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Center:2002年6月ー引きこもりの定義的表現の試み

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引きこもりの定義的表現の試み

〔B5版メモ用紙2枚、2002(または2000年)年6月13日の日付がありますが、何度かに書き加えた形跡があり、この日付が最終かどうかはわかりません。
原文は手稿であり、読み取れないところ、意味不明なところは掲載にあたり補筆しました。
原文の98%以上は維持しています。
時期は内容から2002年が妥当であろうと判断します。
タイトル「引きこもりの定義的表現の試み」は掲載時につけたものです〕。

①引きこもり
中心問題は、人間とかかわる力が必要なだけ発達してこなかったことである。
内攻的、引っ込み思案などの性格の問題として見なされ、そのなかでの人間と関わる力の不全としては認識されていない。
虐待やいじめなどによる人間への信頼感をくずされたり、遊びの欠如などにより実感的な人間情報が乏しく、人間への不安感がつよい。
一般には病的原因はないが、引きこもりが長期化したり、不安感が強くなると、うつや神経症的な精神症状があらわれることがある。
とくに高度経済成長期以降に生まれた人に多くみられる。
児童期以降の登校拒否、成人後の社会生活の困難などの形で表面化する。
ヒトという動物の生存力・生命力の退行現象と考えると、食べ物、空気を要因に関係するアレルギーなど環境問題との結びつきも推測されることがある。
これまでの集団的といわれるなかでの支配=被支配的な人間関係を変えていこうとする子どもと若者の性向の、行きすぎた状態である。
右に曲がった金棒を真っ直ぐにするために、左に曲げようとして、そのまま左に曲がった金棒のようなところである。

②引きこもりの準定義(状況説明)
中心的問題は、成長過程において内攻的などの性格として判断され、見落とされてきた人間としての関わる力の不全である。
虐待、いじめなどにより人間への信頼感を崩されたり、遊びの欠如などにより人間の感覚的、実感的な人間理解、安定感が乏しくて、対人不安が強く、通常の社会生活が困難に感じるまでになっている状態である。
一般には病的要因をもっていないか、引きこもりが長期化したり、不安が強くなると、うつや神経症的な精神症状が二次的にあらわれることがある。
特に1970年以降に生まれた人に多くみられ、思春期以降の登校拒否、成人後の社会生活困難などの形で表面化する。
回復の基本は、人間と関わる力を育てることである。
手順は人間への安心感、信頼感を実感的に経験できる過程から始まる。
社会的規範を、教訓的(知識注入的)に教え込むことから始めるのは対応者の焦りであり、引きこもりの当人をさらに精神的に追いつめ、逆効果になることが多い。
空気、食べ物、水などの衣食住を含む生活環境も影響があると思われるが、これらは個人や家族での対応できる範囲を超えていることが多い。

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