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肝細胞がん

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肝細胞がん

米で肝細胞がんにレゴラフェニブを承認
米食品医薬品局(FDA)は4月27日、レゴラフェニブ(商品名スチバーガ)を肝細胞がん(HCC)の治療薬として承認したと発表した。
ソラフェニブによる治療を受けても病勢進行が認められた切除不能なHCCが適応となる。
同薬は大腸がんおよび消化管間質腫瘍(GIST)の治療薬として使用されているが、今回の適応拡大を受け約10年ぶりにHCCの治療に新たな選択肢が加わることになるという。
全生存期間を有意に延長
レゴラフェニブは、腫瘍の増殖と進行に関わる3つの重要な機序である①腫瘍形成②腫瘍血管新生③腫瘍微小環境―のシグナル伝達を標的とする経口マルチキナーゼ阻害薬。
同薬は、既存薬による標準治療を受けても病勢進行が認められた切除不能な進行・再発の大腸がんおよびGISTの治療薬として承認されている。
今回、肝細胞がんに適応が拡大された根拠とされているのは、分子標的治療薬のソラフェニブによる治療中に病勢進行が認められたHCC患者573例を対象とした第Ⅲ相試験であるRESORCE試験の成績(関連記事「切除不能肝がん、レゴラフェニブ投与でOS延長」)。同試験では、プラセボ群と比べ、レゴラフェニブ(1日1回160mgを3週間投与し、1週間休薬するスケジュールを1サイクルとする)群において全生存期間(OS)が有意に延長することが示された(7.8カ月 vs. 10.6カ月、ハザード比0.62、P<0.001)。
また、病勢進行が認められるまでの期間(TTP)や無増悪生存期間(PFS)などの副次評価項目も、プラセボ群と比べてレゴラフェニブ群で有意に延長することが示された。
米国の肝がん診断数は年間4万例超
なお、レゴラフェニブ群では疼痛(消化管および腹部)、手足皮膚反応、疲労、下痢、食欲不振、高血圧、感染症、発声困難、高ビリルビン血症、発熱、粘膜炎、体重減少、皮疹、悪心などの副作用が認められたとしている。
また、FDAは「レゴラフェニブは肝毒性、感染症、出血、消化管穿孔、皮膚毒性、高血圧、心筋虚血、心筋梗塞、可逆性後白質脳症症候群などの重篤なリスクに関連する」と説明。
さらに「妊娠中または授乳中の女性は胎児や乳児に有害である可能性があるため、使用してはならない」と注意を呼びかけている。
同薬は、承認申請の時点で重篤な疾患の治療において安全性と有効性が極めて高いと判断された薬剤に対して適用される「優先審査プログラム(Priority Review Program)」の下で審査され,今回の承認に至った。
今回の承認に際し、FDAは「米国での肝がんの新規診断例は年間4万710例で、肝がんによる死亡例は2万8,920例」とする米国立がん研究所の今年度(2017年度)の予測値を紹介。
「肝がんの治療選択肢が限られている中、レゴラフェニブはソラフェニブによる一次治療に反応を示さなくなったHCC患者に対する初の治療選択肢となる」としている。 
〔メディカルトリビューンウェブ 2017.05.01 岬りり子〕 

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