カテゴリ:周辺ニュース
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| + | 入所型介護施設にて | ||
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| + | 介護士さんに車イスを押されて、私のいる机にQさん(おばあちゃん、72歳?)がやってきました。膝と腰がわるくて立ち歩きできないといいます。介護士さんが離れて少しして、あそこで横になりたいといいます。すぐ横の大型テレビの前にソファがあり、そこに行きたいのです。職員の介護士さんにお願いしても「逃げてしまうんです」とのこと。ソファには数人座れ、テレビの前なので一人がそこで横になるのは止められているのでしょう。 | ||
| + | これは私の推測であり、他にも理由があるのかもしれません。だから私がQさんをソファに座らせるわけにはいかないのです。やむなくテレビの前の机までQさんの車イスを移動させました。わずか2メートルです。これじゃ形ばかりかなと内心思っていたのですが、「やさしいね~」とQさん。そして「職員はいつも逃げていくんです」とくり返します。 | ||
| + | 以前に介護施設の職員は「入所者の“わがまま”に振り回されるくらいの方がいい」というあるベテラン介護施設責任者の話をきいたことがあります。職員は大変でしょうが、入所者の細ごまとした要求を逃げていてはいい介護施設にはならないのでしょう。この話を思い出しながら、さてQさんにこれをどう説明すればよいのか?名案はありません。 | ||
| + | 「自宅に戻りたいですか?」とQさんに問いました。答えにとまどった様子を見せます。「できればそうしたいですけど、そうすると私一人がいる時間が多くなって、何もできなくなるでしょう。——だからここに入れてもらったんです…」と、ゆっくりと話してくれました。 | ||
| + | 自宅に介護職員に訪問してもらう——Qさんには直接聞いたわけではありませんが、自宅近くに訪問看護ステーションが2か所あります——訪問介護はいいことですが、基本的に全時間いてもらうことはできません。 | ||
| + | ●●、介護施設に1日から数日入所する、1日のなかの短時間通う(迎えに来てもらう)——朝の8-10時ころ、この道●場面に介護施設の車が停車しているのを見かけることがよくあります。これも社会的介護の一部であり、家庭介護の援助ですが、満足できるほどにはいかないと予測できます。 | ||
| + | 結局は、自宅で、全時間誰か介護できる人がいる状態が、いちばんいいのです。そのためには、自宅に介護を交代できる多くの手があることが求められます。その交代できる手の数が少なく、子ども(孫世代など)に長時間お願いしているのがヤングケアラーになると思います。これは高齢の身体が動き難い人ばかりではなく、子どもや成人期の人であっても身体障害者などへの介護(ときには看護)においても当てはまることです。 | ||
| + | ひきこもり経験者の集まる居場所に来ていた人のなかには、この自宅介護・看護に携わっていた人がいたのは、このような社会的背景があるのです。介護施設でのQさんの例はそれを教えてくれました。 | ||
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2025年1月17日 (金) 20:07時点における版
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目次 |
周辺ニュース
ページ名 長岡市子ども・子育て課 新潟県長岡市 (家族内ケア・新潟県)
寄り添い、切れ目なく支える 長岡の子育て
核家族化の進行やデジタル化、価値観の多様化など、目まぐるしく社会状況が変わる現代。
先が見通しにくい世の中でも、希望する誰もが子どもを持ち、安心して子育てができて、子どもたちが笑顔で暮らせる社会の実現が求められています。
◆心地よく子育てができるまちへ
思うようにいかない、自分の時間がとれない、ついイライラしてしまう―子育てをしていると不安や疲れを感じることもあるのではないでしょうか。
市では、そんな保護者の気持ちに寄り添い、切れ目なく支えるため、さまざまな取り組みを展開。
「育つよろこび 育てる幸せ みんなで子育てするまち 長岡」を基本理念に、安心して子どもを産み育てられるよう、支援の充実を図っています。
子育て中の人や子どもを持ちたい人、子どもとの関わりが少ない人も。
市民のみなさんに知ってほしい、長岡の子育て支援を紹介します。
▽約7割の保護者が抱える子育ての悩みや不安
全体の約70%が悩みや不安があると回答。
子どもの行動や気持ち・しつけの仕方が分からない、生活習慣の乱れに悩みや不安があると答える人の割合が高くなっています。
図表●
出典:文部科学省令和5年度「家庭教育の総合的推進に関する調査研究(家庭教育についての保護者へのアンケート調査)」
▽核家族化が進む市内の子育て世帯
5年間で子育て世帯の核家族の割合が15ポイント増加。核家族は周囲のサポートが得られにくく、家事や育児の負担が大きくなることが指摘されています。
図表●
出典:長岡市子育て世帯の生活に関する調査(令和5年度実施)
◆赤ちゃんとの健やかな暮らしをサポート
