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Center:2012年10月ー30歳以上のひきこもり支援

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30歳以上の引きこもり支援

〔2012年10月8日の講演を『しんぶん赤旗』編集部が要点をまとめ、10月16日同紙に紹介したものです〕

ひきこもりの高齢化がすすむなか、NPO法人不登校情報センター(松田武己理事長)は8日午後、東京都葛飾区内で「活動紹介『ひきこもり高齢化への対応』」と題する集いを開きました。
松田理事長が「30歳以上のひきこもりへの支援活動」と題して講演。各支援団体、参加者が交流し、相談会を開きました。

社会参加と収入をー松田理事長の講演から
松田理事長は講演で、同情報センターの活動を次のように紹介しました。
不登校情報センターは以前は、居場所経験をしたあとは、自分で仕事先を探してくださいという立場でした。
しかし、いったん仕事についたけれどもやめてしまうケースが多くあります。
いまでは、支援における情報センターの役割は、社会参加と収入をえられる場にすることです。
2004年に情報センターのホームページづくりを始めました。
支援団体・機関の情報を集め、その情報を提供する大きなホームページです。
作業時間は個人の事情により週1回~4回、毎日3~6時間です。
ホームペ―ジづくりが収入になるようにいろいろな試みもしてきました。
06年からは創作展を始めています。
ひきこもり経験者には創作活動をしている人が多く、それを生かそうというものです。
来年5月に第6回を予定しています。
こうしたとりくみは、二つの面があります。
一つは、ひきこもりの人たちの集団的な自立の基盤となる点です。
ホームページを分担してつくる、文書入力、情報集めなど周辺の作業への参加を通して自立へつなげることです。
もう一つは、個人の活動の支援です。
センターでは個人が相談・メイク・家庭教師など対個人サービス活動や、創作をすすめています。
不登校情報センターの社会参加支援の中心は、集団的な自立と個人ができる活動拠点をつくること。
センターはその応援をすることです。

成果を急がず肯定面をみつける
集会では、相談・支援活動のとりくみを交流しました。
教育カウンセラーの田中登志道さんは「引きこもりの人は変わっていないように見えても毎日ドラマがある。寄り添うことが大事だ」とのべ、30代のひきこもり経験者は「社会とつながりたいが仕事はできない、家にもいられないという人の相談にのっている」と自己紹介しました。
「かつしか夢プラス」の心理療法カウンセラーの別所邦彦さんは「15歳から34歳以下が対象だが、34歳以上の人もきている。先日は39歳、ときに40歳以上の人もいる」とひきこもりの高年齢化を指摘しました。
不登校情報センターの訪問支援部門トカネット代表の藤原宏美さんは「外には出ているが、社会とのかかわりがうまくいかない若者を訪問し、安心できる人間関係をつくって少しずつ社会参加をすすめている」と活動を紹介しました。
参加者(66)からは「息子は40歳。36歳ころから人間不信になり、精神的に落ち込んでいる。懸命に立ち上がろうとしている。親も歳をとってあせりがある。どうかかわればいいか」と相談。
70歳の女性は「息子は42歳で、やはり36歳ころから仕事に挫折し、ひきこもり状態になっている」と悩みを語りました。
「すぐに成果を求めるず肯定面をみつける」などの助言がされ、多くの相談事例が紹介されました。
このあと、個別の相談会が開かれました。

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