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前向きの姿勢になることと動けないことの関係

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前向きの姿勢になることと動けないことの関係

さてNくんの心配です。この話の前にNくんは「前向きな気持ちになれない」とこぼしていました。
「ライブ動画型交流サイトにはまって抜け出せなくなるのではないか。
生身の声ではなく反応のコメントは文字なので空しくなる。
特に生活リズムが崩れ、確立しないのではないか…なのに前向きに解決しようとする気持ちが出てこない」。
Nくんの心配とはこういう不安です。
この心配の具体性を聞くにつけ、何をしたいのかは自分なりには意識しています。
これは前向きの基盤です。
しかし「ライブ動画型交流サイト」にとどまる範囲では、行動に結び付くレベルではありません。
それでも無用という結論は出せません。
この状態で行動できない理由は行動エネルギーの不足、自己肯定感のレベルが低い点です。
というよりも最近の彼の周囲に発生したことは、彼にダメージを与えるようなことでした。
一時できた外出がなくなり、家族を含めて話し相手がいなくなりました。
その経験のなかで行動のエネルギーや自己肯定感情を落としていきました。
やることもなく手にしていたスマートフォンで「ライブ動画型交流サイト」にぶつかったのです。
ダメージの支えが二重底になっていたようなものです。
内側の救済ネットからは落ちたが、もう一つ外側に別の救済ネットがあったといっていいでしょう。
この外側の救済ネットで一時的に気を紛らわせることができましたが、その後では不満足感につきあたりました。
「これを続けて行っていいのか」と気づきました。
不満足を漠然と感じても言葉で意識するレベルにはなりにくいものです。
言葉にできたことこそ「前向きの気持ち」への転換点です。
「前向きな気持ちになれない」と自分からこぼしていること自体がすでに、前向きに向かいつつあることの証拠です。
本当に前向きの状態でないときとは、言葉にはできないのです。
言葉にできたからといって多くの場合どうするのかはわかりません。
だらだらした状態が続くのです。
前向きな気持ちに行動するエネルギーを加える方法とは何か。人と会うことです。
自分を受け入れてくれそうな人に会うことから進むのが手順です。
対人関係のアレルギー(対人関係不安や対人恐怖など)を、楽な気持ちで会える人に会うなかで徐々に少なくするのです。
アレルギーをなくしていく方法、またはストレスに強くなる方法がこれです。
(ライブ動画型交流サイト―3の2 つづく)

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