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事件化しない器物破損

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事件化しない器物破損

相談があったのは母親であり、器物破損をするのはその子どもです。
私は母親とその子ども両方に面識があります。
器物破損とは、読んでいた本を瞬間的に破ってしまうなどですが、持っていた携帯電話を投げて壊したこともあります。
がまんできない、抑制できない感じになるのです。
何度が繰り返していて、最近はそれを予想して携帯電話を買い直すのをためらい、本を買い控えることがよくあります。
本人は相当に自覚しているのですが、だからと言ってすぐになくなるものでもありません。
家の壁を壊すとか、親に向かう暴力はありません。
持っているものを爆発的に瞬間的に投げつけたり、折ったりするのです。
我慢できるようになること、自己抑制力をつけることが必要になります。
ストレスがない環境がベストではなく、ストレスを感じても耐えていける状態にすることです。
しかし、常時ストレスにさらされている状態は避けなくてはなりません。
私がストレスや自己抑制力、忍耐や自己保存力をよく考えるように仕向けてくれた事例にあたります。

『DSM-Ⅳ 精神疾患の分類と診断の手引』(医学書院)では「間欠性爆発性障害Intermittent Explosive Disorder」を次のように説明しています。
「A.攻撃的衝動に抵抗しきれないでひどい暴力行為または所有物の破壊にいたる、数回のはっきりと区別されるエピソード。
B.エピソードの中に表現される攻撃性は、その誘因となったどの心理的社会的ストレス因子と比較しても、はなはだしく不釣合いである。
C.攻撃性のエピソードは、他の精神疾患(例:反社会性人格障害、境界性人格障害、精神病性障害、躁病エピソード、行為障害、または注意欠陥・多動性障害)ではうまく説明できないし、
物質(例:乱用薬物、投薬)または一般身体疾患(例:頭部外傷、アルツハイマー病)の直接的な生理学的作用によるものでもない。」


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