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津市人権課

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津市人権課

種類・内容
所在地 〒 三重県津市
連絡先 【電話】229-3165
【FAX】229-3366

シリーズ人権 第101回
私には小学1年生の息子と年少児の娘がいます。
二人とも発達障害があり、療育手帳の交付を受けています。
同年代の子と比べると成長が少し遅れており、日常生活や小学校・幼稚園での活動の際に落ち着きがなかったり、機嫌を損ねると動かなくなってしまうことが多々あります。
息子は年少まで、自宅から近い保育園に通っていました。
園では集団行動についていけず動けなくなることがあり、連絡帳にはできなかったことばかりが書かれていました。
仲の良い友達もでき、通園し続けたいと思っていたのですが、最終的には転園することになりました。
転園先としては手厚い支援が受けられる園を探し、自宅からは距離のある保育園に通園することになりました。
息子が新しい園になじめるかを心配していましたが、新しい保育園では先生が息子のことを理解し、彼の意思を尊重してくれたので、すぐに新生活になじむことができました。
そして先生のサポートの下、息子はさまざまなことに積極的に取り組むようになり、運動会や発表会でも重要な役割を任されるまでになりました。
息子は転園を機に大きく成長することができ、結果としてはとても良かったと思っています。
一方で、社会において障がいに対しての理解が進んでいないことも実感した経験でもありました。
現在息子は小学校の特別支援学級に通学し、以前と比較すると手がかかることは少なくなってきました。
そんな中、今度は娘が、息子と同様に発達障害であるとの診断がなされました。
子育てをする中で、子どもたちが思い通りに言うことをきいてくれないことも多く、「“普通の子ども”であればこんな苦労をしなくてもよかったのかもしれない…」と考えてしまうことがあります。
子育てが大変なのは自分だけではないし、人はそれぞれ違っていて当たり前です。
“普通”という表現を頭に浮かべてしまうこと自体がいけないことだとは分かってはいますが、なかなか考え方を変えることができず、日々葛藤しながら子育てをしています。
今、子どもたちは行政、小学校、保育園、民間の事業所など、たくさんの人からのサポートを受け、ゆっくりですが着実に成長しています。
その中で、私自身も意識を変えていく必要があると強く感じています。
振り返れば、これまで私は学校や仕事で障がいのある人たちと接する機会はありましたが、「自分は当事者ではない」と捉え、深く理解しようとしてこなかったと思います。
ですが、わが子のことをきっかけに、自分自身や周りの人の障がいに対する理解が十分でないことや、その一方でさまざまな形で支援をしてくれる人がたくさんいることも知ることができました。
まだまだ将来への不安は尽きませんが、まずは子どもが自分たちの力で生活できるようになるよう、支えていきたいと思っています。
そしてわが子はもちろん、誰もが排除されることなく安心して暮らせる社会の実現に向けて、私も貢献できるようになりたいと思います。
(40代、男性)
問い合わせ:人権課
【電話】229-3165【FAX】229-3366
〔広報つ! 令和5年2月16日号〕

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