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Center:2010年7月ー情報収集実務も通常業務に加える準備

提供: 不登校ウィキ・WikiFutoko | 不登校情報センター
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(情報収集実務も通常業務に加える準備)
 
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==情報収集実務も通常業務に加える準備==
 
==情報収集実務も通常業務に加える準備==
 
―ワークスペースの取り組みを広げる
 
―ワークスペースの取り組みを広げる
〔2010年7月〕<br>
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〔2010年7月執筆、『ひきコミ』2010年8月号=第81号に掲載〕 <br>
  
 
(1)情報入手用の基本データを整理<br>
 
(1)情報入手用の基本データを整理<br>
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先月は「創作活動を社会参加の手がかりに〔企画案〕」として、今後の不登校情報センターの取り組み方向を、特に助成申請の応募書類を説明する立場からまとめてみました。<br>
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今月、というよりも7月に入ってから具体的に取り組んできたことは、不登校情報センターの通常業務というべき、情報入手の取り組みとその事務書類の整理でした。<br>
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情報入手は、新年度に入ってからのスクール関係の情報更新が中心になります。<br>
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合わせて相談室関係、就労支援団体、訪問活動、留学機関の情報更新および新規団体に情報提供の依頼をしました。<br>
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これらの依頼への回答は相当量あり、その処理作業が続いているところですが、回答は十分ではありません。<br>
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通常の回答は依頼の2~3割程度ですから特に低いわけではなく、これまでの回答率のなかでは、むしろ高い方に入るでしょう。<br>
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不登校情報センターとホームページの信頼性はかなり高くなっていると判断できます。<br>
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いずれにしても回答到着はまだ途中です。<br>
  
 先月は「創作活動を社会参加の手がかりに〔企画案〕」として、今後の不登校情報センターの取り組み方向を、特に助成申請の応募書類を説明する立場からまとめてみました。<br>
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この作業の重要な一面は、ホームページ上で掲載する情報の背後にある情報機関の実務に入ることです。<br>
 今月、というよりも7月に入ってから具体的に取り組んできたことは、不登校情報センターの通常業務というべき、情報入手の取り組みとその事務書類の整理でした。情報入手は、新年度に入ってからのスクール関係の情報更新が中心になります。合わせて相談室関係、就労支援団体、訪問活動、留学機関の情報更新および新規団体に情報提供の依頼をしました。
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7月は事務的作業をするための基本データを抜本的に改変しました。<br>
 これらの依頼への回答は相当量あり、その処理作業が続いているところですが、回答は十分ではあり ません。通常の回答は依頼の2~3割程度ですから特に低いわけではなく、これまでの回答率のなかでは、むしろ高い方に入るでしょう。不登校情報センターと ホームページの信頼性はかなり高くなっていると判断できます。いずれにしても回答到着はまだ途中です。<br>
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不登校情報センターの主な役割は支援団体の情報提供です。<br>
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ところが情報提供をするためには情報集め(情報収集)をしなくてはなりません。<br>
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この情報収集の元になるデータをどの程度把握しているかが、情報提供の質量をきめる基本的な能力です。<br>
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これがなければ情報提供は底の浅いものになります。<br>
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実に大量にあります。<br>
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大量にあるとは不明瞭なもの、輪郭のはっきりしない掲載以前の確認を必要とするデータが多くあることです。<br>
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その意味で大量すぎて扱いにくく、継承するのが難しいのです。それを引継ぎ可能な程度に整理を進めたものと理解してください。<br>
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7月に取り組んだのは、この情報収集という事務的な作業をするための基本データの作り直しでした。<br>
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この部分もいずれは何らかの方法で引き継げるようにしておかなくてはならないのですが、それに着手したことになります。<br>
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未完成ですが相当に進みました。<br>
  
