カスタム検索(不登校情報センターの全サイト内から検索)

 
Clip to Evernote  Twitterボタン  AtomFeed  このエントリーをはてなブックマークに追加  


カテゴリ:周辺ニュース

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(周辺ニュース)
(周辺ニュース)
40行: 40行:
 
===[[:カテゴリ:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
 
===[[:カテゴリ:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
 
ページ名 [[]]  ()<br>
 
ページ名 [[]]  ()<br>
 +
GDP基準の生活設計の歪み
  
 
+
私は中学時代に社会科について2つの珍しい体験をしていました。1つは教師から質問をされる前に答えていたこと、もう1つはテストの問題配点10点のところ20点をつけてもらったことです。このエピソードは自作エッセイ集『アスペルガー気質の少年時代』(2015年4月,500円送料200円)に所収しています。1960年のころであり、当時の(この中学校の教師たち)雰囲気が表われていると思うのです。
 +
宮脇先生は理科ですが、近くにいたとき「きみは社会科が得意というので聞くけどね…」と話しかけてきました。私は瞬間にフッと感じるものがあったのでしょう、「コルホーズですか」と返していました。当時は農業の集団化ということが意識され、ソ連の集団農業コルホーズが教師の中でも話されていたと考えられるのです。理科の教師であることも1つのヒントで、社会科に関してはそう細かなことは尋ねられないと思ったのです。
 +
コルホーズ、農業の集団化は結局は失敗しました。ソ連邦崩壊の●因の1つでしょう。しかしそれはソ連(ロシア)だけのことではなく、中国の人民公社、タンザニアのウジャマー村などでも●●しています。これは項を改めて述べます。
 +
もう1つの「配点10点のところ20点」は社会科の期末テストのことで、担任は山崎先生でした。小論文(?)というのは大げさですが、設問は「加工貿易国日本の未来」です。
 +
ザラ紙テスト用紙の下方に10㎝幅の空白があり、そこに文章で答える形でした。私の回答はテストの裏面にまで及び、たぶん20行近くになったと思います。どのように書いたかはうろ覚えです。「後進諸国で工業が発展しても日本はさらに先に進むので、加工貿易国はしばらくは続く。遠い先はわからないがその時には別の条件が出てくるので解決策は出てくるだろう」ようなことを書いたのではないかと、今になっては推測です。山崎先生はこの部分に20点をつけました。別の個所でミスがあり満点ではありませんでしたが、テスト合計は結局100点を超えました。
 +
工業化、重工業化、とくに発展途上国において経済発展を図る経済政策として多くの国が採用しました。しかしその結果は必ずしもうまくいったとはいえません。それは各国の経済生活の基本である第一次産業、とりわけ農業の発展とのバランスが大事であり、工業化もまずは軽工業である繊維産業や食品加工業を大事にしなくてはならなかったのです。それは現実にその部門で働いている人々の求めていること、現実や意見を取り入れないで理想を語る政治指導者の指令によって進めたことに関係する——これが私の得た感触です。
 +
この2点も猪木武徳『戦後世界経済史』(中公新書,2009,940円)を読みながら浮かんできたことです。これは、GDP(国内総生産)の増大を優先した経済開発によります。私はGDP偏重の生活の限界をそこに見る思いがします。この分野のことを2~3回続けます。
 
〔〕<br>
 
〔〕<br>
  

2025年12月5日 (金) 15:37時点における版

Icon-path.jpg メインページ > 埼玉県 > 川越市 > 周辺ニュース
種類・内容
所在地
代表・運営者
連絡先

目次

周辺ニュース

ページ名 文京区地域教育支援担当 東京都文京区 ()
第6回家庭教育講座
▼発達障害の「いま」と「これから」日
日時:11月6日(木)午前10時~11時30分(15分前から受付)
会場:アカデミー文京
内容:発達障害を正しく理解し、発達障害と診断された子どもとの接し方を具体的な事例を基に考える
講師:柏木理江氏(東京都発達障害者支援センター相談支援員)
対象:年中児~中学生を子育て中の区内在住・在勤者
定員:50人(先着順)
申込:当日直接会場へ
※保育[対象…2歳以上、定員…10人(申込順)]希望者は、10月30日(木)までに電話又はFAXに「記入例」3〜5(3は子ども分も、5は子どものみ)を明記し、下記へ
※手話通訳希望者は、10月21日(火)までに電話又はFAXに「記入例」3〜5を明記し、下記へ
問合せ:教育総務課地域教育支援担当
【電話】03-5803-1302【FAX】03-5803-1366
〔区報ぶんきょう 2025年10月10日号〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()
GDP基準の生活設計の歪み

私は中学時代に社会科について2つの珍しい体験をしていました。1つは教師から質問をされる前に答えていたこと、もう1つはテストの問題配点10点のところ20点をつけてもらったことです。このエピソードは自作エッセイ集『アスペルガー気質の少年時代』(2015年4月,500円送料200円)に所収しています。1960年のころであり、当時の(この中学校の教師たち)雰囲気が表われていると思うのです。 宮脇先生は理科ですが、近くにいたとき「きみは社会科が得意というので聞くけどね…」と話しかけてきました。私は瞬間にフッと感じるものがあったのでしょう、「コルホーズですか」と返していました。当時は農業の集団化ということが意識され、ソ連の集団農業コルホーズが教師の中でも話されていたと考えられるのです。理科の教師であることも1つのヒントで、社会科に関してはそう細かなことは尋ねられないと思ったのです。 コルホーズ、農業の集団化は結局は失敗しました。ソ連邦崩壊の●因の1つでしょう。しかしそれはソ連(ロシア)だけのことではなく、中国の人民公社、タンザニアのウジャマー村などでも●●しています。これは項を改めて述べます。 もう1つの「配点10点のところ20点」は社会科の期末テストのことで、担任は山崎先生でした。小論文(?)というのは大げさですが、設問は「加工貿易国日本の未来」です。 ザラ紙テスト用紙の下方に10㎝幅の空白があり、そこに文章で答える形でした。私の回答はテストの裏面にまで及び、たぶん20行近くになったと思います。どのように書いたかはうろ覚えです。「後進諸国で工業が発展しても日本はさらに先に進むので、加工貿易国はしばらくは続く。遠い先はわからないがその時には別の条件が出てくるので解決策は出てくるだろう」ようなことを書いたのではないかと、今になっては推測です。山崎先生はこの部分に20点をつけました。別の個所でミスがあり満点ではありませんでしたが、テスト合計は結局100点を超えました。 工業化、重工業化、とくに発展途上国において経済発展を図る経済政策として多くの国が採用しました。しかしその結果は必ずしもうまくいったとはいえません。それは各国の経済生活の基本である第一次産業、とりわけ農業の発展とのバランスが大事であり、工業化もまずは軽工業である繊維産業や食品加工業を大事にしなくてはならなかったのです。それは現実にその部門で働いている人々の求めていること、現実や意見を取り入れないで理想を語る政治指導者の指令によって進めたことに関係する——これが私の得た感触です。 この2点も猪木武徳『戦後世界経済史』(中公新書,2009,940円)を読みながら浮かんできたことです。これは、GDP(国内総生産)の増大を優先した経済開発によります。私はGDP偏重の生活の限界をそこに見る思いがします。この分野のことを2~3回続けます。 〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

このカテゴリには、ページまたはメディアがひとつもありません。

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
地域
不登校情報センター
イベント情報
学校・教育団体
相談・支援・公共機関
学校・支援団体の解説
情報・広告の掲載
体験者・当事者
ショップ
タグの索引
仕事ガイド
ページの説明と構造
ツールボックス