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あらためて文通ボランティアを考える

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あらためて文通ボランティアを考えます

〔2012年2月4日B〕
また文通ボランティアに参加したいという人からの問い合わせがありました。
電話でしたので少し丁寧に説明できました。
その後で考えたことと一緒にまとめておきます。
(1)これまで6、7人の人が文通ボランティアに参加しました。
(問い合わせは20人以上になりました=2023年)。
いずれも女性です。女性であることに意味があるのかもしれません。
(2)これまでは手元にある文通希望者から届いた手紙数通(相手先は知らせませんのではじめは不登校情報センター経由です)をこれらの文通ボランティアに渡し、書きやすい人に返事をするように依頼してきました。
(3)その結果は個人的な文通関係になり、不登校情報センターは関わらない状態になります。
それはかまわないのですが、いつの間にかその文通関係が途切れたままになっています。
それはまだいいほうで、文通ボランティアが最初に返事をした時点で受け取った人は拒否反応を示している事態があることもわかりました。
(4)こうなった原因は時間が経つにつれて少しずつわかってきました。
文通ボランティアの方には善意ではあるけれども、アドバイスをする役割があると思っている、正論に終始する…などが関係していることもあります。
また一般に相性というものがあり、手紙の形でもそれは伝わります。
それに関係することもあります。
(5)文通ボランティアの役割はアドバイス役ではありません。
体験の種類は違っても文通ボランティア自身が苦しい思いを経験し、文通を通して、聞く耳を持って共感できることではないかと思います。
特に女性であることはこの点が重要ではないかと思います。
したがって文通ボランティアが自分の体験を語れる状態にいることが、文通ボランティア活動を成立させる前提かもしれません。
(6)文通ボランティアを希望する人の多くが何らかの自分の体験を生かそうとしているのではないでしょうか。
これは上の項目に重なり、また体験がその人の“業績”であることとも重なります。
(7)今回の問い合わせてきた方は、文通ボランティア同士で交流する機会がなかったのかを聞いてきました。
文通ボランティアは互いに離れた地域に住んでおり、また費用と時間をかけて集まるほどの重要なテーマとも思えませんでした。
これまではそんな機会は考えませんでした。
数名の文通ボランティアが生まれ、東京近辺にいるならば今後は交流する機会はありうると思います。
(8)文通を始めた時点で、文通者2人の関係になるのは避けられません。
それをフォローする仕組みは案外この交流会的なものかもしれません。
(9)これら全体から浮かんでくることは文通ボランティアの希望者のなかには体験者が自分の体験を生かそうとしていると思えることです。
その手始めにできることとして文通ボランティアを考えているのではないか、少なくともそういう人が混じっている可能性は高いです。
その延長線上にはカウンセラーや対個人サービス的な活動像があるのかもしれません?

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