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Center:2011年2月ーウェブサイト改造と体験者の参加ー「支援方法」発表以後の様子

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目次

ウェブサイト改造と体験者の参加――「支援方法」発表以後の様子

〔『ひきコミ』2011年2月号〕

昨年の秋ごろに発想したウェブサイト改造計画のその後の進展、それと並行する不登校情報センターの内容の変化、そのなかでの当事者・体験者の受入れ方・関わり方の広がりの現状をまとめてみます。
『ひきコミ』1月号の「30代以上の引きこもりの支援方法」は、不登校情報センターにかかわりを持ちながら通所の少ない人などにも送りました。
その途中経過は別項「体験者の参加の仕方を考え中(案)」に示しました。

このエッセイではウェブサイト改造の現状とそれと並行する時期の活動内容についてまとめます。
引きこもりをめぐる社会的環境はまたわずかながら変化の時期に入ったのかもしれません。
私には不登校情報センターとの関係で状況の変化を見るしかできないのですが、まだ言語化しにくい程度の変化は感じます。
そのような背景が、私たちの取り組みにも影響していると思います。

(1)ウェブサイトの改造状況

昨年夏に不登校情報センター・ウェブサイトの改造を考え、その中心はWikiシステムの導入です。
Wikiシステムを導入するためにサーバーを変更しました。
それが完了したのは昨年12月25日です。
秋の約4か月間はWikiシステムの勉強中心でした。
現行の情報を別の無料提供Wikiシステムに移行する作業をする、そこで失敗を重ねるなかでWikiを学びました。
9月にページ全体構造の改装に基づく新トップページを「試作版」としてつくり、その後トップページにつづくネクストページも設定しています。
両方とも試行錯誤があり、これからもさらに変わるかもしれません。
1月に入り,新しいサーバー内にあるWikiシステムに情報の再移行作業が始まりました。
同じWikiシステムでも新サーバー内では微妙に違います。
ただ心配していた情報の上書き(消去)がなく、基本情報を入れていくとその上位の目次ページが設定できるなど慣れると使いやすい面がわかります。

そのほか不登校情報センターの ドメイン〔futoko.co.jp〕以外の無料ブログページを〔futoko.co.jp〕内に移行する作業も1月に入り始めました。
これらのブログは 主に2009年に始めたもので、それらをドメイン〔futoko.co.jp〕に移し変えることは不登校情報センターのウェブサイトの価値を高めるとともに、アフィリエイトによる収入面でも生かす可能性ができました。
その点を考えて体験者にも〔futoko.co.jp〕ドメイン内でブログ設定と運用をよびかけようという発想が浮かびました。
それが小遣い程度の収入を得られる可能性につながること、創作活動と結びつきやすいこと、不登校情報センターに頻繁に通所できない人でも出来ることがわかりました。
『ひきコミ』1月号の「30代以上の引きこもりの支援方法」はこの状況の途中で考え、これまでの経過のうえに提起したものです。
この支援方法に基づく呼びかけを数十人にしました。
その人たちからの返事は別項「体験者の参加の仕方を考え中(案)」に掲載していますのでここでは省略します。

ウェブサイト改造計画の進捗状況はまだ2、3割程度でしょうか。
今春までに2つの大きなページ「スクールガイド」「メンタル相談・各種療法」以外の支援団体の情報提供を終えたいと予定しています。
このほかにもWikiページに移行するには馴染みにくい、または技術的に困難を感じる(?)ページがあります。
改造計画によりウェブサイトの掲載内容の全部がWikiまたはブログになるのではありません。
これまでの改造により数値面でいくらかの向上が見られます。
正月開けにGoogleのページランクでは3から4に1ランク上がっています。
毎日のアクセス数は1月10日から1月22日までの期間を昨年比できます。
比べると26%余り増えています。
これらの数値面の向上は単純に内容によるとは判断できませんが、影響は確信できます。

これまでも不登校情報センター・ウェブサイトにおける「体験者・当事者の参加するページ」は工夫してきましたが、ここにきて表示方法を大きく変える時期になったようです。
これまで表示されたものを受け継ぎながら大きな枠に整理し直し、新たな参加者ページも探しやすくする改装計画です。
それは別項の「体験者の参加の仕方を考え中(案)」の内容に関係しますが、まだ全体像はわかりません。
おおよそ20人から30人くらいの体験者のブログを含むページ群ができるでしょう。
外部の体験者のブログ等にリンクをするリンク表示欄が必要になるかもしれません。
文章表現以外が中心のページも生まれるかもしれません。
自分の活動・取り組みと結びつけた呼びかけのようなものを含むページが出てくるのかも知れません。
このほかまだ予想もできないものが提案され含まれてくるように思います。
体験者の現実を反映したいろいろな企画です。

