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E-ラーニングの課題と種類

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(ページの作成: ==e-ラーニングの課題と種類== ~授業の課題内容と学習システム~ <br> 『情報社会におけるITの活用ーその5』<br> 庄司一也(中央...)
 
(e-ラーニングの課題と種類)
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もし気になった箇所があれば、そこにフォーカスを当てて、サーチエンジンを使用して検索してください。<br>
 
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すなわち、コンピューターリテラシー能力を活用し、事前の情報収集を十分に行ってみてください。<br>
 
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次回は、e-ラーニングシステムの根幹を成す双方向性(インタラクティブ)に関して重要となる「Web2.0」について、学習環境を例にとってお話しします。<br>
 
次回は、e-ラーニングシステムの根幹を成す双方向性(インタラクティブ)に関して重要となる「Web2.0」について、学習環境を例にとってお話しします。<br>
 
[[Category:情報社会におけるITの活用|2011年07月29日]]
 
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'''目次'''<br>
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①[[インターネットの魅力とe‐ラーニング]]<br>
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②[[E-ラーニングの特徴と学習方法]] <br>
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③[[双方向性を活用したe-ラーニングのサポート体制]] <br>
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④[[E-ラーニングの効果的な学習方法]] <br>
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⑤[[E-ラーニングの課題と種類]] <br>
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⑥[[WEB2.0の世界とe-ラーニング]] <br>
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⑦[[ネットマナーとコンプライアンス(上)]] <br>
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⑧[[ネットマナーとコンプライアンス(下)]] <br>
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⑨[[E-ラーニングを受講してよかった点]] <br>
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⑩[[E-ラーニングを受講して大変だった点]] <br>

2013年9月6日 (金) 05:25時点における版

目次

e-ラーニングの課題と種類

~授業の課題内容と学習システム~
『情報社会におけるITの活用ーその5』
庄司一也(中央法律専門学校 専任教員)
前回『情報社会におけるITの活用ーその4』では、e-ラーニングの効果的な学習内容・方法を紹介しました。

特に「学習環境整備と授業の受け方(ビデオ等視聴の仕方)」「サポートシステムの利用時の注意事項」「著作権やユビキタスなどe-ラーニングの背景にあるもの」を解説しました。
今回は「e-ラーニングの課題」を説明したいと思います。
今回も実際に3つの大学での私の学習経験・教育経験を基に紹介させていただきます。
経験上かつ一般論であるため、当然のことながら例外もあることをご了承ください。

学校では、通学制・通信制問わず、学習の最後には「小テスト」「議論(ディベート・ディスカッション、本稿では掲示板とします)」「レポート」「定期試験」など各種タスク(課題)があります。

特にe-ラーニングのタスクは、学習の理解度を確認したり、レポートのフィードバック(コメントや採点)を受ける際に重要となります。
毎回のタスクをしっかりと完了する必要があります。
本稿では、「小テスト」「掲示板」「レポート」「定期試験」の4つについて基本的な部分を見ていきたいと思います。
もちろん、学校によっては上記以外にも各種多様なタスクがあります。
それを完了してはじめて授業終了、単位認定や卒業となるかと思いますが、私の経験上から上記4点のみの解説とさせていただきます。

(1)e-ラーニングの小テスト

「小テスト」は、現在のLMS(ラーニングマネジメントシステム:学習管理システム)によれば、さまざまな形態のものの設置が可能です。
A.ある設問文に対し○×(マルバツ)を付けて解答する(正誤式)、
B.複数の設問文の中から正しいものを選ぶもの(選択式)、
C.設問文章の未記入・空欄の箇所にキーボードで文字を入力するもの(記述式)、
など、数え上げれば切りがありません。
私自身もいくつかの小テストを経験しましたが、どの小テストシステムも、よいところや面白い特徴を持っています。
共通していえることは、小テストは授業の内容(主に、授業ビデオ・音声・電子テキスト)を理解しているかどうかを確認するものです。
授業を正しく理解していれば、たとえば上記Bの「選択式」であれば、正しい文章や番号を選択(クリック)するのみで小テストは完了です(あとは、その回の授業に紐付く小テストが何題あるかで、すべての設問を受験・解答して終了となります)。
なお、小テストは「1回のみ受験可」と「複数回何度でも繰り返し受験可」の2者あるのが一般的です。
後者であれば、「100点を取るまで何度でも受験すること。満点で完了とします」といったアナウンスをもとに学習者の理解度を高める授業運営が行われます。
通常の紙媒体試験(通学制教室の小テスト)であれば、文字を書いてしまったら、解説を見て説明を受けそれで終わりか、新たに印刷をし直して再度受験する必要があります。
しかし、e-ラーニングでは、「リセット」や「再受験ボタン」のみで何度でも受験が可能です。
これもオンデマンド方式と同じく、自分の納得いくまで何度でも繰り返し勉強することができます。
しかし、これから学習する皆さんは、あえて少しでも少ない数の受験回数で合格点を取れるようにがんばってください。
「短期間で効率よく学習し、スピード感を持って学力を一歩でも向上させる」のも、学習者にとっては大切なことです。

