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好きなことを続けて仕事にできる社会的な背景

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好きなことを続けて仕事にできる社会的な背景

〔2014年12月21日〕
絵を描くのが好きでLINEのスタンプにあたるものを創っている女性がいます。
紙に描いたのですがそこからどうすればいいのか。パソコンに取り込んで色をつけて、しかるべきところに送って、審査をうける。
パスをすれば活用される。おおよそこういう順番です。
聞くところによると、審査中のものが大量にあり、審査には数か月の順番待ちとか。
絵を描く人が自分でパソコンを使えるようになる方法と、パソコンを使える人と共同で進める方法の2つがあります。ここから考えたことです。

日本は手芸や工芸をする人の割合がきわめて高い国です。
プロとアマチュアの境界がはっきりとしないことも特徴です。言い換えますとアマチュア(趣味の範囲)なのにレベルの高い人が多いのです。
販売ルートに乗せる意志と条件がこの違いをつくります(作品のレベルだけではなく)。
19世紀末に日本に来たラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、日本人の使う食器や家具などの生活用品が、西洋における芸術品レベルにあると驚いていました。
少なくとも江戸時代にはそういう状態にあったといわなくてはなりません。
この状態はいまも続いています。この状態が情報社会において新しい様相をもちはじめています。
情報社会とは、この小生産(個人的な作品づくり)が独自の販売網をもつ可能性を劇的に高めます。
いまはごく少数の人がその条件を享受しているのですが、これからは相当の多数が仲間入りすると推測できます。
そうなったとき初めて(人類にとっての工業社会に続く)情報社会が到来したと判断できるでしょう。

私の周辺の引きこもり経験者には手芸や工芸をする人、また独特の狭い世界に深く入り込んで何かをしている人が多くいます。
創作活動というと気後れするのですが趣味が高じたものかもしれません。引きこもり経験者にかぎらず日本人には多いのです。
私は不登校情報センターのサイトを趣味の延長として始めたものと理解しています。
これは創作活動とはいえませんが、これも「独特の狭い世界に深く入り込んだ」ものです。
これらが情報社会では意味をもつようになります。
初めに紹介した絵を描いている女性に話しました。
絵を描くこと、一般的にいうと作品づくりを続けることが大事です。それがこれからの社会に生きます。
第三の波といわれる情報社会は入り口まで近づいています。しかし、まだ到達はしていません。それで収入を得るとか生活できる条件にはなりませんがもう少しでそういう時代が来ます。
作品には手芸品、工芸品、日用品などです。バイクにつける小道具や、人の条件によっては車の装飾的な部品をつくることもあると思います。
大工業も変わるでしょう(大工業の変化する姿を私は描くことはできないのですが)。
パソコンができなくても自分の好きなことをやり続けると、パソコンのできる人が応援にきます。
パソコンのできる人に必要なのはそこに載せる情報だからです。手作りの作品は情報になるのです。

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