(2)ウェブサイト改造計画の現状と今後

ウェブサイト改造の全体に目を向けてみます。
〔1〕 しばらくは、別Wikiシステムに置いた情報の移転作業が続きます。
移行作業をしながら気づいたこともいろいろあります。
ページ構成の不十分さを見つけて新たな情報収集テーマがわかったこと、受け皿は出来ているけれどもまだ空白が多く引き続き支援団体・機関からの情報収集および更新情報が必要になっています。
〔2〕それの延長に「メンタル相談・各種療法」ページのWikiシステムへの移行。
つづいて最大の「スクールガイド」ページのWikiシステムへの移行を予定しています。
「メンタル相談・各種療法」ページは種類分けに未解決問題があります。
「スクールガイド」ページは分量が大きく、地域別・種類別の2つのカテゴリにしていく作業になります。
種類分けのカテゴリはWikiシステムでは独立に表示さ れうるので、情報収集には有効に働くかもしれません。
〔3〕平行して、まだWikiシステムへの移行を決めかねているいくつかのページをWikiシステムに移行していく方法・手順を考えて行きます。
特にグラフや表組みのあるページが対象になります。
これの打開策が身につけばまた新しい展開ができるはずです。
実際には自力で道は開かれそうです。
〔4〕以上の作業途中のどこかで、トップページを変えます。
「試作版」としている準備ページを表に出し、現行版を「保存版」としてしばらくはネット上に保存します。
〔5〕アフィリエイトなどは自動的に全ページに貼り付けていきます。
ある時点まできたらその表示方法を研究していかなくてはなりません。
〔6〕 バナー広告またはスポンサー広告の募集を個人代理店的な人にお願いしています。
動き出すのはウェブサイト改造が基本的に終了した時点、とりわけトップペー ジを交換したあとになります。
広告営業の依頼にあたります。
これらは不登校情報センター・ウェブサイトに注目いただけるのものになった証しです。
実行が始まればいろいろな広告企画の提案を受けることになるでしょう。
〔7〕「イベント情報」ページの改訂版がほぼ出来つつあります。重要点は2つあります。
1つはドメインを〔futoko.co.jp〕内に移したこと、もう一つは今日・明日のイベントから画面上の表示ができて探しやすいものになっていることです。
ドメインの移行によりこのページを「収入源にできる」可能性が高まりました。
探しやすくなったことでアクセスする人はさらに多くなると予想できます。
既にツイッター「events_futoko」の設定によりアクセス数は50%以上増加していますが、広報機能としても評価が高まるものと予測できます。
また数週間から年単位の期間にわたる講座・研修などの受講生募集ページを別につくりこのページと組み合わせる方法も検討中です。
この「受講生募集ページ」を含めて、ここにどのような「収入源にできる」企画を取り入れるのかはこれからの課題です。

(3)全日制・寮制高校との協力グループ

社会的にも大きくなる要素は(仮称)「全国合同学校説明相談会」のよびかけです。
これはウェブサイト制作に関連のない動きですが、不登校情報センターにとっても大きな影響をもつかもしれません。
時代は通信制高校の時代です。対人関係が希薄になっている時代に不登校や引きこもりへの高校教育の対応が通信制高校の普及になっています。
しかし、それは一面であり、重大な空白があります。
通信制高校生の3割は年間1単位もとってはいません(その改善のために通信制高校によってはさまざまな工夫を凝らしています)。
通信制高校の卒業生の4割は無業者です(その社会的な対処が求められています)。
これらの原因を通信制高校に求めるのは、病気の原因を病院に求めるのに似ています。
対応は幅広く、しかも根元部分から見なくてはなりません。

言い換えますと通信制高校以外の対応も必要です。
いや既に存在し動きになっているのが全日制高校、とりわけ寮(寄宿先)のある高校です。
(仮称)「全国合同学校説明相談会」はこれに関連したものです(全国不登校対応校連絡会?にする案が浮上)
よびかけ団体は、木村登校拒否相談室(名古屋)が中心で、大阪の関西こども文化協会、大阪教育文化センターを予定しています。
よびかけ先の高校は北星学園余市高等学校、自由の森学園高等学校、オイスカ高等学校、天龍興譲高等学校、黄柳野高等学校、愛農学園農業高校、生野学園高等学校、吉備高原学園高等学校、竹田南高等学校あたりです。

すでに昨年2010年には各地で講演会を続けました。
今年は2月11日から13日の3連休には東京、名古屋、大阪で講演会をします。
これを継続し、この延長 に全日制、寮制高校の取り組み発表を組織化しようと考えるのです。
今秋には中退生への実情調査などのアンケート発送を見込んでいます。
不登校情報センター は、このグループの看板的な役割を期待されています。
参加校には、生徒募集面でのメリットもありますし、不登校生と引きこもりへの支援または予防(?)の意味もあるかもしれません。
不登校情報センターは、組織としてのニュートラルな性格とこれまで蓄積した広報面の役割、何らかの作業が発生したときの処理能力が生かせます。
それが不登校情報センター自体の課題を解決する自然な力になるでしょう。

そのような協力関係は、杉並区 社会教育センターをベースにして生まれた「学校に行けない・人間関係がうまくいかない人への進路相談会」(2005年11月スタート)とそれに関係する2 つのフリースクールと1つのカウンセリングルームによる「セシオネット親の会」(2007年4月発足)に見ることができます。
このような協力関係を状況に応じて取り組み、可能な役割を受け持つことになります。

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