Archive for the ‘詩’ Category

128 ついでの人生

水曜日, 7月 3rd, 2019

 

 

生きてるついでに

祈ってみよう

 

生きてるついでに

愛してみよう

 

生きてるついでに

笑ってみよう

 

生きてるついでに

学んでみよう

 

生きてるついでに

悩んでみよう

 

ついでの人生

ついでに言うこと

 

詩を書くついでに

生きてみよう

 

127  輪

月曜日, 6月 3rd, 2019

 

 

いのちのバトンを

つなぐのは

 

とわの輪っかの

つながりだ

 

 ☆

 

バトンをたくせぬ

アンカーは

 

輪っかの終わる

無限の先だ

 

 ☆

 

この命を

全うすること

 

やっとのことで

アガリを果たすか

 

 ☆

 

宇宙のゆらぎに

身をまかせ

 

揺るぎないもの

何もなく

 

126 しるし

日曜日, 5月 5th, 2019

 

 

散文は

徒歩

詩は

舞踊

 

散文は

直線

詩は

螺旋

 

ちぎって

つなげて

やぶって

なげて

 

言葉を排し

コトバの発現

記されるもの

しるしを授かる

 

125  螺旋

木曜日, 4月 4th, 2019

 

 

ロックンロールを

丁寧に

パンクシーンを

敬虔に

 

空なるソウルに

爆発を

沈むリズムに

上昇を

 

あえてピンチに

挑まない

きたるチャンスに

奢らない

 

ダンスのきれる

足運び

ラセンをえがく

道のあと

 

124 不在の身体

月曜日, 3月 4th, 2019

 

 

眼は

閉じるためにある

闇と親しくなるように

 

  暗黒に潜む

  閃光

 

耳は

塞ぐためにある

沈黙に浸されるように

 

  静寂に沈む

  音声

 

腕は

抱えないためにある

空中を掻けるように

 

  手放すべきもの

  もとよりない

 

足は

立ち止まるためにある

地に根を張れるように

 

  歩むべきこと

  前後もない

 

身体中の

あらゆる不在こそが

あるいは

在ることそのもの

 

123 一瞬ずつを

土曜日, 2月 2nd, 2019

 

 

殺人的な空腹感

末期的な疲労感

生死も有無も

おそれのままに

 

自滅志向の自明性

神経系統の神秘性

自虐し自慰し

敗走する脳細胞

 

絶対的に絶体絶命

相対的に相思相愛

普遍なるもの

移ろうもの

 

此岸と彼岸の

つながる川辺

天と地とを

つらぬく風

 

過去は加工し

未来は見ない

今一瞬ずつを

捨ててはたぐって

 

122  溶解

水曜日, 1月 9th, 2019

 

 

無気力な身を

もてあまし

希薄な日々の

くり返し

 

空白の過去

かえりみるとも

心にあく穴

不安にかられ

 

つかみどころのない

液体のような

現在

現実

 

ペン先から

一片ずつ

つむぐ言の葉

紙の上

 

発語はいつか

己を離れ

ねかした末に

発酵する文字

 

溶けゆく固まり

ゆるゆると

解けゆく絡まり

ほろほろと