新日育英奨学会
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2017年2月8日 (水) 15:45時点における版
所在地 | 千葉県千葉市 |
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周辺ニュース
ページ名新日育英奨学会、千葉県千葉市、(奨学金の周辺ニュース)
千葉市+民間団体 連携 施設の子に給付型奨学金
虐待や経済的な理由などで親と暮らせず、児童養護施設や里親のもとで生活する子どもたちの進学を支援しようと、千葉市は二十六日、公益財団法人・新日育英奨学会(千葉市美浜区)と協定を結んだ。
市が推薦した子どもに、奨学会が月五万円の給付型奨学金を給付する。
市によると、こうした取り組みで自治体と民間団体が連携するのは全国で初めてという。
施設で生活できるのは原則として十八歳までで、多くの子どもたちが高校卒業後に退所する。
経済的理由から大学などへの進学をあきらめる子どもも多い。
新設される奨学金は、市の児童相談所の委託や仲介で、施設や里親のもとなどで暮らし、大学や短大、専門学校への進学を希望する十八歳以上が対象となる。
今年四月の入学予定者から適用される。
新日育英奨学会の奨学金は、理事長を務める市内の建設会社の会長の私財で賄われており、二〇一二年から経済的に恵まれない大学生に奨学金を給付している。
市が昨春、今回の取り組みを打診した。
定員は設けず、卒業までの間、月五万円を受けられる。
既に二人の希望者がいるという。
市はこの他、子どもたちが自立して生活できるよう、炊事や洗濯など家事のやり方を教えたり、児童相談所のケースワーカーらが相談に応じたりして、卒業まで支援する。
〔◆平成29(2017)年1月27日 東京新聞 朝刊〕