不登校情報センターへの質問
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不登校情報センターへの相談事例
ここでは質問の条件になることを「Q&A」の形で紹介します。
別ページの「質問Q&A」の「不登校・ひきこもり相談の実例」も参照してください。
Q1:親だけのカウンセリングは受けられますか?
A1:子どもは外出できない(カウンセリングを受けたくない)場合は、家族だけでも相談できます。
「子どもにどう関わっていけばいいのか」「親自身が苦しくなっている」「引きこもりのほかの人の様子を聞く」
「自分の子どもに何が起きているのかを知りたい」…などの面で役立ちます。
Q2:学校さがしなどの相談はできますか?
A2:不登校や高校中退の人を受入れている教育機関は多数あります。
不登校情報センターではそれらの情報を集めています(ホームページ内の通信制サポート校、フリースクールなどを参照)。
入手している学校案内書を無料でお渡しします(種類が多いので、選んでいただきます)。
Q3:病院にかかり、薬をもらっていますが相談できますか?
A3:精神的疾病のある人も対人関係がつくれること相乗効果を示すことがあります。
また薬を服用している人に診療や投薬をつづけても改善・治癒には向かわない人もいます。
友人などの対人関係ができるにしたがい、状態が改善されることがあります。
医療機関に受診している人の相談も受け付けています。
Q4:フリースペースで、人と関われるようになりたいのですが大丈夫でしょうか?
A4:引きこもりの人の状態の個人差はかなり大きくて、一人ひとりの違いによる答えになります。
それがどの程度なのかは実際にかかわり、体験しないことにはつかめません。
フリースペースで安定的にいられる人もいれば、誰かがついて支えてくれなければいたたまれない人もいます。
安定的にいられる人は、一人で相談に来てください。
引きこもり経験のある当事者のいる場に、どういう形(目的、すること)で参加すればいいのかを話し合うところから始めましょう。
一人だとフリースペースや人のなかで不安を感じる人は、相談員(カウンセラー)との話し合う機会を重ね、
他の人と知り合う関係、話のできる関係に向かうのがいいです。
Q5:30歳を超えています。
将来が不安です。相談できる所をさがしています。
A5:引きこもりの人のなかには30歳を超えている人は多いです。
対人関係づくりや心理的なカウンセリングの相談もできます。
当事者と関わりあう機会もできますので、ぜひ相談に来てください。
可能ならば継続的に通所していただきたいと思います。
Q6: 対人関係が苦手で友人ができません。
どうすればいいのでしょうか?
A6:引きこもり傾向の人の特色は、人間の心の雰囲気がよくわかることです。
相手を気づかい、相手の気持ちにそった動きをしようとして疲れ果て、それが相手を遠ざける逆効果をもたらします。
これは自分の気質や性格が理由であり、すぐには変えられません。
相手がよく見えるのは優れた面です。
それをどのよう生かすのか。
自分の特性を知るためにカウンセラーとの話し合い、フリースペースに参加し、対人関係と心の修行をするところから始めましょう。
Q7:子どもが言うことをききません。
親はどうすればいいのですか?
A7:引きこもりの人には親の姿を見たら避ける、親子関係が断絶している人がいます。
自分が親に話をしたとき「それではダメだ」「もっと大事なことは…」と親から(親切に)話され、
その結局自分の気持ちをきいてもらえない経験をしている人がいます。
親の方ではそんなことはしていないはずだ、と確信があっても子どもはまた違う受けとめ方をします。
子どもの話をよく聴いて「そうだね」とまずは受けとめていくのがいいです。
子どもには親とは違う考えの筋道があり、よく聴いてみると親にも納得のできることが多いのです。
初めは子どももうまく話せないですが、親がちゃんと聴いてくれるとだんだんと話せるようになります。
そうなったときの発想や考え方は意外と親と近いものです。
子どもの話をじっくり聴いていく姿勢が、親の姿勢をまねていくように子どもは聴いていく姿勢を育てるのです。
それには時間がかかります。
その過程をカウンセラーと話を重ねていくなかで身につけるのがいいでしょう。
Q8:家族(親)同士で話し会う場はありますか?
A8:毎月第2日曜日の午後に続けています。
昨年からは「大人の引きこもりを考える教室」に名前を変えてつづけています。
主に20歳以上30代の引きこもりの親の集まりです。
また不登校の子供への対応「ミニセミナー&質疑応答の会」(上記、毎月1回)も始めています。
場所は不登校情報センターです。
ときたま日時が変わることもありますので、事前に確認をしてください。