 この作業の重要な一面は、ホームページ上で掲載する情報の背後にある情報機関の実務に入ることです。7月は事務的作業をするための基本データを抜本的に改変しました。不登校情報センターの主な役割は支援団体の情報提供です。ところが情報提供をするためには情報集め(情報収集)をしなくてはなりません。
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誰にどのように引き継ぐのかはまだ明確ではありません。<br>
 この情報収集の元になるデータをどの程度把握しているかが、情報提供の質量をきめる基本的な能力です。これがなければ情報提供は底の浅いものになります。実に大量にあります。大量にあるとは不明瞭なもの、輪郭のはっきりしない掲載以前の確認を必要とするデータが多くあることです。その意味で大量すぎて扱いにくく、継承するのが難しいのです。それを引継ぎ可能な程度に整理を進めたものと理解してください。<br>
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私の希望は複数の当事者によるチームが受け入れ態勢をつくることです。<br>
 7月に取り組んだのは、この情報収集という事務的な作業をするための基本データの作り直しでした。この部分もいずれは何らかの方法で引き継げるようにしておかなくてはならないのですが、それに着手したことになります。未完成ですが相当に進みました。<br>
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それを引き継いだ後では、それに基づき系統的な情報収集と、基本データの補充と削除を事務的に行なわなくてはなりません。<br>
 
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この点では必ずしも楽観的ではありません。<br>
 誰にどのように引き継ぐのかはまだ明確ではありません。私の希望は複数の当事者によるチームが受け入れ態勢をつくることです。それを引き継いだ後では、それに基づき系統的な情報収集と、基本データの補充と削除を事務的に行なわなくてはなりません。この点では必ずしも楽観的ではありません。当事者に引き継ぐ場合はテキストを作り実務作業のなかで修得していけるようにするつもりです。<br>
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当事者に引き継ぐ場合はテキストを作り実務作業のなかで修得していけるようにするつもりです。<br>
 他方、ある個人事業者が、不登校情報セ ンター・ホームページ制作への関与と、情報収集への協力を申し出てきています。今のところ私が全体を統括し、当事者の参加を継続する条件で、この申し出に 大筋の了解をしています。この申し出の受け入れは不登校情報センターのホームページ、とりわけ支援団体の情報提供を将来的にも続けられる方向を確実にした いというのが本音です。そのなかでこれまでの引きこもり等の当事者による制作参加を最大限に確保したいと思います。しかし、当事者が中心になって、この ホームページの全体を、すなわち情報入手の実務と情報提供のホームページ制作をできるようになるのが最も望ましいのはいうまでもないことで す。<br>
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他方、ある個人事業者が、不登校情報センター・ホームページ制作への関与と、情報収集への協力を申し出てきています。<br>
 どちらの場合であっても、必要であり、有益な情報収集のための基本データの作り直しが始まり、だいたいの方向がつかめたのが7月の結果です。<br>
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今のところ私が全体を統括し、当事者の参加を継続する条件で、この申し出に大筋の了解をしています。<br>
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この申し出の受け入れは不登校情報センターのホームページ、とりわけ支援団体の情報提供を将来的にも続けられる方向を確実にしたいというのが本音です。<br>
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そのなかでこれまでの引きこもり等の当事者による制作参加を最大限に確保したいと思います。<br>
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しかし、当事者が中心になって、このホームページの全体を、すなわち情報入手の実務と情報提供のホームページ制作をできるようになるのが最も望ましいのはいうまでもないことで す。<br>
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どちらの場合であっても、必要であり、有益な情報収集のための基本データの作り直しが始まり、だいたいの方向がつかめたのが7月の結果です。<br>
  
 
(2)スペースの業務と人を拡大<br>
 
(2)スペースの業務と人を拡大<br>
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これを「創作活動を社会参加の手がかりに〔企画案〕」との関係で言い直してみます。<br>
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〔企画案〕は創作活動をする個人(例外としてチーム)とそれをバックアップする業務部門の関係を構想の中心にしています。<br>
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今回の情報収集もできればこの業務部門(ワークスペース)を構成する当事者に受け持って欲しいと願っています。<br>
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その意味で業務部門=パソコンを中心とするワークスペースの役割を広げようとする意図があります。<br>
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業務部門は情報提供を継続することである程度の収入を得られる目的を持ちます。<br>
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少なくともある程度の収入を得ることは可能なレベルになりました。<br>
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しかし、まだ十分ではありません。<br>
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3倍くらいの収入を必要としています。<br>
  
