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高校中退生の受け皿

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(1)高校中退生の受け皿

全日制高校からの転入者と編入者または高校中退からの再入学者の違いは、実は必ずしも正確に区別されているとはいい難いところですが、両者をあわせてみることで、高校中退生(とくに全日制高校からの中退)がどの程度受け入れられているかを知り得ます。
表記を簡単にするため、ここでは前者を転入者(全日制高校からの転入者を意味する)、後者を再入学者(高校中退からの再入学者を意味する)とします。
夜間定時制高校では、全生徒のうち転入者が11.8%、再入学者が15.3%、合計すると(一部は重複して算定されている可能性がある)5人に1人以上をしめるものと見られます。
特に普通科は転入者14.0%、再入学者19.9%を占めています。職業科を選択した生徒の方が、いろいろな意味での選択の幅が限定されていることと無関係ではないでしょう。
昼間定時制(夜間併置を含む)高校は、転入者12.0%、再入学者12.1%、合計24.1%です。これは夜間定時制の水準とほぼ同じものと考えられます。
後で(図4)みるように、昼間定時制の生徒の就職者率は約30%で、夜間定時制生徒の55%の約半分近くでしかありません。
この意味するところは別の機会に調査し、検討したいと思います。
通信制高校は転入者19.4%、再入学者8.6%、合計28%であり比率としても、また実数としてもいちばん大きな部分をしめています。
ただ再入学者は私の予測や実感よりも低い気がします。
これはたぶん通信制高校においてそのことを把握しておく必要性が定時制高校よりも低くなっており、それが関係しているように思います。
高等専修学校(専修学校高等課程)は、再入学者のデータしかありません。
①生徒が通信制高校と併修になり高等専修学校と通信制高校を同時に卒業できる併修型の学校と
②大学入学資格のとれる3年制の単独型の高等専修学校に分けてデータを集計してみました。
そうすると再入学者の占める比率は併修型が3.3%、単独型が17.5%と大きな開きのあることがわかりました。
この開きがなぜ生まれるのかは私には十分にはわかりません。
通信制高校サポート校と大検予備校は、いわば枠外の高校教育相当機関です。この2つの性格をあわせもつ「通信制サポート+大検」を加えて、3種類に分類して集計してみました。
データは再入学というよりは高校中退者の受け入れというとらえ方がいいでしょう。
サポート校が9.4%であるのに対して、大検予備校は68%、「サポート校+大検」は57%ときわめて大きな特色を示しています。
以上の転入者と再入学者をグラフで表示しておきます(図1-1、図1-2)。

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