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カラーセラピーにおける象徴の有効性を考える

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カラーセラピーにおける象徴の有効性を考えるー1の4

(2014年9月18日)
「メンタル相談」ページに扱う施設に関する探究は予想を越えて広がりそうな感じになりました。
とても4回ではすまないことがはっきりしました。
この際、終わりを想定しないで思いつくことを書き連ねることにします。
読みにくい文で申し訳ないですが、お付き合い願います。さて、

チユ-リップは「博愛」、あさがおは「はかない恋」、のばらは「詩、才能」を示す花言葉とか。
サイト内の花言葉集をみたら聞いたことのない花の名前が並んでいて、それぞれに花言葉があるのを教えられました。
花言葉は文化の1つ、自己表現とコミュニケーションに有効な文化になるはずです。
花の名前と花言葉の間に証明できるような関係は(たぶん)ないでしょう。
それを求められる状態にもないでしょう。

ではこれはどうでしょうか。
赤の象徴「情熱。プラス要素:非常に活力があリ何事にもパワフルです。
マイナス要素:心に不満や怒りを抱えて攻撃的になります。」
緑の象徴「平和。プラス要素:おだやかで心身のバランスがとれています。
マイナス要素:安らぎが望めない日々で心身ともに疲れています。」
青の象徴「接触。プラス要素:自己表現ができコミュニケーション能力があります。
マイナス要素:人との接触で精神的に疲れています。」
これらはカラーセラピーを扱うサイトの書かれていた色(カラー)とそれが示す象徴の一部です。
カラーセラピーもまた花言葉と同じような文化ならば無色透明なものですが、セラピーが療法を意味するなら、文化とはいえ医療・健康周辺の文化になります。
その範囲で心身の健康に有効であるとうたうならば、何らかの証拠(evidence)を求めたくなりませんか。
実は私もそう考える1人ですが、証拠がないからすぐにだめという結論にはなりません。
それを考えるのです。

カラーセラピーを心身の健康には無関係と考える人にお尋ねします。
それではS.フロイトの精神分析療法にも、カラーセラピーと同様に何らかの証拠を求めたいと考えますか。
フロイトは精神分析療法を構成するに当たり夢の中に出てくる動植物や物を象徴として示しました。少し引用しましょう。
「さて男性性器一般に対しては、聖なる数としての3が象徴としての意味を持ちます。
…陰茎を象徴的に代理するものは、…つまりステッキ、傘、棒、木などです。」
S.フロイトの『精神分析入門・上巻』(1915-17年、高橋義孝・下坂幸三・訳、新潮文庫、1972年、196-200ページ)には多くの象徴が並んでいます。
カラーセラピーに何らかの証拠を求める人はフロイトの夢の中の象徴にも何らかの証拠を主張するとみなくてはなりません。
フロイトの象徴とそれに基づく精神分析療法にも同様な態度をとるはずだからです。
もしその方が精神科医であれば、フロイト的方法でない対応をしているのでしょうか。
そうするともっぱら投薬になるのでしょうか。
大まかな論理展開ですがこういう疑問が湧いてきます。
そうではなくてフロイトを相当の意味で肯定しているのでしょうか。
そうするとそのEBM(実証に基づく医療)はどうなるのでしょうか。
EBMではなくて惰性でしょうか? 
いや失礼しました。
米山公啓さんのいう「実際の臨床の現場では、意外にも、医者の経験に基づく判断であったり、いわゆるカンで治療が決められたりしている。
EBMによって治療や診断が行われているのは、医療行為のうちの半分にも満たない」(『医学は科学ではない』9ページ、ちくま新書、2005年)といいますが、半分以上あるのでしょうか。
伝統医学、代替医療、民間療法、あるいは医療類似行為の科学性または有効性を扱うにはこのあたりを糸口にするのがよさそうです。
私はこれらについての決定的な見解はありません。
「メンタル相談」に掲載できる施設を調べていく中で見解やスタンスを確立していきたいと思います。

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