 これを「創作活動を社会参加の手がかりに〔企画案〕」との関係で言い直してみます。〔企画案〕は創作活動をする個人(例外としてチーム)とそれをバックアップする業務部門の関係を構想の中心にしています。<br>
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一方、業務部門を広げるにはより多くの当事者の参加を求められます。<br>
 今回の情報収集もできればこの業務部門(ワークスペース)を構成する当事者に受け持って欲しいと願っています。その意味で業務部門=パソコンを中心とするワークスペースの役割を広げようとする意図があります。業務部門は情報提供を継続することである程度の収入を得られる目的を持ちます。少なくともある程度の収入を得ることは可能なレベルになりました。しかし、まだ十分ではありません。3倍くらいの収入を必要としています。<br>
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広げようとする分野と個別の支援団体(数)も増やさなくてはなりません。<br>
 
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さらには新しいページ企画も求められるでしょう。<br>
 一方、業務部門を広げるにはより多くの当事者の参加を求められます。広げようとする分野と個別の支援団体(数)も増やさなくてはなりません。さらには新しいページ企画も求められるでしょう。その見通しはありますが、広げていくには逆にどれくらい制作担当者がいるのかの見当が要ります。両者のバランスを見ながら進めている面があります。<br>
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その見通しはありますが、広げていくには逆にどれくらい制作担当者がいるのかの見当が要ります。<br>
 ここをもう少し具体的にいいましょう。作業にタッチしていない人にはわかりづらいで しょうが……。現在、担当者がはっきりしていない支援団体のページがいくつかあります。①自立支援・就業支援、②外国の教育制度・海外留学、③家庭教師・ 訪問活動、④親の会ネットワーク、⑤支援者プロフィール、などです。いずれも複数の人が複数のページを担当し、保管しあえるのがいいと考えています。特に ワークスペース参加者が就職活動をする、アルバイトを始めるのを希望したら即時・最優先にしますので、複数担当制にしているのは望ましいので す。<br>
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両者のバランスを見ながら進めている面があります。<br>
 参加者にとって必要なのは、それができる技術・知識がある、持つ機会のあることです。とはいえハイレベルのもの ではないので、ワークスペースにおいて教え合う、ミニ教室を繰り返し開くことを考えています。8月13日に予定している「ホームページビルダーの使い方教 室」はそれです。これまでもこの手のものはしてきましたし今後も継続します。<br>
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ここをもう少し具体的にいいましょう。<br>
 
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作業にタッチしていない人にはわかりづらいでしょうが……。<br>
 もう一つの考え ているのは、いくつかのページを「ウィキ」にすることです。既に「ウィキ」になっているページもありますが、既存のHTMLページを「ウィキ」に切り替え る、新しいページを「ウィキ」でつくるです。ほかにブログのページが5つほどあります。適当なテーマがあればブログによる新しいページ作成も検討していい でしょう。<br>
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現在、担当者がはっきりしていない支援団体のページがいくつかあります。<br>
 企画している新しいページのなかにはネット上のフリー百科事典「ウィキペデイア」に不登校、引きこもり関係の団体情報を系統的に掲載していく試みもあります。「ウィキペデイア」の編集方針に添って進める取り組みです。<br>
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(1)自立支援・就業支援、<br>
 技術・知識の教えあい、ミニ教室的な課題には、画像関係、添付メール、グラフ作成、SNS、ハード面の理解なども場合によってはありうると思います。<br>
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(2)外国の教育制度・海外留学、<br>
 これらのミニ教室的な取り組みを、ワークスペースへの初参加の機会にするように呼びかけてみたいとも思いますし、初めて参加する人は個人対象が望ましいかもしれません。参加対象をワークスペース参加者以外の人に呼びかければ(たとえば地域の中高年、学生、主婦など)一般のパソコン教室の予行演習的なレベルになるかもしれません。それはまた別の可能性を開く取り組みです。<br>
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(3)家庭教師・ 訪問活動、<br>
 
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(4)親の会ネットワーク、<br>
==ウェブサイト制作と広告業務==
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(5)支援者プロフィール、<br>
(検討案=未完成)〔2010年7月ころ〕<br>
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などです。<br>
 
