118 眠り
月曜日, 9月 3rd, 2018
あたためる
凍える心
あらためる
歪んだ夜
ほとばしる
今現在
先走る
未来予想
いくつもの
思いの片々
いつくしむ
世の端々まで
いのちの選択
枝わかれ
きもちの洗濯
あらわれて
寝苦しい
布団の中
めまぐるしい
夢をみる
Archive for the ‘詩’ Category118 眠り月曜日, 9月 3rd, 2018
あたためる 凍える心 あらためる 歪んだ夜
ほとばしる 今現在 先走る 未来予想
いくつもの 思いの片々 いつくしむ 世の端々まで
いのちの選択 枝わかれ きもちの洗濯 あらわれて
寝苦しい 布団の中 めまぐるしい 夢をみる
117 生まれたての詩金曜日, 8月 3rd, 2018
暗示を拾いに 街に出る 見えない関係性を 確かめる
あらゆるものの 在りようは 偶然的必然か 必然的偶然か
不本意ながら 隠れた欲求は すべてが繋がっているように 意味づける
人知れず落ちてる 夢のしるしの 暗示のさきには 異界さえ見え隠れ
この長い夜を 絡めとって 全身全霊で見る 幻像と現存
大丈夫 世界はいまだ美しい 問題ない 自分はいつも生まれたて
116 異界の人火曜日, 7月 3rd, 2018
異次元の僕へ
傷んでいるなら 助けを求めて
異世界ながらも 僕にも傷みが 伝わってくる
目覚めるたびの 疲労感 覚醒とともに 心象はうすまりゆきつつ 次元をまたいだ 眠りからの生還
息苦しさと 震えにおそわれ 命からがら 起きあがる
異界の無数の 僕の一人が 傷つき 失われても 次元のパラレルのうち 僕は生きてる
そしてこの僕が死んでも 無数の僕らは 生きるだろう
115 世界の広さ月曜日, 6月 4th, 2018
世界の片隅 小さな私の部屋にいる
窓からもれる 淡いともしび
内から見る外 外から見る内
異界の家々 それぞれに在る
閉じた空間 めぐらす思考
生まれ得ずして あるトキも
死に絶えてさえ あるトキも
繋がる時の間 永遠なる輪
末期的な 夢に見まわれ
世界の広さが つかめない
114 ラジオと詩集と窓際と水曜日, 5月 2nd, 2018
良質の音楽の 流れるラジオ ありがちな詩集片手に 窓際座る
シュンタロウ氏は 宇宙人のようだ リュウイチ氏は 格好いい酒呑み
マーシー氏は 詩をよむに違いない ヒロト氏は 実は繊細なパンクロッカー
窓の外は雨が降って 濡れる窓枠 夏を告げる雨が降って ブルルと雫はじく
流れるように とはいかなくて つまづき停滞しつつ 渇望のままに勉める
113 クローバー金曜日, 4月 6th, 2018
過去は かるがる 捨てながら
未来は みるみる やってくる
☆
無邪気な季節は もはや 過ぎ去り
まのびして 夢も現も 薄くなりつつ
☆
人知れず 声にならない 声を絶つ
沈黙 プカリと ふくらんでゆく
☆
混沌たる 生死の原理の ダイナミズム
四つ葉のクローバーは 終わりまぢかに はたと見つかる
112 終息日曜日, 3月 4th, 2018眼の奥に 鼻孔の通りが 肩の上に 終わりつつあり 此岸と彼岸 ため息とも |