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カテゴリ:周辺ニュース

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ひきこもり発生の基盤的要因は家族内の不正常
 
 
日本において社会的ひきこもりが多くなったのは1990年代、あるいは1980年代に始まったといっていいでしょう。ひきこもりの増大を年代において見る視点は、それを個人要員、精神心理的内容、家族・友人関係において把握するのとは違った見方になるものと思います。
 
社会的ひきこもり、ここでは単にひきこもりと称していきますが、その増大を年代において見ることはその社会的背景あるいは社会経済的な関係においてみることです。私はそれを2021年ごろから中心的に考えつづけてきました。
 
詳しい説明は本論にひきつぎます。ここではその結論的な要点を述べます。ひきこもりの原因、要因は、人間の精神活動の大部分がそうであるように、個人の性格などの資質の面とその人が生きる歴史的、環境的条件によります。この両面ともこれまではより直接的な個人の心理や家族・友人関係のところから理解しようとしたのです。
 
私はそれを社会経済的な背景から考えようとし、1980/90年代にひきこもりが増加するのを知ったとき、必要な要件はその時代にあると思い至りました。
 
1980/90年代の日本に、あるいは世界に何があったのでしょうか?あまりにも多くのことがあり、ここではその中でも重要である部分を私なりの相互に関係する系列として列挙してみます。
 
⑴ 高度経済成長により日本は高度に経済社会に到達したのは1970年代のはじめです。すでに工業国家でしたが、以前の就業人口の最大は農業でした。高度経済成長は農業が衰退し工業が成長した時期であり、製造業就業者が最大になりました。同時にまだサービス産業の就業者は最大にはなっておらず、情報(化)社会の入り口にたどりついたところでした。
 
⑵ 国内において大きな人口移動がありました。1955年の総人口は90003人ほどで、その後1億3000万人ほどに増加しましたが、工業地域・都市への人口移動が激しくやがて農山村では過疎状況が生まれました。
 
⑶ この人口移動において1つの家族は国内に分散しました。同一家族の子ども世代は都市に、父母・祖父母世代は地方に残ることになりました。親族集団を象徴する本家とか分家というのは、1970年代でもすでに相当に衰退していましたが、1980/90年代にはその消滅は一層すすみました。
 
⑷ 産業分野の変化のなかで女性の就業者が増大しました。それ以前の女性就業者は、家業的な農業を除くと軽工業部分が中心でしたが、サービス産業の発展により男性よりもこの分野では女性就業者が多くの部分を占めるようになりました。一時「男は仕事、女は家庭」という女性就業者増加の足ぶみに近い時期もありましたが、全体の女性の就業者増加傾向は一貫したものでした。
 
⑸ 社会経済の変化はさらに多くの面に及びます。工業化に伴う公害の発生と地域環境への関心の広がり、人口偏在に伴う鉄道網の崩れと高速道路網の整備、小売業におけるスーパーマーケットやコンビニの増大、高校進学の事実上の全員入学と大学進学率の増大、保育園の拡充(と後の介護施設の増大)、雇用における非正規型労働の割合の増大、男女雇用機会均等法の成立、銀行など金融制度の変化など多くの分野の変化がありました。これらは相互に関連の強い分野もあり日本の経済社会の発達の複雑な構造を形づくりました。
 
ひきこもり増大に関係する要因として私はこれらのうち家族の変化に注目せざるをえませんでした。それは他の産業分野・経済社会分野とは異なる意味をもつからです。多くの分野は人間の生活に必要な物品の生産および流通関係(流通・消費・所有・所得関係)としての変化の歴史があります。20世紀の日本の生産関係の基本は資本主義的な関係にありました。
 
物品生産以外の人間生活のもう1つの生産、それは人間自体の生産であり、その役割が家族にあります。家族もまた長い歴史のなかでいくつかの変化があり、それを意識的に把握したのは19世紀になってからのことです。物品生産においては資本主義的関係は18世紀に始まったのですが、家族関係における一夫一婦制の単婚家族の成立は早くに成立していたはずですが、いろいろな攪乱条件によって(例えば男系家系存続のための公式の妾制度)によって補完されていたのです。そして現代においても夫婦単婚家族における“家父長制”の残りが続いています。家族内における不平等、不正常は、この大きな社会的変化の時代において、とくに若い世代の感受性ゆたかな人たちによって察知されました。
 
女性の多くが就業し始めた時代であるからこそ、この家族内の不平等、不正常は察知されやすくなったと思えます。私はこれがひきこもりの、そしてそれに先行する不登校の基盤になる社会経済的な要因になると考えるのです。
 
ひきこもりの直接関係の要因を全て家族内の不正常として説明するのではありません。ひきこもりに関わることは実に多様であり、複雑であることを認めたうえで、最も基盤的要因を家族内の不正常と考えます。その要因の発生は、女性に中心的な生産的労働からの解放(または排除)に始まります。家事労働に閉じ込められ、それを非生産的労働とみなされてきたのが今日までの女性の位置であり、それが慣習や常識として伝えられてきた社会——それを家族内の不正常と気づいた人のなかで、主に非言論的な行動(振るまい)としてひきこもりが発生したと考えるのです。
 
しかし、列挙した社会経済生活の多様で複雑な問題のなかで、家族関係の不平等、不正常がひきこもり発生の基盤要因とピックアップするには十分な論拠とは言えないというのももっともです。従って私はここではこれらを推論、推測としての仮説として提示します。その仮説のいろいろな面を、本論に入って言及し、検討します。
 