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いずれも複数の人が複数のページを担当し、保管しあえるのがいいと考えています。<br>
(1)パソコンを収入源に<br>
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特にワークスペース参加者が就職活動をする、アルバイトを始めるのを希望したら即時・最優先にしますので、複数担当制にしているのは望ましいのです。<br>
「パ ソコンを収入源にする」という数年前に設定した目標を実現する条件が少し見えてきた気がします。ウェブサイトのなかの「支援団体の情報提供」ページ群を不 登校情報センターの活動業務全体の中から相対的に独立させ、事業として独立会計する、利益を産み出す部門にする。外形的なものはそう見えま す。<br>
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参加者にとって必要なのは、それができる技術・知識がある、持つ機会のあることです。<br>
 収入源は広告とそれに付帯する部分の収入です。広告代理事業者に内容的に委託し、形式的には「不登校情報センターWEB担当者」の取り組みとします。ある事業者の提案から浮かんできた方法です。<br>
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とはいえハイレベルのもの ではないので、ワークスペースにおいて教え合う、ミニ教室を繰り返し開くことを考えています。<br>
 この点が大事です。WEBサイトのなかに支援団体の情報を(2004年11月以来)掲載するようになってから5年半、現在のチーム的な制作に進んでから3年です。このWEBサイトが外部からそのように評価される状態になったということです。<br>
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8月13日に予定している「ホームページビルダーの使い方教室」はそれです。<br>
 
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これまでもこの手のものはしてきましたし今後も継続します。<br>
(2)広告代理店(WEB担)<br>
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「WEBサイト事業者=広告代理店」との関係は、大筋の合意ができました。これから具体的な細部の打ち合わせになります。<br>
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①「不登校情報センターWEB担当者」(WEB担と略称します)を名乗るのは、相手クライアントとの交渉がスムーズになるといいます。代理店であると間に1つ挟まり営業色が強くなるといいます。<br>
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②「不登校情報センターWEB担当者」への支出は発生しません。この代理店が担当するある学校の情報を不登校情報センターのWEBサイトに掲載するのが条件です。WEBサイトの役割をそのように評価しているということです。<br>
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③WEB担が業務として獲得した収入はある割合で分け合います。これまで営業活動をする人のいなかった不登校情報センターとしては願ってもないことです。<br>
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④WEB担が業務を遂行する上では不登校情報センターのWEBサイト(一部ではラビリンス=迷宮と揶揄される)を、徐々に(情報データが多いのですぐには移行できない)改善します。これもWEB担が、この業務に通じていますので助かります。<br>
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これまでのWEBサイトは素人の制作であることは少し見慣れた人には一目瞭然です。その改善になります。WEBサイトの評価は、「見やすさ、きれいさ、使いやすさ」などがありますが、アクセス(利用者)が多いこと、内容の充実が前提になります。検索エンジンでいつも上位にある不登校情報センターのWEBサイトはそこはいいのですが、いざ広告掲載となると、見た目も大事になり、その部分が改善されそうです。このWEBサイトの改善が②「ある学校の情報を掲載する」というのも条件です。WEB担の業務として獲得した収入は③の扱いになります。<br>
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⑤これまで WEBサイトは素人の当事者が、“倦まずたゆまず”制作を重ねてきたものです。この部分はこれからも必要であり、続きます。この作業はWEBサイトづくり の中心目的でもあります。引きこもり経験者の対人関係づくりの場を設定するのがパソコンなのです。WEB担が加わることで、技術面での向上が図られる条件 が生まれます。それがどう生かされるのかは実施後の様子に左右されますが、条件の1つができることになります。<br>
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⑥具体的なWEBサイトの改善は、<br>
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a.トップページ…第一印象ですから改善は絶対です。<br>
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b. 「支援団体の情報提供」ページ群のなかの、「スクールガイド」「不登校・引きこもり・発達障害のイベント」「進路のバイパス」「学校の案内書・パンフ」な ど学校に関するところのページのトップ…ここにも広告掲載が可能でしょう。いずれもページ毎に検討が必要になります。<br>
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c.Google に AdsSenseという広告システムがあります。これも組み合わせていきたいと考えています。<br>
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(3)支援団体としての活動との関連<br>
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もう一つの考え ているのは、いくつかのページを「ウィキ」にすることです。<br>
 当事者の居場所、ワークスペース(WEB制作が中心ですが)、親の会、進路相談会、訪問サポートなどの、不登校情報センターのほかの取り組みとの関連は、WEBサイト制作が相対的に独立した条件のなかで考えることになります。支障はないはずです。最良の方法を考えつつ再編成する感じでしょう。<br>
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既に「ウィキ」になっているページもありますが、既存のHTMLページを「ウィキ」に切り替える、新しいページを「ウィキ」でつくるです。<br>
 スペースの最近の状況は、①火・水・金・土曜日はいつも、日曜日は何かがあれば当事者が数名以上参加する状況が 続いています。月木曜日は休業日として定着しています。②水曜日はWEBサイトのチーム型制作の中心になっています。③土曜日は居場所サポートの形から徐 々に土曜教室の様子に変わってきています。<br>
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ほかにブログのページが5つほどあります。<br>
(未完成原稿)
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適当なテーマがあればブログによる新しいページ作成も検討していいでしょう。<br>
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企画している新しいページのなかにはネット上のフリー百科事典「ウィキペデイア」に不登校、引きこもり関係の団体情報を系統的に掲載していく試みもあります。<br>
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「ウィキペデイア」の編集方針に添って進める取り組みです。<br>
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技術・知識の教えあい、ミニ教室的な課題には、画像関係、添付メール、グラフ作成、SNS、ハード面の理解なども場合によってはありうると思います。<br>
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これらのミニ教室的な取り組みを、ワークスペースへの初参加の機会にするように呼びかけてみたいとも思います。<br>
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初めて参加する人は個人対象が望ましいかもしれません。<br>
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参加対象をワークスペース参加者以外の人に呼びかければ(たとえば地域の中高年、学生、主婦など)一般のパソコン教室の予行演習的なレベルになるかもしれません。<br>
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それはまた別の可能性を開く取り組みです。<br>
  