(2)e-ラーニングの掲示板

e-ラーニングの掲示板は、別名で「フォーラム」や「ディスカッションルーム」、「ディベートルーム」などと呼びます。
この掲示板はいうまでもなく「学習掲示板」です。
通常は学習者のコミュニティを目的に、学習上の質問について書き込みを行ったり、フリーテーマにて学習者のコミュニケーションを図ることが多いのです。
一方、授業の課題として「学習掲示板」が利用されることも珍しくありません。
具体的には、例えば「政治経済」の授業であれば、
「最近の日本経済について自分の考えを300字以内で掲示板に記入しなさい。また、他の学生の意見に対し返信する形で1件以上コメントを記入しなさい。今回の授業課題はこの2点を持って完了とします」
といった内容の指示が出されます。
これに沿えば、①まず自分の日本経済に対する意見を書き込み、②次に他の学生の日本経済への意見に対しコメント(質問や、賛成とその理由等)を書き込むことで課題は終了です。

なお、掲示板には「添付ファイル機能」や「ハイパーリンク機能」も備えているものがあります。
たとえば自分の意見の補足資料として電子ファイルを添付しわかりやすく説明したり、根拠となるデータのホームページリンクを提示することができます。


ここで大事なことは以下の2つです。
まず学習掲示板は双方向性インタラクティブ学習の根幹であるということです。
したがって、「学生同士でお互い助け合いながら協調性とマナーを大切にして書き込みを行う」ということになります。
いまひとつは、掲示板の書き込みを中途半端にしないで、きちんと完結させることです。
すなわち相手側に質問をされているのにそのまま放置することがないように注意します。

(3)e-ラーニングのレポート

通学生でも作文や小論文を作成し、授業の終了後や宿題として「直接手渡し」にて提出します。
ではe-ラーニングの世界ではどうでしょうか。
読者の皆さんは、「電子メールに添付して教員(またはメンター)に送信する」と思っているかもしれません。
しかし、e-ラーニングの通常のレポート提出方法は、LMSにファイルをアップロードすることで代替します。
具体的にいうと、「LMSにて課題を与えられた学生はword をはじめとするワープロソフトを使用してレポートを作成し、LMSのレポート提出専用ページにてファイルをアップロード(サイトに転送して張り付ける)して、併せて正常にアップロードされたことをサイト画面にて確認し授業を終了する」ことになります。


ここで重要なことは2つです。
1つは、正常にアップロードされたかどうか確認することです。
どんなに有名なサイトであってもシステムエラーやバグは存在します。
いまひとつは、ファイル形式を「PDF」に変換してからアップロードすることです。
これはさまざまな理由がありますが、まずPDFはどのような機種やOS環境であっても対応可能で閲覧できるのです。
さらに挙げるとすれば、ファイルサイズが軽い、以降は原則編集することができない、などです。
ほかにも重要なことはありますが、レポート提出に対しては、このくらいを覚えておけば十分だと思います。

(4)e-ラーニングの定期試験

定期試験とは、通常の学校の期末試験や学年末試験あるいは単位認定試験のことです。
実はこの定期試験に関しては、あまり説明の必要はありません。
なぜなら定期試験は、上記(1)(2)の応用系ともいえる、「時間制限ありのテスト」か「提出期限ありのレポート」のどちらかが多いからです。
まず、前者においては「上記(1)の小テスト」に加え、時間制限や受験回数の限定があること、あるいは、設問の質量のアップしたものと考えてください。
学生にとっては大変ですが、システム自体は小テストを応用・高度化させたもので、基本ができていればそれほど困難なものではありません。
後者においては、「上記(2)のレポート」の文字数やテーマ・内容の高度化の変化を指し、これ自体もシステム的にはレポートシステムを応用・高度化させたに過ぎません。
しいて違いを挙げるとすれば、定期試験専用ページからの「受験」や「提出」となり、操作は、より慎重に行う必要があることぐらいです。
したがって、 「e-ラーニング授業における課題とその内容」といった場合は「小テストシステム」と「掲示板システム」、「レポートシステム」を覚えておけば、まずは大丈夫です。
まれに当該課題が、「マルチメディアコンテンツの作成と提出」など複雑・高度作業になるばあいがあります。
やはりこの部分に関しては、ゲスト学生でもよいので、いろいろと体験(無料受講や体験入学)してみるのが一番だと思います。
今回の解説では、やや専門用語も含まれています。

もし気になった箇所があれば、そこにフォーカスを当てて、サーチエンジンを使用して検索してください。
すなわち、コンピューターリテラシー能力を活用し、事前の情報収集を十分に行ってみてください。

次回は、e-ラーニングシステムの根幹を成す双方向性(インタラクティブ)に関して重要となる「Web2.0」について、学習環境を例にとってお話しします。
目次
インターネットの魅力とe‐ラーニング
E-ラーニングの特徴と学習方法
双方向性を活用したe-ラーニングのサポート体制
E-ラーニングの効果的な学習方法
E-ラーニングの課題と種類
WEB2.0の世界とe-ラーニング
ネットマナーとコンプライアンス(上)
ネットマナーとコンプライアンス(下)
E-ラーニングを受講してよかった点
E-ラーニングを受講して大変だった点

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