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Center:2011年7月ー葛飾区3課長等への説明機会

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葛飾区3課長等への説明機会

7月12日、葛飾区役所で広報課、政策企画課、地域振興課の3課長等への説明に行きました。
先日、区長宛に「引きこもり支援事業への要請」を渡しましたので、それに対して設定していただけた場です。
この説明の機会を持つこと自体が要請内容の1つです。

要請項目は7つあります。
はじめに「この説明の場は要請に回答をする機会ではない」と説明機会の性格を知らされました。
具体的に挙げた10月の創作展会場を借りる要請項目は「できない」旨を告げられました。
これまで葛飾区に対してこのような要請はしてきませんでした。
特に期待をしていないからです。
今回も期待がさほどあるわけではありません。
しかし、こちらから何かをいわない限り、何もすすまないし、理解もすすまない状態が続くと思えました。
それによる行動です。

「この場で回答するものではない」他の点に、回答があるかどうかはわかりません。
会場を借りる点で回答を得た事項との対比のなかで次のことは想像できます。
会場の受付に行って「10月〇日に引きこもり支援として創作展をしますので、無料で会場を貸してください」と申し込んだとしましょう。
担当課長から聞いた言葉は、このとき会場受付窓口で言われるのと同じトーンのものでした。
「会場使用料は区の条例で決まっています。無料または減額使用するのは区が行なう事業です」
この程度の回答は窓口で聞けることであり、この場で聞くのはナンセンスです。
葛飾区として引きこもり支援策があり、それに合致する事業と認められなければ回答は空虚になるのです。
この項目に回答が得られたのは、要望が直接的具体的であったからです。

他の要望項目も具体的ですが、ウェブサイト制作のスペースを用意してほしいというのは、そこまで直接的な要望ではありません。
かといって何らかの回答が特別に期待されるわけでもありません。
要請の目的は、すぐに効果的な回答を得ることではありません。
引きこもりへの理解、その支援が必要であるという理解を進めることです。
その先に葛飾区として何らかの引きこもり支援が必要と判断し、その方策を求めた時に要請は意味を持ちます。
要請事項と葛飾区の行なう事業は必ずしも同じではないので、要請がその時点で受入れられるとは限りません。
それでも一応の意味は持ちます。
今回意味を持たなかったのは、区の行政施策のなかに引きこもり支援がないからです。
他の要請項目も実は同じ運命にあります。
葛飾区としての引きこもり支援を考えない限り、回答は期待できないのです。

葛飾区としての引きこもり支援事業の開始は期待できるでしょうか。
担当課がありません。
要するに考える人がいないのです。
似たことを見つけました。
2009年7月に成立した「子ども・若者育成支援推進法」です。
法では市区単位で取り組むようになっていますが、それを実施する担当課が決まっていません。
ですから葛飾区の引きこもり支援事業が出てくることは期待できません。

今回の区長への要請、その説明の機会は意味がなかったのでしょうか。
実はあったと思います。
要請に直接の回答を得ることが行動の意味ではありません。
(1)葛飾区内に引きこもりの支援をしているNPO法人があると伝えたこと。
(2)その取り組み内容のごく概略をつたえたこと。
(3)行政区として特に対策はしていないのがわかったこと。
今回はこのあたりに意味を置いておきます。

何も期待はできません。
たぶん担当者が決まるところから始まるしかないのです。
不登校情報センターは、この面で葛飾区の動向に左右されません。
これまで通りの取り組みを続けます。
今回のことがいつか役に立つときが来るかもしれません。
当面はこういう雰囲気の働きかけが続きます。

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