岡崎市ふくし総合サポートフロア「ふくサポ」
〔特集〕福祉総合相談体制 はじまりました
親の介護に疲れた、ひきこもり状態の家族にどう接したらいいかわからない、就園前の子どもの面倒もみなければいけない、悩みが多すぎて生きづらさを感じている…
福祉総合相談体制では、様々な悩みを抱えた家庭を、世帯ごとトータルで支援します。
■なにが変わるの?
これまで対応しづらかった“様々な悩みを抱える世帯”をまるごと支援し、相談者にとって適切な支援体制が整うまで寄り添い続けます。
また、悩みを抱える人や世帯だけではなく、それを支える家族や近隣住民、総代さんや民生委員・児童委員さんなども市が支える体制に変わります。
どこに相談したらいいかわからないお悩みは「ふくし相談課」にご相談ください。
■どんな支援が受けられるの?
○ふくし総合サポートフロア「ふくサポ」(福祉会館1階・東庁舎1階)
・相談内容がいろいろな課にまたがる世帯の支援をコーディネートします。
・自ら相談に行くことができないかたへ訪問するなどの支援を行います。
・身近な地域の見守り、気づき、つながり、支えあいのきっかけ作りを支援します。
・個人と地域・社会とのつながりを作るための支援を行います。
○こども子育てサポートフロア「ここサポ」(福祉会館3階)
・母子健康手帳交付時に個別性に応じた支援プランを作成します。
・妊娠期から子育て期までの悩み相談に対応します。
また、相談内容をうかがい、個々に合わせたサービス利用につなげます。
・必要に応じてご家庭に訪問します。
・相談の待ち時間に親子で遊べるコーナーがあります。
■福祉総合相談体制とは…
少子高齢化社会など社会構造の変化により、8050問題(※1)やダブルケア(※2)など、個人や世帯が抱える生きづらさやニーズが複雑化・多様化しています。
こうした課題を克服するため、高齢、障がい、こども、生活困窮など分野や制度の垣根を超えた相談支援、社会とつながるための支援及び地域における交流や活躍の機会を生み出す支援を一体的に行うのが福祉総合相談体制です。
「支える側」「支えられる側」に分かれるのではなく、誰もが役割を持つことで、住み慣れた地域で支えあいながらいきいきと暮らすことのできる環境を整えるお手伝いをしていきます。
※1 8050問題…「80代」の親が「50代」の収入がない子どもの生活を支えるという問題。
※2 ダブルケア…「介護」と「子育て」といった家族や親戚などの複数のケアに携わること。
■福祉総合相談体制での主な相談内容
◆こども子育てサポートフロア「ここサポ」
○福祉会館3階
保育課：保育園・こども園の入園に関すること
こども育成課：児童育成センター、放課後子ども教室に関すること
家庭児童課：妊娠・出産・子育てに関する悩みごと
◆ふくし総合サポートフロア「ふくサポ」
○東庁舎1階
国保年金課：国民健康保険、特定健診等保険事業、国民年金に関すること
医療助成室：医療費助成、後期高齢者医療制度に関すること
子育て支援室：児童手当等の給付、ひとり親に関すること
地域福祉課：生活保護に関すること
○福祉会館1階
ふくし相談課：生活困窮、若者相談、地域包括ケア、その他福祉全般に関すること
障がい福祉課：障がい者手帳、障がい福祉サービス、難病に関すること
介護保険課：介護保険サービスに関すること
長寿課：介護予防、認知症、高齢者福祉に関すること
◆こども発達相談センター(欠町)
こどもの発達に関すること
◆健康増進課(岡崎げんき館2階)
母子保健、精神保健に関すること
ふくし相談課
【電話】23-6774【FAX】23-7987
〔市政だより おかざき 2021年4月号〕