 
[[Category:不登校情報センター・五十田猛・論文とエッセイ|2010年07月]]
 
[[Category:不登校情報センター・五十田猛・論文とエッセイ|2010年07月]]
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[[Category:文通誌『ひきコミ』|2010年07月]]

2021年1月6日 (水) 08:23時点における最新版


情報収集実務も通常業務に加える準備

―ワークスペースの取り組みを広げる 〔2010年7月執筆、『ひきコミ』2010年8月号=第81号に掲載〕 

(1)情報入手用の基本データを整理
先月は「創作活動を社会参加の手がかりに〔企画案〕」として、今後の不登校情報センターの取り組み方向を、特に助成申請の応募書類を説明する立場からまとめてみました。
今月、というよりも7月に入ってから具体的に取り組んできたことは、不登校情報センターの通常業務というべき、情報入手の取り組みとその事務書類の整理でした。
情報入手は、新年度に入ってからのスクール関係の情報更新が中心になります。
合わせて相談室関係、就労支援団体、訪問活動、留学機関の情報更新および新規団体に情報提供の依頼をしました。
これらの依頼への回答は相当量あり、その処理作業が続いているところですが、回答は十分ではありません。
通常の回答は依頼の2~3割程度ですから特に低いわけではなく、これまでの回答率のなかでは、むしろ高い方に入るでしょう。
不登校情報センターとホームページの信頼性はかなり高くなっていると判断できます。
いずれにしても回答到着はまだ途中です。

この作業の重要な一面は、ホームページ上で掲載する情報の背後にある情報機関の実務に入ることです。
7月は事務的作業をするための基本データを抜本的に改変しました。
不登校情報センターの主な役割は支援団体の情報提供です。
ところが情報提供をするためには情報集め(情報収集)をしなくてはなりません。
この情報収集の元になるデータをどの程度把握しているかが、情報提供の質量をきめる基本的な能力です。
これがなければ情報提供は底の浅いものになります。
実に大量にあります。
大量にあるとは不明瞭なもの、輪郭のはっきりしない掲載以前の確認を必要とするデータが多くあることです。
その意味で大量すぎて扱いにくく、継承するのが難しいのです。それを引継ぎ可能な程度に整理を進めたものと理解してください。
7月に取り組んだのは、この情報収集という事務的な作業をするための基本データの作り直しでした。
この部分もいずれは何らかの方法で引き継げるようにしておかなくてはならないのですが、それに着手したことになります。
未完成ですが相当に進みました。

