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Center:2006年8月ー「情報探しと情報確認の作業」報告書

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「情報探しと情報確認の作業」報告書

〔情報探しのマニュアル2006年8月〕
―FAX送信と電話番号からFAX番号を確認する取り組みの達成度―
ウェブサイト「良いカウンセラー・悪いカウンセラー」(以下「BWサイト」と称す)に掲載されている数百の(約500件)心理相談室からウェブページ「多チャンネル」の「相談室」に新たに掲載できるところを探す作業を行いました。

情報収集、情報確認の実務としても、FAXの利用のしかたとしても不登校情報センターの日常活動としても参考になりますので、その作業のしかたをまとめておきます。
これは1つの作業のしかたですが、いろいろな仕事するときに役立てることができます。

〔1〕「BWサイト」には数百の、心理相談室などのカウンセリングを実施している機関の情報があります。

(1) この情報は「BWサイト」制作者がある種の見込みのなかで集めたものです。
いわば第一次選考をすませたものです。

今回の作業はこれに第二次選考を行ったことになります。
(2)「BWサイト」のカウンセリング対象は多様であり「多チャンネル」に掲載するのは“不登校、ニート、広汎性発達障害”を対象に心理教育の相談をしている相談室を選考していく作業になります。
(3)「BWサイト」自体が情報提供しているのは、相談室の名称、所在地、電話番号、カウンセリング料金であり、ホームページを開設している相談室とはそこにリンクすることによって詳しい情報を得られるようにしています。
名称は全部ありますが、所在地、電話番号は一部不明および非公開になっています。
ホームページとリンクされている割合は比較的少なく3割前後だと思います。

「BWサイト」制作者にとりホームページが見つからなかった結果も相当数あると思います。
料金はホームページを見て記載されたものでしょう。
電話番号の記載がないところも、30~40ぐらいはあります。

〔2〕不登校情報センターには、不登校・引きこもり関係の相談室に関するリストがあります(これをB5版用紙の束になっており「相談室リスト」とします)。

そのうち連絡が取れて、それなりの了解を得たところを「多チャンネル」の「相談室」コーナーに掲載しています。
(1)「BWサイト」の相談室情報と「相談室リスト」はある程度重複しています。
重複していない「BWサイト」の相談室を「相談室リスト」に補充し、また「相談室リスト」のうち住所変更や電話・FAXの空白部分を追加したり、訂正できたことも今回の作業の成果になります。
相談室に関する基礎データを増やしたことになります。

〔3〕「BWサイト」の情報であらたに補充された「相談室リスト」に基づき、「多チャンネル」の「相談室」コーナーに掲載可能な相談室を探す作業を行いました。

これは別紙の依頼文に基づく回答を得ることで可能です(回答はFAX送信から10日ぐらいで約15通)。
これは、全てFAXを送信することにより可能になる作業です。
FAXを利用した情報収集活動です。
FAXを利用する営業活動とも共同する面もあります。

〔4〕「BWサイト」には原則として電話番号しかなく、ホームページがリンクされている先の相談室の一部(2~3割)のなかにFAX番号がわかるところがあります。

(1) 各相談室にはFAX送信により依頼状を発送しました。
はじめからFAX番号がわかったのは約120相談室です。
電話番号がわかったのは約330相談室ですが、電話とFAXが兼用になっている可能性もかなりあると見込んで、電話番号宛にFAX送信を実施しました。
(2) このFAX送信作業では「BWサイト」で新たに情報入手した相談室だけでなく「相談室リスト」の旧版で電話番号しかわからなかったところにも、FAX送信を行いました。
後者の合計は24相談室になります。

〔5〕このFAX送信により、電話番号とFAX番号が同じであったところとそう出ないところの状態が、かなり明確になりました。

それを表にしておきましょう。
(1)FAX番号がわかっていた相談室125
FAX送信が届いた……105
FAX送信が届かない……20
「届かない」のはFAX使用中、FAX切換式、印刷用ペーパー切れなどが考えられます。
(2)電話番号宛にFAX送信した相談室351(24)
FAX送信が届いた……130……(7)
FAX送信が届かない……221……(17)
FAX兼ではない電話「届かない」のは、上記①と同じ理由。
※( )内は旧「相談室リスト」による。
※ FAX送信が届かない221相談室のうち、12相談室は「再度FAX送信するように」との指示が出ており、FAX兼用である可能性があります。

〔6〕電話・FAX番号に関する判断

上記〔5〕の結果を次のように考えることができます。
(1)電話番号宛FAX送信でも327件のうち123件(38%)にFAXが届いたこと、
他にも11件の「再度送信」表示があったがこれはFAX兼用とみられ、
合計41%以上がFAXと電話の共用になっていると確認できました。

(2)FAX兼用の電話でも125件のうち20件(16%)が未着でした。
これは、FAX(又は電話)を使用中、FAXへの手動切換式、機種間の整合性の不具合、相手方FAXの紙切れその他の支障などが理由に考えられます。
この同じ理由が「電話番号しかわからないが、FAX兼用にもなっている」はずの相談室でもわずかながら生じているものと推測されます。
上記(1) 項で約41%以上とした「以上」はこの判断を含むからです。
これを確度の高いものにしていくには、企画を持ち送信回数を重ねていくことです。
(3) ●回のFAX送信により、「BWサイト」によって228件の、またそれ以外に7件の相談先に「多チャンネル」の「相談室」に掲載できるように案内したことになります。
ネット上のウェブサイトにはこのような「多チャンネル」を充実させる母集団(基礎情報のかたまり)を発見する可能性があると思います。
市販の情報誌などでも同じです。
これらは情報集めとしては定石、初歩的な方法と考えていいでしょう。

〔7〕作業に付帯した事情

(1) ウェブページ「多チャンネル」に公開している情報、あるいは出版物(『不登校・中退生のためのスクールガイド』や『不登校・引きこもり・ニート支援団体ガイド』)に公開されている情報は、不登校情報センターにとっては持ち合わせている情報の一部です。
公開に先立って、その数倍の公開に至らない情報を集め、1つひとつ確かめながらメディアの条件に従って公開していくことになります。
今回の相談室・カウンセリングルームや学習塾、フリースクールのようにそれぞれが流動的な状態(運営している、不登校生などに対応しているなど状況がそのときどきで変わりやすい)のなものは、この手持ち情報と公開情報の差は大きくなります。

通信制高校のように官庁の認可を必要とするところはこの差は事実上なくなります。
(2)今回の「BWサイト」のなかには、若干の医療機関(30~40)が入っていました。
これらも基本的には情報として残し「医療機関リスト」のB5記録用紙の束に入れてあります。
ある1つ情報源は各種の情報が混じっていることが多いものです。
情報集めとはこれらを一律に残すものではないし、また一律に廃棄するべきものでもありません。
この基準は難しく、私の経験でも“残しすぎたり棄てすぎたり”したこともあります。
このあいまいな情報がある程度たまると、その処理をどうしていくのか考えていくことで、どう残すか、どう棄てるのかの企画が出きてきます。
これが企画(の1つの芽)になります

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