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女性肛門外科

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女性肛門外科

「肛門外科」受診する勇気、ある? ない? ハードル下げる、女性肛門外科医の工夫とは
お尻のトラブルを抱えていても、女性の場合、乙女心(!?)が邪魔をして受診を先延ばしにしがち。
札幌フィメールクリニックは、2014年10月に開院した「女性肛門外科」と「乳腺外科」を掲げる女性専門クリニックだ。
院長の矢嶋彰子医師は、女性患者が肛門外科受診をためらう最大の理由は「羞恥心」と指摘し、それに対する同院の工夫などについて第1回日本臨床肛門病学会で報告した。
既存のスタイルや考え方にとらわれない工夫を矢嶋院長によると、女性患者が肛門外科受診をためらう理由は、「肛門の診察を受けることが恥ずかしい」の他、「受診を他人に知られることが恥ずかしい」「男性医師に診察されることが恥ずかしい」「過去に診察を受け、恥ずかしい気持ちになった」なども少なくないという。
その結果、市販薬や家族が処方された薬で済ます、放置する、肛門外科以外のかかりつけ医に相談して薬を処方してもらう―といった女性も多いようだ。
多くは軟膏による治療で症状が改善するが、受診が遅れることで肛門の病気が悪化したり、大腸の病気の発見が遅れたりすることもある。
同院では、開院から2年で既に5人の肛門がんを診断しているという。
そこで、女性が恥ずかしがらずに受診できるよう、同院では、これまでのスタイルや考え方にとらわれない、幾つかの工夫を行っている。
スタッフは全員女性で、男性の院内立ち入りは「お断り」している。
女性スタッフだけということによるセキュリティ面での不安は、診察は予約制、正面玄関をオートロック化し、患者にはインターホンで来院を告げてもらい、その都度開錠する―といったことで解消しているという。
また、病院の外観からは「肛門外科」であることが分かりにくくなっている。
診察時にも工夫がある。肛門の診察は、体の左側を下にして横になる姿勢で行うが、女性は足元を隠すと安心する人が多いため、腹部から腰、足先までを覆う布を使用している(写真)。
また、同院では院内処方を採用。
調剤薬局へ行かなくて済むため、薬局での問診で他人の目を気にする必要もない。
この院内処方は、患者に大変好評だという。
それに加えて、さまざまなライフスタイルの女性が受診できるように、週1回の夜間診療を行っている。
自分の都合で予約作業ができるようなインターネットおよび24時間自動電話予約システムも導入している。
こうした工夫の結果、患者は受診しやすくなり、同院の受診者数は増加しているという。
患者の年齢は30歳代が最も多く、40歳代と20歳代がそれに続く。
最近では、母親に付き添われた20歳未満の患者や、娘に付き添われた80歳代の患者も増えているそうだ。
受診のきっかけは、多くが「インターネット検索」
同院は看板広告などを出していないため、患者の多くはインターネット検索を基に来院する。
矢嶋院長は「『痔について人と話すのが恥ずかしい』と考える女性は多いため、肛門外科は口コミによる情報拡散が期待できない診療科目の1つ。
そのため、ホームページやブログを充実させることが受診につながります」と説明する。
20~40歳代の受診者が多いのは、検索にインターネットを利用する世代と重なるためと考えられる。
同院では、2016年2月に、対象と術式を限定して日帰り手術を開始した。
入院が可能な患者に対しては、2カ所の連携施設のいずれかに入院してもらい、出張手術を行っている。
現在、肛門外科を専門に行う女性医師が、道内には数人しかいないという。
矢嶋院長は、今後の課題として「1人の女性医師が診察できる患者数には限界がある。そのため、女性肛門外科医の育成が望まれる」との考えを示す。
同院のような女性が通いやすい肛門外科が、道内はもちろん、全国各地に増えていくことが望まれる。
〔あなたの健康百科編集部 2017年05月02日〕 
  

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