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身体科学分野の5つのテーマ

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身体科学分野の5つのテーマ

(2021年10月31日)

(1)マルトリートメント(ハラスメント)による子ども期の脳の変形による対応は、いつどのような事情により回復するのか。
特にこれという要件がない場合は継続するのか。
前頭葉の活動性を下げることにより、心身の安定性を維持するかに見える向精神薬による統合失調症の改善策は、これと関係するとみていいのか。
居場所のおけるひきこもり経験者の状態改善は、改善の定性的な証拠と考えていいのか。
(2)乳幼児期に虐待を受けた子どもの胸腺の委縮は、成長とともに改善するのか。
それはどのような環境の下で可能なのか。
数年前の幼児の死亡が虐待によるものと判定され、その親が逮捕された事情は、子どもの胸腺の委縮が虐待を受けたという証拠として採用されたことを確信させるものと考えていいのか。
(3)人が大人になる年齢が主に社会的な理由から30歳前後にまで遅くなっている。
これは遺伝するのか(後天的に獲得された形質は、次の世代に遺伝するというのはどこまで本物か?)。
これは人間の平均余命年数が伸びていったことにも関係するのか。
(4)発達障害というのは、発達の特異性という表現に変えられるのか。
その場合、「障害」とされていた部分は全部ではないにしろ肯定的または価値中立的な評価になるのか。
*セクシャルマイノリテイの場合、「性同一障害」の表現はなくなるのか。
(5)母音の発声が多い日本語は、右脳の働きを広げるものであり、日本語を生得的に使用する人は、論理の展開を「パトス的なロゴスにする」という命題は、身体科学的にどのように評価すべきか。

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