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グループホームあおいとり

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グループホームあおいとり

種類・内容
所在地 〒 埼玉県北本市
代表 大巻光
連絡先

《Interview》グループホームあおいとり代表 大巻光(ひかる)さん
~自分は理解されなくても、障がいのある人たちは理解したい~
出身は富山県。縁もゆかりもなかった北本市で、障がい者グループホームを次々に立ち上げる大巻光さんに話を聞いた。
「障がい者のグループホームを作ろうと決めて、全国的にホームが少ないまちを調べたら、それが北本市だったんです」
そう語るのは、昨年1月にオープンした、障がい者のためのグループホーム「あおいとり」の代表取締役を務める大巻光さんだ。
同ホームは1号棟、2号棟と開所し、12月には5棟目がオープン予定だ。
弱冠31歳にして、縁もゆかりもない北本市で福祉の世界に飛び込んだ大巻さん。
なぜ、ホームを作ろうと考えたのだろうか。
◇理解されなかった「睡眠障害」
「就職した会社が倒産してから、複数の業種を経験したんですが、どれもしっくりこなくて。
自分がやりたい仕事ってなんだろうとこれまでを振り返ったときに、大きかったのが『睡眠障害』だったんですね」
睡眠障害とは、睡眠に関連した病気の総称をいう。
大巻さんの場合は、朝に起きられず、夜は眠れないという症状だ。
「病気だとわかるまでは『単なるだらしない人』と言われ続けて、自分でもそうなんだと思ってました」
物心ついたころには、朝に起きられない状態が続いていた。
小学生のとき、通学班の集合時間に間に合わず、一人で2キロ近くの通学路を登校していた。
「大人になれば治るだろう」と思っていたのが、中学、高校と進学しても症状は変わらず、深刻に悩むようになった。
「本当にいろんな目覚まし時計を使いましたし、医学書を読んだり、薬やサプリを飲んだり…それでも改善しなくて。
周りに相談しても、真剣に取り合ってもらえない。どんどん自己肯定感が下がっていきました」
◇当事者に近い自分だからできること
転機は、都内の大きな病院で検査したこと。
脳波を調べたところ、睡眠障害とADHD(発達障害のひとつ)の傾向があることが分かった。
障がい者という領域には達していないものの、グレーゾーンに位置していることを知った。
「脳波を図で見たら明らかにその傾向が強くて。『そりゃあ、無理だったわ』と諦めがついたんです」
そうして、改めて使命感を持てる仕事について考えた時に、自分と同じ境遇で困っている人たちの助けになりたいと思うようになった。
「発達障がいも障がいですし、さらに知的障がいや精神障がいの人たちのために働けるなら、すごくモチベーションが上がるなと思ったんです」
そこでたどり着いたのが障がい者のグループホームという事業だ。北本市でホームを開くと決めて、物件探しから始めた。
「毎日不動産情報を調べて、空き物件を見つけては電話して、断られて。1件目を見つけるまで半年間やり続けましたね」
多くの賃貸物件が、障がい者のホームとしての用途を想定していない。
大巻さんは、不動産業で働いた経験から、大家さんが不安に思う部分をケアするプレゼン資料も用意し、契約が決まった物件については自治会に入り、近隣へあいさつに回った。
「世話人が部屋の掃除やごみ出しをするし、住む人たちに会ってもらえれば何も不安に思う必要がないってわかるんですけどね…」
自身の睡眠障害を理解されずに悩み続けた時期を抱えるからこそ、そこに歯がゆさを感じる。
「僕は今でも朝から昼過ぎまでは体調が悪くて、自分が理解されるのは諦めている部分もあるんですけど。ホームにいる皆さんについては、理解したい、寄り添いたいって思うんです」
〔広報きたもと 令和5年10月号〕

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