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アスピリンで妊娠力

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アスピリンで妊娠力

アスピリンで妊娠力がアップする!?
赤ちゃんが欲しくて妊活に励んでいる人は少なくない。思うような結果が得られず悩んでいる人もいるだろう。
このたび、米国のユニス・ケネディ・シュライバー国立小児保健人間発達研究所のグループは、妊活女性の低用量アスピリン服用が妊娠に及ぼす影響について研究を行った。
それによると、慢性炎症が体内にあり、死産や流産といった妊娠喪失経験を持つ女性に低用量のアスピリンを投与すると、妊娠率と出産率が向上するという。
研究の詳細は、5月1日発行の医学誌「The Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism」(2017;102:1495-1504)に掲載されている。
慢性炎症のある女性で、明らかな妊娠率の上昇を確認
アレルギーや歯周病といった何らかの慢性炎症が、不妊の原因になることがあると言われている。
今回、研究グループは、妊娠を希望し、過去に1~2回、死産や流産を経験した18~40歳の健康な女性1,228人を対象に、妊娠する力を改善するとされる低用量アスピリンの服用による妊娠率、出産率への影響について調査した。
対象の女性を、低用量のアスピリンを1日当たり81mg服用するグループと、偽薬を服用するグループに分け、妊娠を試みた期間中と妊娠後36週まで連日服用してもらった。
妊娠を試みる期間は、月経周期で最高6回までとした。
あらかじめ、血清高感度C反応性蛋白(hsCRP)値を測定し、炎症の状態を確認。炎症の程度により、低値(0.70mg/L未満)、中間値(0.70~1.95mg/L未満)、高値(1.95mg/L以上)の3つに分類し、妊娠率と出産率をそれぞれ比較した。
その結果、全体の妊娠率は67%、出産率は55%だった。
妊娠率と出産率が最も低かったのは、hsCRP高値の偽薬服用グループで、それぞれ54%、44%だった。
それに比べて、hsCRP高値の低用量アスピリン服用グループでは、妊娠率と出産率が71%、59%といずれも明らかに高かった。
一方、hsCRP値が低値または中間値だった女性では、低用量アスピリン、偽薬の両グループで、妊娠率と出産率に明確な差は見られなかった。
研究グループは、今回の結果について「過去に流産や死産を経験している慢性炎症のある女性は、低用量のアスピリンを服用することで、炎症のない女性に比べて、妊娠中のhsCRP値が抑えられ、妊娠率と出産率が上昇するのかもしれない」とコメントしている。
〔あなたの健康百科編集部 2017年06月15日〕

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