誰にどのように引き継ぐのかはまだ明確ではありません。
私の希望は複数の当事者によるチームが受け入れ態勢をつくることです。
それを引き継いだ後では、それに基づき系統的な情報収集と、基本データの補充と削除を事務的に行なわなくてはなりません。
この点では必ずしも楽観的ではありません。
当事者に引き継ぐ場合はテキストを作り実務作業のなかで修得していけるようにするつもりです。
他方、ある個人事業者が、不登校情報センター・ホームページ制作への関与と、情報収集への協力を申し出てきています。
今のところ私が全体を統括し、当事者の参加を継続する条件で、この申し出に大筋の了解をしています。
この申し出の受け入れは不登校情報センターのホームページ、とりわけ支援団体の情報提供を将来的にも続けられる方向を確実にしたいというのが本音です。
そのなかでこれまでの引きこもり等の当事者による制作参加を最大限に確保したいと思います。
しかし、当事者が中心になって、このホームページの全体を、すなわち情報入手の実務と情報提供のホームページ制作をできるようになるのが最も望ましいのはいうまでもないことで す。
どちらの場合であっても、必要であり、有益な情報収集のための基本データの作り直しが始まり、だいたいの方向がつかめたのが7月の結果です。

(2)スペースの業務と人を拡大
これを「創作活動を社会参加の手がかりに〔企画案〕」との関係で言い直してみます。
〔企画案〕は創作活動をする個人(例外としてチーム)とそれをバックアップする業務部門の関係を構想の中心にしています。
今回の情報収集もできればこの業務部門(ワークスペース)を構成する当事者に受け持って欲しいと願っています。
その意味で業務部門=パソコンを中心とするワークスペースの役割を広げようとする意図があります。
業務部門は情報提供を継続することである程度の収入を得られる目的を持ちます。
少なくともある程度の収入を得ることは可能なレベルになりました。
しかし、まだ十分ではありません。
3倍くらいの収入を必要としています。

一方、業務部門を広げるにはより多くの当事者の参加を求められます。
広げようとする分野と個別の支援団体(数)も増やさなくてはなりません。
さらには新しいページ企画も求められるでしょう。
その見通しはありますが、広げていくには逆にどれくらい制作担当者がいるのかの見当が要ります。
両者のバランスを見ながら進めている面があります。
ここをもう少し具体的にいいましょう。
作業にタッチしていない人にはわかりづらいでしょうが……。
現在、担当者がはっきりしていない支援団体のページがいくつかあります。
(1)自立支援・就業支援、
(2)外国の教育制度・海外留学、
(3)家庭教師・ 訪問活動、
(4)親の会ネットワーク、
(5)支援者プロフィール、
などです。
いずれも複数の人が複数のページを担当し、保管しあえるのがいいと考えています。
特にワークスペース参加者が就職活動をする、アルバイトを始めるのを希望したら即時・最優先にしますので、複数担当制にしているのは望ましいのです。
参加者にとって必要なのは、それができる技術・知識がある、持つ機会のあることです。
とはいえハイレベルのもの ではないので、ワークスペースにおいて教え合う、ミニ教室を繰り返し開くことを考えています。
8月13日に予定している「ホームページビルダーの使い方教室」はそれです。
これまでもこの手のものはしてきましたし今後も継続します。

もう一つの考え ているのは、いくつかのページを「ウィキ」にすることです。
既に「ウィキ」になっているページもありますが、既存のHTMLページを「ウィキ」に切り替える、新しいページを「ウィキ」でつくるです。
ほかにブログのページが5つほどあります。
適当なテーマがあればブログによる新しいページ作成も検討していいでしょう。
企画している新しいページのなかにはネット上のフリー百科事典「ウィキペデイア」に不登校、引きこもり関係の団体情報を系統的に掲載していく試みもあります。
「ウィキペデイア」の編集方針に添って進める取り組みです。
技術・知識の教えあい、ミニ教室的な課題には、画像関係、添付メール、グラフ作成、SNS、ハード面の理解なども場合によってはありうると思います。
これらのミニ教室的な取り組みを、ワークスペースへの初参加の機会にするように呼びかけてみたいとも思います。
初めて参加する人は個人対象が望ましいかもしれません。
参加対象をワークスペース参加者以外の人に呼びかければ(たとえば地域の中高年、学生、主婦など)一般のパソコン教室の予行演習的なレベルになるかもしれません。
それはまた別の可能性を開く取り組みです。

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