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のびる八丸牧場

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2021年1月17日 (日) 13:59時点における版

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のびる八丸牧場

所在地 〒981-0411 宮城県東松島市野蒜字大関39番地
TEL
FAX


東松島に馬牧場が誕生 厩舎完成し盛岡から移転 セラピーやイベント展開へ
活動の拠点となる「のびる八丸牧場」の新厩舎
東日本大震災以来、東松島市を訪れて馬の力を利用したホースセラピー事業などの支援活動を展開している八丸牧場(盛岡市)で、新厩舎(きゅうしゃ)が東松島市野蒜大関に完成した。
活動拠点「のびる八丸牧場」ができたことで、八丸健社長(47)らスタッフ4人は同市に移住する。盛岡市にあった牧場も移し、新たなスタートを切る。
今後、多くのプログラムを通して心の復興を促すとともに、市内イベントへの参加を通して東松島の情報・魅力発信に努める。
新厩舎は、市から購入した約1ヘクタールの敷地内に、昨年11月着工した。
木造2階(延べ床面積364平方メートル)で、1階に馬小屋、分娩(ぶんべん)室、宿直室、トイレ、2階はワラ庫など。
今月下旬から重種、中間種、軽種、ポニーなど計12頭の馬の搬入が始まる予定。
八丸牧場は、市の採択事業である「美馬森(みまもり)プロジェクト」に取り組む一般社団法人美馬森Japanの共同事業者。
これまで、医療法人社団KNI「北原ライフサポートクリニック東松島」、C・W・ニコル・アファンの森財団などとともに、乗馬体験などのホースセラピーを実施している。
市内イベントでの馬車運行、馬に農機具を付けて水田を耕す馬耕、復興の森への材料を運ぶ馬搬なども企画し、人と馬が共存する地域づくりに尽力している。
八丸社長の妻で美馬森Japan理事長の由紀子さん(47)は「震災前から、絵になる森があるような敷地を探していた」と話す。
支援活動を通じて多くの協力者、理解者と知り合えたことも移転の契機となった。
落成式が4日にあり、関係者ら約30人が出席。
ホースセラピーの第一人者である八丸社長が「心の復興を加速させる事業を進め、皆さんと一緒に東松島が輝くまちづくりをしていきたい。馬の力を存分に発揮し、地域をピカピカにしていきたい」と意欲を語った。
由紀子さんは「悩みを抱える不登校の子どもたちや、引きこもりになった大人も復帰できるよう馬の力を借りてお役に立ちたい」と述べ、雇用創出や観光振興などの地域活性化にも力を注ぐ決意を示した。
〔石巻かほく2018/3/6(火) 〕

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