
日常生活、得意分野、家族の関係など自分から話していく内容をきき、気質・性格特性ときには症状の有無を観察します。
ここは個人の成育歴や状態を細かく把握する場ではありません。
自然に表現できる程度を伸ばすことがねらいです。
支援者は交流の交通整理役です。
体験者は受身になりやすいので、あらゆる形で表現するのを待ち、機会を設定していきます。
私の経験では話すように促がすよりは環境づくりが役割の中心になります。】

以上が体験者にとっての総括的なフリースペースの役割です。

① 参加者が自分の感覚を閉ざす、逆に強く感じすぎる経験をしながら、周囲から受けとめられ、自分で受けとめる訓練の場です。
②感情の表出と抑制を自然にコントロールし、人前で表現する修行の場になります。
頻繁に参加する状態で2年から3年で〝卒業〟になります。
〝卒業〟とは、穏やかに安定して人と関われる状況になるというこの場の課題に到達したという意味です。
③この感覚や感情を本人が意識することもありますが、それをことばで表わすことは求めなくていいでしょう。
体験者が自分から話してくることはあります。

* 【脚注。ことば表現のしかたや巧拙は、必ずしも到達程度とは一致しません。】

これらが学校や社会に入るとき、自分を保ちながら、表現できる力になります。

数人の親しい友人関係ができていればこれらの条件や期待に応えられることが多く、社会参加の一応の達成とみることができます。
できないときは他の背景を考えなくてはなりません。

* 【脚注=他の背景。強い被害経験、家族内の共依存関係を含む精神障害領域の内容です。
不登校情報センターは医療機関ではないので、これに当てはまる例は少ないです。】

この過程には一般的な完成はないでしょう。

その途中の段階で体験者の現実的な条件、家族の期待、本人なりの納得があれば、学校復帰、就業などが可能になります。
この到達のしかたには男女差があります。
この差は思春期以前から少しあるのですが、思春期以降は顕著になります。
男性は「人との関係のなかで自分を理解すること」、
同世代の小グループ・数人の友人関係ができ、自分のポジションや役割を実感できると肯定感が安定してきます。
女性は「人との関係のなかで自分を理解されること」、
したがって自分を維持しながら個人的に親しくなれる人が現われ、自身を受けとめられる状態で肯定感が高まります。

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