今まさにこの家族内の不正常な状態の改善・解消の時代に入っています。日本はこの面での遅れを指摘されています。ただ私はそれは重要な点ですが日本的特色の全体がどうかは別であるとも感じています。それらは本論に入ってから言及することになります
 
 
  
 
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2025年6月7日 (土) 09:49時点における版

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周辺ニュース

ページ名 松阪市ひきこもり地域支援センターそ・えーる 三重県松阪市 (ひきこもり支援センター類・三重県)
ひきこもり出張相談会
ひきこもりに関する出張相談会を開催いたします。
ひきこもりは、「特別なものではなく、誰にでも起こりうるもの」です。
話すことで新たな糸口が見つかるかもしれません。
ひとりで、家族だけで悩まないで、ぜひご相談ください。
とき:2025.3月12日(水)
相談時間:(1)午前10時半~、(2)午後1時~、(3)午後2時半~
ところ:幸公民館(大黒田町)
定員:3人(要予約)
※1人1時間程度
申込期間:3月11日(火)まで
申込方法:電話でひきこもり地域支援センターそ・えーるまで
対象:市内在住のひきこもりに悩むご本人やご家族
〔広報まつさか 令和7年2月号〕

周辺ニュース

ページ名 松阪市ひきこもり地域支援センターそ・えーる 三重県松阪市 (ひきこもり支援センター類・三重県)
精神保健福祉士によるひきこもり相談
医療機関の精神保健福祉士が医療面におけるアドバイスや対処方法など、こころの悩みの相談に応じます。
とき:3月18日(火)
相談時間:(1)午後1時半~、(2)午後3時~
ところ:健康福祉総務課(殿町)
定員:2人(要予約)
※1人1時間程度
申込期間:3月12日(水)までに
申込方法:電話でひきこもり地域支援センターそ・えーるまで
対象:市内在住のひきこもりに悩むご本人やご家族のうち、
・医療機関へ受診したいが、受診できていない方
・精神障がいが疑われるが、精神科等への受診歴がない方
・過去に受診歴はあるものの、受診を中断してしまった方
※医療機関(精神科)へ通院中の方は対象外
◎電話・来所・メール・LINEでも相談を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
「ひきこもり地域支援センターそ・えーる」検索
問合せ・申込先:
・ひきこもり地域支援センターそ・えーる
【電話】31-1922
【FAX】26-9113
・健康福祉総務課【電話】31-1926
〔広報まつさか 令和7年2月号〕

周辺ニュース

ページ名 松阪市ひきこもり地域支援センターそ・えーる 三重県松阪市 ()
「家族のつどい」の開催~“学び”と“わかち合い”のひととき~
「家族のつどい」は、ひきこもり状態にあるご本人を支える家族同士が集い、共に学び情報を共有する場です。
今回は、松阪市生活相談支援センターより知っておきたい仕事の話についてお話を伺います。
とき:2月21日(金)午後1時半~3時
ところ:社会福祉協議会松阪支所2階(鎌田町)
内容:講話「“そのうちに…”を行動に」
講師:松阪市生活相談支援センター
対象:ひきこもり当事者を支えるご家族
定員:15人
参加費:無料
申込期間:2月20日(木)まで
申込方法:電話、メール、または申込フォームにてひきこもり地域支援センターそ・えーるまで
問合せ・申込先:
・ひきこもり地域支援センターそ・えーる
【電話】31-1922
【FAX】26-9113
【メール】so-yell@matsusakawel.com
・健康福祉総務課【電話】31-1926
〔広報まつさか 令和7年2月号〕

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ページ名 [[]] 埼玉県さいたま市 ()
発達障害に関する講演会
日時:3月1日(土)14時30分〜
会場:武蔵浦和コミュニティセンター(武蔵浦和駅西口・サウスピア)
テーマ:発達障害に対する理解と支援
定員:190人(先着順)
申込み:2月7日(金)から、市ホームページへ。
問合せ:障害政策課
【電話】829・1306【FAX】829・1981
〔市報さいたま 2025年2月号〕

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ページ名 千葉市若葉区地域づくり支援課 千葉県千葉市若葉区 (子どもの居場所・千葉県)
子どものための居場所づくり作戦会議 参加者募集
■「知る」ことからはじめる地元の居場所づくり
若葉区内で子どもの居場所づくりを実践している方々をゲストに招き、子どもの居場所を取り巻く環境の変化や、実際の活動事例などを紹介いただくセミナーを開催します。
実際の活動の様子も見学できる貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
日時:2025.3月8日(土曜日)13時から16時(受付12時40分から)
会場:都賀コミュニティセンター ホール
内容:テーマに関する講演、事例紹介、パネルディスカッション、活動見学など
対象:子どもの居場所づくりやボランティアに関心がある方、子どもや教育などに関わる仕事や活動をしている方、その他テーマに関心がある方はどなたでも参加可能です。
定員:50人
ゲスト:植草学園短期大学こども未来学科 特別准教授 田村光子氏
その他、多数の実践者の方にご登壇いただきます。
申込方法:メールまたは電子申請で、2月26日(水曜日)までに、団体名(所属があれば)、氏名、連絡先を添えて申し込み。
詳しくは、「若葉区 令和6年度地域リーダー研修」で検索
問い合わせ:若葉区地域づくり支援課
【電話】233-8122【FAX】233-8162
〔ちば市政だより 若葉区版 令和7年2月号〕

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