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Center:(2)事態はどう受けとめられたか

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(2)事態はどう受けとめられたか

この文書に対して数人が直接、手紙を寄せてくれた。
そのなかの一人の手紙を紹介しよう。

(1)

「この件については以前より“第三者”から何度か聞かされていましたが、当人たちと直接話し合ったことがなかったので、公の場での発言は避けていました。
印刷物を拝読しましたので書かせて頂きます。A、Bの両者について。
Aくんに対し言いたいこと。
「自分に悪気がなくても人を傷付けることはある」
「記憶がなければ許される」ということではありません」「もしそうならゴメン」という言葉が欲しいと思います。
でないと、相手はいつまでも気持ちの整理がつかず、Aくんに対し、マイナスの感情を引きずります。
Bくんに対して言いたいこと。
「相手に記憶がない」ということはBくんが思うほど大したことではなかったのではないでしょうか。
必要以上に深刻に受け取ったためにこじれたと思います。
「Bくんの誤解だった」と言えるのではないでしょうか?
両者とは直接関係はありませんが、私が迷惑していることは、両者のトラブルに便乗して、Aくんを快く思っていない第三者が私もAくんを嫌うように洗脳(?)しようとしたり、Aくんを排除しようとしたりすることです。
聞くところによると、BくんはAくんとの関係修復を計っていたようですが、そうした努力をせず、とにかくAくんの悪口を洗い浚いブチまけようとする人がいることに私は憤りを感じます。
確かにAくんを快く思っていない人は多いようですが、一方で好意的に見ている人も何人もいるのです。直接聞きました。私は旧友もAくんにはよくしてもらっている」と言いました。
私はその人のその言葉を重要視してます。
そういう事実も踏まえて欲しいのです。
Aくん、Bくんとも以前は親しかったと聞いています。
Aくんを今も好意的に見ている人がいる。
ということは、Aくんも根っからの悪人ではないと思います。
私もAくんを嫌う理由がありません。
そもそも、Aくんがこういう場に来ようとした理由は何でしょう? 
① この場の性質上、何かしら人生のつまずきがあったのではないでしょうか。
たまたまそれが引きこもりではなかったということでしょう。
②引きこもり経験のない人は他にもいるようですが、私は、情報センターにおいても引きこもり経験のない人(達)から傷つけられたことがあります。
以上二点の理由から、「Aくん排除=解決」とすることには、反対です。
問題が表沙汰になった“現時点から”これから「Aくんには態度を改めてもらう」などしてもよいと思います。
「引きこもりでないから排除」ということなら、他にもそうして欲しい人はいます。
ただ、そのためにはBくんの精神ケアが必要だと思いますが……。

(2)

次に、情報センター及び人生模索の会、自助グループについて述べさせて頂きます。
まず、情報センター及び人生模索の会に集まる人は、『ひきコミ』にあるような“不登校・引きこもり・対人不安”などを理由に「スムーズな社会生活がおくれない人」としてはどうでしょう? 
主に精神的に不安定な人……(その中で引きこもりを中心としても良いのでは? とも思いますが、これは慎重に)。
あるいは、いまは大丈夫でも「経験者優先」にしてもらいたい、というのが正直なところです。
その中で、引きこもりだけのグループがあったらいいと思います(先に書いたように、情報センター関係者でも経験のない人たちからは傷付けられることがありますので)。
女性の会、30前後の会など今もあるように。
自助グループについて、まずイメージというか求めること、として。
「同じ傷を持つ人がそれの克服を目的としたグループ」と私は思ってます。
“痛みを軽減し快復させるために助け合う”ことができたらよいと思います。
何をとって快復というかは人それぞれだと思いますが、とにかく“ドン底“から這い上がる助けになって欲しいです。
情報センターに来るだけで精一杯の人もいるのですから……。」

AくんとBくんの直接の具体的な事情を知らないから、ほとんどの人はこれに近い感じをもっていると考えている。
仲よくなってくれたらいい、障害があるならそれを取り除けばいい……と思っている。
私もそう思う。そのためにはどうすればいいのかは既に書いた。
その後はどうなるのかはやってみなければわからない。
ただ私はここでもう一つのことにも気付いた。
仲よくなければ人間関係は成り立たないのか? そうじゃない。
仲よくなれなくても、それはイコールけんか状態ではない。
仲よくはないけれども、けんか状態でもない。
しかし、けんか状態であっても人として相手を尊重することもまた、対人関係の重要な力だ。
できれば、そういう両者がお互いに相手を尊重し合うが望ましい。
その対人関係の力こそ、社会性の重要な内容だと思う。
これについては別の機会に詳しく書きたいと思う。

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