市では、妊娠期から育児まで切れ目なく支える「長岡版ネウボラ」の体制を整えています。
出産・育児の悩みや知りたいことは人それぞれ。
特に、産前産後は心身が不安定になり、ストレスが強い時期です。
産後ケアコーディネーターや保健師が一人ひとりのニーズに合わせて必要な支援を調整し、育児をサポートします。
▽ままリラ
産後1年くらいまでの保護者と赤ちゃんが対象。
話をしたり、ゆっくりくつろいだりしながら、体を休めることができます。
▽ままナビ
主に0歳児とお母さんを対象に、子どもの遊ばせ方や声の掛け方など、具体的な育児方法や関わり方を学びます。
『悩むよりも、子育てを心から楽しんでほしい』
産後ケアコーディネーター 佐藤紫野(しの)さん
家庭やお母さん自身の状況などを聞き、情報提供や関係機関と連携したサポートを行います。
人によっては、自分の親やパートナーにも言えない悩みや不安を抱えていることも。
その思いを吐き出して気持ちが軽くなってもらえるよう、一人ひとりの波長に合わせて、話しやすい雰囲気をつくることを大切にしています。
その子の子育ては一回限り。だからこそ、悩むよりも子どもの成長を楽しんでもらいたいです。
▽ままのまカフェ
子育てを支援するために活動する母子保健推進員が、子どもを預かり見守る中で、母親同士の交流と子育ての相談ができます。
4月に長岡に引っ越して知り合いがいなかったので、ママ同士で交流できる「ままのまカフェ」を何度か利用しています。
子育てやお出掛け情報などを気軽におしゃべりできるのがいいですね。
母子保健推進員さんに小さな悩みや不安も相談できるので、気持ちが楽になります。
-ままのまカフェに参加した田中ひとみさん・柊(しゅう)ちゃん
▽パパママサークル
安心して赤ちゃんを迎えられるように、沐浴やおむつ交換など、妊娠中に知っておきたい育児のポイントを紹介しています。
沐浴のやり方は動画で何度も見ていましたが、実際にやってみると想像以上に大変でした。
子どもを持つのは初めてなので、育児休業も取り、2人で一緒に子育てをしていきます。
子どもが生まれてくることが今から楽しみです。
-パパママサークルに参加した菊入蓮(れん)さん・友音(ゆうね)さん
問合せ:子ども・子育て課【電話】39・2300
〔ながおか市政だより 令和6年11月号〕
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入所型介護施設にて
介護士さんに車イスを押されて、私のいる机にQさん(おばあちゃん、72歳?)がやってきました。膝と腰がわるくて立ち歩きできないといいます。介護士さんが離れて少しして、あそこで横になりたいといいます。すぐ横の大型テレビの前にソファがあり、そこに行きたいのです。職員の介護士さんにお願いしても「逃げてしまうんです」とのこと。ソファには数人座れ、テレビの前なので一人がそこで横になるのは止められているのでしょう。 これは私の推測であり、他にも理由があるのかもしれません。だから私がQさんをソファに座らせるわけにはいかないのです。やむなくテレビの前の机までQさんの車イスを移動させました。わずか2メートルです。これじゃ形ばかりかなと内心思っていたのですが、「やさしいね~」とQさん。そして「職員はいつも逃げていくんです」とくり返します。 以前に介護施設の職員は「入所者の“わがまま”に振り回されるくらいの方がいい」というあるベテラン介護施設責任者の話をきいたことがあります。職員は大変でしょうが、入所者の細ごまとした要求を逃げていてはいい介護施設にはならないのでしょう。この話を思い出しながら、さてQさんにこれをどう説明すればよいのか?名案はありません。 「自宅に戻りたいですか?」とQさんに問いました。答えにとまどった様子を見せます。「できればそうしたいですけど、そうすると私一人がいる時間が多くなって、何もできなくなるでしょう。——だからここに入れてもらったんです…」と、ゆっくりと話してくれました。 自宅に介護職員に訪問してもらう——Qさんには直接聞いたわけではありませんが、自宅近くに訪問看護ステーションが2か所あります——訪問介護はいいことですが、基本的に全時間いてもらうことはできません。 ●●、介護施設に1日から数日入所する、1日のなかの短時間通う(迎えに来てもらう)——朝の8-10時ころ、この道●場面に介護施設の車が停車しているのを見かけることがよくあります。これも社会的介護の一部であり、家庭介護の援助ですが、満足できるほどにはいかないと予測できます。 結局は、自宅で、全時間誰か介護できる人がいる状態が、いちばんいいのです。そのためには、自宅に介護を交代できる多くの手があることが求められます。その交代できる手の数が少なく、子ども(孫世代など)に長時間お願いしているのがヤングケアラーになると思います。これは高齢の身体が動き難い人ばかりではなく、子どもや成人期の人であっても身体障害者などへの介護(ときには看護)においても当てはまることです。 ひきこもり経験者の集まる居場所に来ていた人のなかには、この自宅介護・看護に携わっていた人がいたのは、このような社会的背景があるのです。介護施設でのQさんの例はそれを教えてくれました。
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