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Center:2011年10月ーウェブサイト制作の前進、評価、見通し

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目次

ウェブサイト制作の前進、評価、見通し

〔『ひきコミ』2011年10月号に掲載〕

この1年間のウェブサイト制作を総括的にみました。
「パソコンを収入源に」をめざして今年も取り組んできました。
9月を終えこのあたりで今年の到達点、評価、見通しを述べておきます。

〔Ⅰ〕作業費の未払いの発生

この数か月の間に,作業費の未払いが発生しています。
5月20日に書いた「緊急のお願い」は
「努力不足と社会状況により、財政状態が困窮しています。今月分の作業費支払いは、各自1万円を上限としてお願いします。残余額は2-3か月の間に振り分けて支払います。今月分は上記条件で支払います」としました。
実際は1万円が上限ではありませんでしたが、しかし、4か月過ぎても未払い状態は終わっていません。
こうなった理由はいくつかあります。
(1) Wikiシステムへの移行作業は、多くの作業は生み出しましたが、それ自体では収入は生まれませんでした。
これは先行投資的な意味合いの強い作業であったと判断できます。
(2)他方、例年実施してきた春の新規の掲載・リンク依頼(データの更新依頼と平行)ができず、また2月ころのDM発送作業もできませんでした。
(3)昨年頃から、案内をしていない団体等から掲載依頼が来るようになっていますが、これが思ったほど多くはありませんでした。
またリンクの継続率が6割程度に減少しています。
背景には全国的な不況ムードがあるように思います。これも遠因になっています。
(4)結果として支払うべき作業費は増え、収入はむしろ減少気味であったことになります。
これが作業費未払いの原因ですが、まだパソコンが収入源に成長していないという現実を示しています。
(5)9月に新式のDM発送企画が実現しました。
当初の予定ではこの企画によりこれまでの未払いを清算できるものと見込んでいましたが、大量のキャンセルが生まれて、むしろ収入源の赤字企画になりました(約25万円の収入の見込み違い。赤字分としては4万円+α)。
これは長期的な企画として今後に期待していけるものですから、「しなければよかった」というものではありません。

〔Ⅱ〕回復基調をつくるいくつかの要因

9月に入り状況はやや明るくなりました。
これまで準備してきたことがようやく実り始めています。
サイトのWikiシステムへの移行が先行投資的な作業であったのが、ようやくはっきりしてきました。
それらを含めて、前進面とその背景になっていることを列記してみます。
(1)サイトのトップページを大きく変えました。
トップページの変更によるイメージの変化は、それ自体が大きな影響を与えています。
掲載希望の学校や支援団体からの要望のいくつかはこれに関連します。
トップページに一般広告として「不動産広告」があるのは、意図しなかったけれどもこの成果です。
(2)Wikiシステムに変えたことで、サイト制作への参加者が増えましたし、松田自身もある程度参加することになりました。
作業が増えたのにそれなりにすすんできたのはここに由来します。
(2) Wikiシステムに変えることによるデザイン面の心配は基本的にはないと思います。
表組みに加えて写真・絵を取り入れるならば、さらに向上を図ることができるでしょう。
これらは今後のテーマです。
(4)Wikiシステムに変えたことによるマイナス要因は、パソコンによってはアクセスできないものがあることです。
不登校情報センター内のパソコンでもアクセスできず、作業のできないパソコンがあるのが分かりました。
機能のあるパソコンをさらに必要としています。
(5)携帯電話によるアクセスは、確認できませんが、むしろ携帯電話側からアクセスしやすいように変わってきているように思います。
スマートフォンの普及などですが、ただどの程度活用できるようになったのかはよくつかめません。
(6)事務作業面で、「支援団体の基本情報台帳」が整いました。
収支の発生する1000か所近い学校・支援団体の台帳を、これまでの学校・支援団体カード(数千枚)から抜き出して通常の営業案内的に活用ができるものにしました。
昨年秋から準備してきたものでいまはこの台帳を基本に案内作業をしています。
(7)ブログページ「イベント情報」も改善しました。通常日にはアクセスが100件を大きく超える状態になっています。昨年までのTeacupを使う「イベント情報」を大きく超えています。
ブログ「イベント情報」の利用を学校等とのリンクにつなぐ案内の仕方もできつつあります。
(8)ブログページ「センター便り」も事務連絡的な内容から大きく変えました。
こちらも毎日50件から80件程度のアクセスがあるページに成長しました。
こちらも昨年まで使っていたLivedoor「スペース便り」、Yaplog「片隅にいる私たちの創造展」両方に匹敵するレベルになりました。
不登校情報センターの状態と取り組みを伝える広報部分としてだんだんと役割を高めています。
(9)「イベント情報」と「センター便り」に記載したことを基に、ツイッター「events_futoko」、facebook「不登校情報センター」およびメルマガ「不登校情報センター」を立ち上げています。
これらはその使い方をよく分かっているのではありませんが、徐々に有効に使えるようになるでしょう。
(10)9月25日の杉並の進路相談会には一般参加者が43名でした。
多数の参加者を迎えて無事に終えたところです。これはいろいろな取り組みと要因の総合力によるものです。
そのなかに「イベント情報」と「センター便り」を中心にする広報活動も一役あったと推測されます。
また150校の学校案内書を集めることができました。
広報力として、進路相談の場として徐々に関係する学校に伝わりますから、これからの学校・支援団体の情報集めにも有効に働かせることができます。

