作業療法士
⇒作業指導員
【医療従事者にエールを】作業療法士ってどんなお仕事?
独立行政法人国立病院機構新潟病院で働く作業療法士の森口真さんに仕事内容や魅力・やりがいなどをインタビューしました。
▽森口真さん 上越市出身・柏崎市在住。
野球によるけがの苦しい経験から「リハビリテーション」という仕事を知り、病院見学をきっかけに作業療法士を志した。
■Q どんな仕事?
作業療法の「作業」とは、食事や排せつなどの身の回りのこと、家事や仕事といったその人を取り巻く生活行為全てを意味します。
病気やけがにより「できなくて困っていること」「以前のようにできるようになりたいこと」に対して作業療法プログラムを通して生活が再びできるよう、支援を行います。
■Q 病院で働く作業療法士の特徴は?
当院の作業療法士は、神経・筋疾患、神経難病、脳血管障害、がん、認知症疾患、発達障害、重症心身障がい児(者)の患者さんを主な対象とし、支援を行っています。
特に先進的な取り組みとして、作業療法プログラムの一環で腕に装着して動きの改善を図るロボットスーツHAL(R)単関節モデルや
障がいがあっても個々の生活のニーズにあわせた自助具を作製できる3Dプリンタを活用しています。
また、病気が進行し会話が困難な方へのコミュニケーション代替機器の導入や手が動かなくともスイッチ1つでパソコンができるようになるための練習、
発達障害を抱えたお子さんやご家族への支援にも力を入れています。
■Q 魅力・やりがいは?
AI(人工知能)に替えがきかない仕事といわれているところは魅力の一つです。
作業療法士は、自己研さんが重要なので自分の技術が高まれば高まるほど患者さんに還元できるところにやりがいを感じます。
■Q どのような人が向いている?
思いとやる気のある人だと思います。
不安や心の問題を抱える患者さんと同じ目線に立てる謙虚さや思いやりを持ち合わせていることが大切です。
問合せ：国保医療課【電話】43-9141【FAX】24-7714
〔広報かしわざき 令和3年12月号〕
