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父親がアスペルガー症候群である場合どう対応すればいいのか

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父親がアスペルガー症候群である場合どう対応すればいいのか

カサンドラ症候群というのを聞きました。
ウィキペデイアでは「アスペルガー症候群の夫または妻と情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である。
アスペルガー症候群の伴侶を持った配偶者は、コミュニケーションがうまくいかず、わかってもらえないことから自信を失ってしまう。
また、世間的には問題なく見えるアスペルガーの伴侶への不満を口にしても、人々から信じてもらえない。その葛藤から精神的、身体的苦痛が生じるという仮説である」と紹介されます。
私が聞いたのは、父親がアスペルガー症候群で、その子どもがさまざまな被害を蒙っているというものです。
カサンドラ症候群と同じかどうかはわかりませんが、似た面はあるでしょう。
子ども側からは父親をどうすればいいのか、ある年齢になったら家から離れるしか方法はないのかと言われました。
<父親があまりにも自分勝手で、顔を洗えば周りを水浸しにし、後始末は家族の誰かがしなくてはならない。
父親はその問題点をまるでわかっていないし、わかろうともしない。
この例はまだいい方でひどいことはいろいろある。家族はどうすればいいのか>。
これが質問の主旨です。
どうすれば父親が家族に迷惑をかけなくなるのかの答えはわかりません。
父親に注意しても逆に怒られるか対立関係になるだけでしょう。
私に話せるのはそのヒントになることです。アスペルガー症候群を家族なりに理解することです。
アスペルガー症候群といっても個人差があります。
この父親の場合はどうなのかは家族がいちばんわかるでしょう。
(1)アスペルガー症候群というのは、ある状態であって良し悪しの判断を先行しないで理解することです。
アスペルガー症候群の人は、人の好き嫌いで事柄の正邪を判断することが嫌い・苦手で、公平な判断を心がける人が多いと思います。
父親のそういう面はどうでしょうか。
(2)人の感情や場の雰囲気を把握するのが苦手というのもアスペルガー症候群の人の特徴といわれます。
私の見解では、感情や場の雰囲気がわかるときとわからないときの両極端になりやすいというのがより正しい理解だと思います。
そういう面から父親を見てはどうでしょうか。
(3)自分が関心を寄せること以外には無頓着で不干渉なところもアスペルガー症候群の人の特徴ではないでしょうか。
もし父親にそういう面があれば悪いことだけではなく、助かる面もあるのではないですか?
質問者は私のこの話に何か感じることがあるようで「参考になります」という感想をもらいました。
人は、特に家族などの近しい関係にある人は、非難されることによって改善するのではなく、評価されてそれを起点に他の面もよくしていくものです。
そういう視点を取り入れて日常的な関係をつくるのが家族としての対処法ではないでしょうか。
その延長に、家から離れる方法もあると思います。
上の3点は、アスペルガー気質を自覚する私が苦手とすることで、自分なりの対処法を話しました。
他にも対処法はいくつかありますが個人差がどこまで通用するのかはわかりません。
比較的多数のアスペルガー気質の方に共通しそうな代表的なことを話したのです。

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