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母からはほめられた記憶もなかった!

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母からはほめられた記憶もなかった!

投稿日時: 2018年6月15日
6月5日に「自閉的な私は母からしかられた経験がない」を投稿しました。
しかられた経験がない、記憶から消去しているのか…自分でも不思議なほどです。
先日のことです。「松田さんは前に人の怒りなどを感じる能力が低いと話していましたよ」という人が出てきました。
そういえばそんなことを言ったことがあるかもしれません。
そこでハッと気づいたのです。
私は母からこれというほめられた記憶もないのです。しかられた記憶もほめられた記憶もない!
これはどういうことなんだ?
子ども時代にほめられた記憶はあります。
保育園の保母さんやそこの園児たちが「絵が上手!」と言っていました。
園児たちとは一緒に遊んだ記憶はなく、園庭にある2つ並んだブランコの片側で一人ブランコに乗っていた記憶、1歳年下の子が何かを言いながらぶつかってきた記憶などです。
ひとり園内で自動車の絵を描いていることが多く、それをほめられたのです。
嬉しかった記憶はないのですが、覚えているのは好意的に受けていたためでしょう。
小学校に入ってからも似たようなものです。
ひとり淡々と何かをしていました。特に地図を見ていることが多く、多数の地図(特に都市の市街図)を描いていた。
やがて都市の人口を表にするなどのデータ作成に移り、さらに辞典づくりに進みました。
現在のHP作成はその延長です。
これらを詳しく書き続けるはやめて、次に進みます。
母からはしかられたことも、ほめられたこともない、少なくとも記憶にない。
それは母の感情的な表現、気持ちを受けとめる力が低かったなら説明がつきます。
自閉症的といっていいでしょう。程度はともかく母はそれに気付いていたと思えます。
感情表現を上手く受けとめられない代わりに、私は周囲の人への判断基準を自分なりにつくろうと試みていたのではないか。
中学生のころ、ちょっとオシャマな女の子が「武己くんは公平、だから認められている」と言ってきました。
これは学級内で弱い立場の子にも同じように関わったことがあり、そのとき言われたのです。
しかし、このオシャマな女の子はそのときだけではなく、いろいろな場面を含めて言ったのです。
生徒の選挙による学級委員長は毎年1学期に選ばれていました。
いろんな委員会にもよく選ばれました。それらを指して「認められている」と言ったのです。
そういう役目を自分から積極的に買って出たことはありません。
目立たないけれども地味に担当した気はします。
このときの公平という言葉はかなり印象深かったようで、このあとは自分でも「公平基準で」物事を見ようとし始めました。
それまで気づかずにいたのに意識させられた感じです。
周囲の人を感情表現で判断するのでなく、公平な基準で対処しようとしたという意味です。
もちろんいつも成功したわけではないでしょう。
先日話した人は私のここを特に取り上げました。
「それは自分を確立していることです。
多くの人は(その人も含めて)周囲の人の感情や意見に左右されて揺れ動いている。
自分の軸がない。自分の基準をもっているようでも揺れ動いている。
そのときどきで基準が変わり、周囲に流されるしかない、自信が持てない…」と続きます。
対して私はマイペースである、自分のやりたいことを地味に続けている。
成功するとかしないとか、金になるとかならないとか、それらにあまり関心を持ってこなかった。
だから今も貧乏生活をしているわけです。しかし、それで重大な後悔があるわけでもありません。
ご迷惑をかけている方には申し訳ないですが…。
取り組みが本質的なことに近づいているのか、そこがいちばんの関心です。
自分の能力や守備範囲は限られるけれども、できることを続ける気持ちでいます。
理解されないかもしれないが、人に認められるのを目標とせずに続けてきたと思います。
これはかなり正直な気持ちです。
自閉症、自閉傾向を調べたり、考える方には、私の場合は1つの参考になるかもしれません。
子ども時代のエピソードなどは「松田武己」ページにいろいろと紹介しています。

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