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不登校情報センターの支援方法とウィキペディアの記事

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不登校情報センターの支援方法とウィキペディアに記事

(2014年5月29日、都内在住のSKさんへの返事)
久しぶりにウィキペディアの「不登校情報センター」の項目を見ました。
アクセスが多いはずなのでそのぶん影響も大きいと予測します。
読み直してみて私の感覚といちばんと違うのは、(書かれていることは)不登校情報センターのひきこもり支援のスタンスではないかと思いました。
私が日ごろ他の支援団体とスタンスや方法において違っている点は(すべての支援者がそうであるとは思いませんが)、
「ひきこもり当事者⇒支援者の働きかけ・家族への働きかけ⇒ひきこもり当事者が職業に就く・会社勤めを始める」
という図式を持たないことでしょう。
そういう図式に照らして、私の支援方法の問題点や不十分さを並べていると感じるのです。
こういう図式に当てはまる人がいないとは思いませんが、少なくとも中心的な活動目標・活動スタイルにはしていません。
上の図式の発想では、ひきこもり当事者がひきこもり支援の側になる方法などは思いもつかないし、「ひきこもったままの社会参加」などありえないのかもしれません。
ひきこもり当事者は一人ひとり違いますし、行く先は本人の選択によること、その選択する力をつけるのが、対人関係や関心・興味を伸ばすことです。
それがすぐに生活の収入になるかどうかは少なくとも初めのうちは問いません。
確かに活動の途中で就職した人はいます。
上の図式の当てはまる人です。
私の思い描く構想の中で10年経っても経済的な意味を持つ社会参加に到達しない人はいます。そういう見込みを期待しなくなった人もいます。
この対比のなかで私のやり方が間違っているという結論はだせません。
なぜならひきこもっている100万といわれる人の少なくとも半分以上は、恒常的な社会との接点がなく、最大多数を占めているからです(なかには家族との接点さえありません)。
上の図式の支援方法もまた成功していないのです。
そういうひきこもりを視野に置いたひきこもり支援(私は自分を支援者と自称するのをはばかる人間ですがここはやむなく使います)は、その人の外側から何かをするのではなく、本人の内部の関心やエネルギーによるしかないと思うからです。
それは確かに成功していません。ですがウィキペディアの記事はそういう視点が欠如した紹介記事です。
そういう視点を有効とか無効とかを判断する以前に気づいていないのが最大の問題だと思いました。

今回、ウィキペディアの記事を見てわかったことは、紙文献だけではなくサイト上の記事も役立てられることです。
私は多くの記事をサイト上に書いています。
それらの視点を凝縮すれば私の取り組みの性格は読み取れると思うのですが、そういう視点が全くわからない立場からすれば、不登校情報センターの支援は筋違いのひきこもり支援と理解するしかないでしょう。
ウィキペディアの記事はあれこれの瑣末なことで書かれた記事構成になっています。
例えばこうです。コンテンツマネージメントシステムの独自導入を説明して「素人グループが制作している」ではなく「素人を含むグループが制作している」としています。
そういうことではサイト制作の専門家が加わったことにはなりません。
「「フリースペース・ワークスペース」という併記表現が多い事からも、「どこまでが労働か、そうでないか」の線引きが曖昧であり」としていますが、フリースペースに通所する人に10数年にわたり毎月の作業費を支払っている支援団体である点は見落としています。
そこを見ることができない人です。

私はウィキペディアの中でこれらの論争はしないし、ウィキペディアはそのような場になることを歓迎していないでしょう。
SKさんが考えていること、提案されていることには感謝すべきものがあると思います。
久しぶりにウィキペディアの記事を読み直したこともそうです。
読み直してみて不登校情報センターのサイトの中でウィキペディアの記事に当事者としてのレビューを試みてもいいと感じています。
そうすると私がレビューを書くのに支障がない限りにおいてあなたの提案に同意できることになります。
私のレビューは日常の実践と関係するわけで、インタビューの内容がわからないなかで、すべての発表をあなたの提案の範囲に収めることはできません。
SKさんへのこのメールの要旨をサイト内に転載するだけでもレビューの一部になるでしょう。
内容の範囲や発表方法に自由裁量があるなら、あなたの提案に乗ることができます。
「不登校情報センターへの支援依頼の顛末」の記事のことは私には何の問題もないのです。
自分の事実について自分で書いたことがそのまま掲載されています。人には言うに任せます。
ウィキペディアの記事を書かれた方は実践がないぶん客観的でいい内容になるかといえばそうとも言えず、そういう方の言い分に振り回される意味はないのです。

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