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人権啓発推進センター

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養老町人権啓発推進センター

所在地 岐阜県養老町
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シリーズ人権「みんなで考えよう。人が人らしく生きるために…」
■「男性だから…」「女性だから…」ではなく、「相手を尊重するから…」が大切にされる社会へ
◆LGBTをご存知ですか?
最近耳にすることが多くなった「LGBT」。
「LGBT」とは※1の頭文字をとって、組み合わせた言葉です。
二〇一八年に「LGBTは生産性がない」と発言した政治家がいました。
人権を尊重する観点から不適切な発言であると、多くの批判が寄せられました。
今回のシリーズ人権では、「LGBT」であると感じている人が、どのような悩みや生きづらさを抱えているのかについて考えてみたいと思います。
公益財団法人「人権啓発推進センター」資料によれば、人口の約5%はLGBTであると推定されています。
この数字は、二十人に一人の割合で、学校でいえば、学級に一人~二人は自分の性について悩んでいる子がいることになります。
多くの場合、小学生高学年~中学生の思春期に「自分と周りの性に対する違和感への気づき」から、不安や悩みを抱えると言われています。
誰でも、自分の容姿や性格、能力にコンプレックスを感じることがあります。
心と体の性の不一致や性的指向の場合は、繊細かつ分かりにくい問題ですから、より一層自分の殻に閉じこもってしまうのです。
体は男性(女性)なのに、心は女性(男性)であれば、好きになる人も、着たい洋服も変わってきます。
ところが世間では、固定観念から、外見上男性だから、女性だから…という理由で「あるべき姿や行動」をイメージしてしまいます。
そして、それを当然のことのように相手に当てはめがちです。
「LGBT」であると感じている人は、もっとありのままの自分で接したい(生きたい)のに、仮面をかぶって生活することになります。
公的・法的保障が得られないことも現状では多いため、孤立や貧困になり、生きづらさから自傷行為に及ぶことも少なくないといいます。
※1
L(レズビアン):女性の同性愛者
G(ゲイ):男性の同性愛者
B(バイセクシャル):両性愛者
T(トランスジェンダー):身体と心の性が一致していないため、身体の性に違和感を持ちやすく、心の性と一致する性別で生きたいと願う人
◆世間体や固定観念にとらわれるのではなく、相手を尊重することが当たり前に
わたしたちの身近には、「LGBT」問題につながる事例が幾つもあります。
◇例
職場の休憩時間に「彼女はいるの?」と聞かれたAさん。
同僚は、Aさんを困らせようとしたわけではありません。
年頃であることや、最近生き生きと仕事に取り組んでいる姿から、「いい人でもできたかな?」と思い、何げなく聞いたのです。
Aさんは男性なので、「彼女はいるの?」という言葉になったのでしょう。
しかし、聞かれたAさんは返答に困っています。Aさんは心が女性でした。
今後も同じようなことを聞かれるのが嫌で、同僚の集まりには顔を出さないようになりました。
これは、法務省の「LGBT」啓発ページに掲載されている事例です。正しく理解した上で、相手の人権を尊重することが大切です。
そこでは、性別によって当たり前と考えていることを見つめなおすことが重要だと考えられます。
高等学校の制服には、変化が出ています。
男女問わずズボンとスカートを選択して着用できる学校が増えています。
女子がズボンをはくことは、「LGBT」の生徒への配慮であると同時に、女子だからスカートをはくべきだという「当たり前」を見直すことにつながりました。
就職活動の女性用スーツもそうです。
最初からスカートとスラックスと上着の3点セットで売り出されています。
その日の天気や職種などによって、よりよい方を選べるようになっています。
このように、ジェンダーフリーの考えは、社会で現実に具体化しつつあります。
「LGBT」について考えることは、多様な性を理解するとともに、ジェンダーフリーの社会につながり、誰もが「生きやすい」そして、よりよく「生き会う」社会へつながるのだと考えます。
「男性だから…」「女性だから…」と考えるのではなく、その人らしさを尊重することができるよう努めたいと考えます。
〔広報養老 2021年6月号〕 

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