〔Ⅲ〕簡易バナーの創造

簡易バナーの導入は多方面で意味を持ちつつあります。
最初はWikiページのトップ「WikiFUTOKO」に置いていたものです。
それをヒントにいくつかの利用を思いつき、この2か月の間に広げてきました。
(1)学校・支援団体のリンク設定と結びつけ、一定年のリンクを続けたら簡易バナーを数か所におくという提案をしました。
これによりリンクの継続率を6割程度から大きく向上させることをめざしています。
どの程度のレベルに達するかは結果を評価するところにはきていませんが、実務作業としての感じではかなりの成果を出していると思います。
(1-2)またサイトの収入源の重要項目をリンクに定め、周辺の関連企画をここに結びつける方式が明瞭になったともいえます。
(2)簡易バナー第2の利用方法は、それ自体を(リンク機能付き)広告にすることです。
広告募集として簡易バナーを提案しました。
「WikiFUTOKO」ページにある代々木高等学校のバナーはそれになります。
ついで「声の教育社」「Meta-One」という情報提供誌が加わりました。
(3)簡易バナー第3の利用方法は、非営利団体との相互リンクの方法です。「タグ・いじめ」ページにある「NPO法人いじめ防止ネットワーク」「登校拒否・不登校全国連絡会」の簡易バナーがそれになります。これは「協力関係を広げる取り組み」と位置づけています。
いくつかの団体にこの提案をしているところです。
(4)簡易バナー第4の利用方法は、イベント情報と結びつけ、特に不登校情報センター関連のイベント情報の告知機能として活用することです。
この簡易バナーの特徴は、イベントの終了とともにバナーを削除しなくてはなりません。
9月の終わりに思いつき、10月の取り組みを告知するのに役立てています。
(5)簡易バナー第4の利用方法はさらに広げることができるでしょう。
第5の利用方法は広告としてのイベント情報バナーです。支援団体のイベント等の有料広告媒体として呼びかけることができるでしょう。
(6)簡易バナーの別の役割は、ページ構成のデザイン面にも表われています。
サイトを活気あるものに印象づけています。
簡易バナー設置可能ページはすでに1000ページはあります。
さらに多くなりますので、むしろ簡易バナーページがないのを防ぎ、1ページ当たり3、4個のバナー広告があるようにしたいものです。

〔Ⅳ〕今後の課題と見込み

(1)既にできているWikiシステムにしてもそれで終わりではありません。
探しやすさのためのいわゆる“パンくずリスト”の設定、タグの設定、各ページのデザイン・見やすさの改善…などが続きます。
(2)Wikiシステムになっていないページもいくつかあります。
それは徐々に進めていくことですが、単純にWikiページに移せばいいものばかりではありません。
支援団体の情報集めの基本に関わることもあります。デザイン面の向上とそれを可能にする技術が求められることもあります。
今後とも急がず、止まらず、少しずつ前進を図ります。
(3)またウィルス対策も考えなくてはなりません。
ドメイン〔futoko.co.jp〕の制約を受けることもあります。
その対応も今後の課題です。
(3-2)これらに対応するために、ミニ教室による技術の向上、相互の教えあい、より高機能技術を持つ人からの教授などが必要になることも予測できます。
(4)不登校情報センターのサイトを利用して「通信制高校・通信制サポート校」新サイトをつくりたいという要請を受けています。
また全日制高校の新サイトを企画しています。
両者は不登校生・中退者の2大受入れ先です。
その受け入れ先の情報をさらに充実する企画です。
外部からの要請によるだけに新たな発想による企画になるでしょう。
これも先行投資としてサイト制作を続けた成果と見ることができます。
(5)また9月にキャンセルの発生した新しいDM発送方式とは、中学校、適応指導教室,教育・心理相談室、フリースクール・サポート校、親の会を発送先とするものです。
従来の個人宛のDMとは違うものです。
今回は参加校の思惑違いからキャンセルが発生しました。
不登校情報センターの名称にそう企画であり、提案のしかたを用心深く設定すれば実現可能な有力な収入項目になります。
その宛て先名簿はなお作成中です。
様子を見ながら完成をめざしていきます。
これらを通して不登校情報センターのサイトを、利用者にとってより信頼性の高い、より多くの学校と支援団体の情報を得られる、探しやすく見やすいものにしていきます。
それがサイト自体の収入を生み出す前提条件をつくることになります。
それを基盤に工夫と企画を重ねて現在の2倍、3倍の収入を継続的に得られるものにする道を開こうというのです。
それがすなわち「パソコンを収入源にする」ことになります。
それは不登校情報センターを通所する人たちの準職場にする土台をつくります。
それができる程度に比例して、恒常的な通所をしないけれども自営業的な試みをしている周辺の当事者にとっても役立つ、共同事務所にすることができます。
創作活動をする人たちには作品発表や作品販売の企画部門の役割をもつものにすることができます。
もはや就職や仕事さがしを意識のなかでは断念している当事者に、これまでとは別の社会参加の方法があり、その1つの見本を提供することができます。

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