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親の心子知らず?子の心も親知らず?

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親の心子知らず? 子の心も親知らず?

会報2021年3月号に掲載
この外出自粛のご時世、御多分に漏れず韓国ドラマにはまっています。
これを読んでくださっている方も何人かは同じように韓流ドラマの沼にどっぷりとはまってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先日見た「まぶしくて-私たちの輝く時間」というドラマ。
はじめは面白おかしく恋愛も絡め、親子関係、そして老人問題も絡めながらの普通の面白い韓流ドラマと思って気楽に笑いながら観ていました。
ところが実は最後の2回で唐突すぎるとも思える前の展開がジグソーパズルのピースのようにパタパタはまりながらも最後の展開である、親子関係の難しさと癒しというところに収まっていくところにこのドラマの秀逸さがあると思いました。
詳しいストーリーはあまり書きませんが・・・
子どもが小さいうちに夫を亡くし、その上残された子どもまでも障害を負ってしまい、その子と二人厳しい社会で生きていくために母親はあえて子どもに厳しく当たり、生きていく事に精一杯で子どもの心に気を配る余裕もなく、いつも固い表情をして女手一つで息子を育て上げ、ただただ駆け抜けてきた「母」の姿がありました。
そこは「親としてはきっとそうするだろうな。」と理解ができてしまいます。
ところが子どもは障害と貧しさの為に周囲に受け入れられず、母親からもことさら厳しく当たられて、いつも孤独で生きてきて自分の心を表す言葉を持たず、自信を持てず、自分を愛せない寡黙な大人になっていってしまいます。
ここが親として心の痛いところで、子どものためにその時その時の状況で一生懸命育ててきたつもりでも、その行為が子どもの心にどう影響してきたかというところまでは残念ながら自分も思いが至らなかったというところに「あー、若いころの自分もそうだった。子どもの心に思いが至っていなかったのではないかな」と、心にも刺さる部分がありました。
ドラマの最後に子は見えないところで自分を支えてくれていた親の愛情を知ることになり、親の愛情を理解して生き方も少しずつ変わっていくのですが・・・。
子のために良かれと思ってやっていたことが子どもの心にどういう影響を与えてしまっていたかということにも気づかず子育てしてしまってきたのではないかということはその後もしばらく心を離れませんでした。
しかし、親であったとしても人間は未熟な生き物。完ぺきではなくてもその時その時の状況と自分の最上と思う方法を選んでやってきた。
後で考えてみると失敗であったり、もっといいやり方があったと気がついたり、残念な今であったりすることはあると思います。
そう、人間は未熟な生き物です。それでもその時その時一生懸命やってきたのだと、子どもは自分で生きる力を持っているのだと信じることがあってもいいのではないかとも思っている今があります。
興味があったらあなたも観てみてください。
そしてあなたはどう感じるのか、「後悔ばかりの過去や不安だらけの未来のせいで今を台無しにしないでください」というメッセージがあなたの心にどう響くのか味わってみてください。

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