カスタム検索(不登校情報センターの全サイト内から検索)

 
Clip to Evernote  Twitterボタン  AtomFeed  このエントリーをはてなブックマークに追加  


カテゴリ:周辺ニュース

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
23行: 23行:
 
===[[:カテゴリ:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
 
===[[:カテゴリ:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
 
ページ名 [[]]  ()<br>
 
ページ名 [[]]  ()<br>
 +
居場所の今後に必要なことは(質問2)
 +
 +
居場所に関する質問は3つあります。「居場所はどんな形であるといいか」、「居場所は(コロナ禍以降)どんな形を変えてきているのか」、「私個人にとってのいい居場所とは」という質問を受け取りました。この3つは質問者が直面する居場所の運営や方向性を考えようとすることに関連していると思います。この質問は私自身の問いでもありますが、私的にはこの3つに加えて、「40代から50代の年齢に達したひきこもり経験者にとって居場所とはどんなものになるのか」の問いを加えたいものです。
 +
不登校情報センターの居場所の歴史(経過)については書いたばかりです。その中にもある種の回答はありますが、質問に即して考えようとすれば、「今後の居場所」とは必ずしも一致しないでしょう。基本的なことで言えば、私が取り組んできた居場所は、通所者の動きや要望に応える形のものでした。しかしそれがベストとは言えないでしょう。例えばパソコンなどの技術修得を目的とする形のものはあってはいいわけです。つまり職業訓練的・職業技術の取得を目的とするものもありです。文化的創作的なことを修得する形のもの、学習塾とその延長、会話教室とか対人関係づくりなどを目的とする形も肯定的に考えていいのです。ただ私にはそういう形のものはなかったというだけです。
 +
私は親の会が衰退した状態のなかで、それを漂流していると考えましたが、求める形の居場所もこのような漂流と考えることもできます。要するにあらゆる形態を容認しているわけで、逆に言うと全く答えていないのと同じになってしまいます。
 +
質問に答えるとすれば、個別的具体的な要素を入れた内容で答えるのが責任あるものだと思います。そして現在の私にはこれが実に難しい局面にあると告白しなくてはなりません。
 +
1つ言えることは、行政との関わりを何らかの形でもつことです。それは行政側の指示的方向に沿う形ではありません。関心はもってもらうけれども介入しない干渉しない形でのかかわりです。どういう形になるのかを鮮明にするのは難しいのです。行政とは何らかの関わりをもっておき、「将来のそのときに備える」気持ちが必要ということにしましょう。
 +
次に言えることは、ひきこもり経験者の高齢化が進むなかで将来の心配が少しずつ明らかになっています。精神的不安定のなかで、家族との関係が難しくなる中での、孤独・独立状態におかれる姿が見えてきます。それに備えての社会福祉的な制度づくりに、自らの状態に基づく要望を考え、ある程度まとめて、提出する、社会に問える取り組みが欠かせないと思います。これも抽象的ですが、個人的意見として数項目を出してみました。私はこれを結論的な提案とするつもりはありません。今はまだ私の心の内にとめておきます。居場所ではそういうことについても話せる時間があればよい、と思うのです。
 +
①行政と関わりを持つこと、②将来の困難が透けて見える状態の中でそれへの社会福祉的対応を訴えられるようになること——この2つが頭の中に浮かぶことです。しかし、具体性を欠くことは否めません。これが現状です。
 +
そしてこういう、地味で真面目な、学習会的な居場所は、居場所としては必ずしも魅力的ではありません。そのような要素も含まれるけれども、普通は会っていると嬉しくなる、という形でないと会う意欲がわいてきません。食事会とか身近な状況、ときには困難なことなどを聞いてもらえる場にするなかで、得られるものであろうと思います。そしてこれをこれからの居場所に何が必要なのかの直接的な結論にしていいと思うのです。
  
 
〔〕<br>
 
〔〕<br>

2025年10月6日 (月) 23:46時点における版

Icon-path.jpg メインページ > 埼玉県 > 川越市 > 周辺ニュース
種類・内容
所在地
代表・運営者
連絡先

目次

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()
居場所の今後に必要なことは(質問2)

居場所に関する質問は3つあります。「居場所はどんな形であるといいか」、「居場所は(コロナ禍以降)どんな形を変えてきているのか」、「私個人にとってのいい居場所とは」という質問を受け取りました。この3つは質問者が直面する居場所の運営や方向性を考えようとすることに関連していると思います。この質問は私自身の問いでもありますが、私的にはこの3つに加えて、「40代から50代の年齢に達したひきこもり経験者にとって居場所とはどんなものになるのか」の問いを加えたいものです。 不登校情報センターの居場所の歴史(経過)については書いたばかりです。その中にもある種の回答はありますが、質問に即して考えようとすれば、「今後の居場所」とは必ずしも一致しないでしょう。基本的なことで言えば、私が取り組んできた居場所は、通所者の動きや要望に応える形のものでした。しかしそれがベストとは言えないでしょう。例えばパソコンなどの技術修得を目的とする形のものはあってはいいわけです。つまり職業訓練的・職業技術の取得を目的とするものもありです。文化的創作的なことを修得する形のもの、学習塾とその延長、会話教室とか対人関係づくりなどを目的とする形も肯定的に考えていいのです。ただ私にはそういう形のものはなかったというだけです。 私は親の会が衰退した状態のなかで、それを漂流していると考えましたが、求める形の居場所もこのような漂流と考えることもできます。要するにあらゆる形態を容認しているわけで、逆に言うと全く答えていないのと同じになってしまいます。 質問に答えるとすれば、個別的具体的な要素を入れた内容で答えるのが責任あるものだと思います。そして現在の私にはこれが実に難しい局面にあると告白しなくてはなりません。 1つ言えることは、行政との関わりを何らかの形でもつことです。それは行政側の指示的方向に沿う形ではありません。関心はもってもらうけれども介入しない干渉しない形でのかかわりです。どういう形になるのかを鮮明にするのは難しいのです。行政とは何らかの関わりをもっておき、「将来のそのときに備える」気持ちが必要ということにしましょう。 次に言えることは、ひきこもり経験者の高齢化が進むなかで将来の心配が少しずつ明らかになっています。精神的不安定のなかで、家族との関係が難しくなる中での、孤独・独立状態におかれる姿が見えてきます。それに備えての社会福祉的な制度づくりに、自らの状態に基づく要望を考え、ある程度まとめて、提出する、社会に問える取り組みが欠かせないと思います。これも抽象的ですが、個人的意見として数項目を出してみました。私はこれを結論的な提案とするつもりはありません。今はまだ私の心の内にとめておきます。居場所ではそういうことについても話せる時間があればよい、と思うのです。 ①行政と関わりを持つこと、②将来の困難が透けて見える状態の中でそれへの社会福祉的対応を訴えられるようになること——この2つが頭の中に浮かぶことです。しかし、具体性を欠くことは否めません。これが現状です。 そしてこういう、地味で真面目な、学習会的な居場所は、居場所としては必ずしも魅力的ではありません。そのような要素も含まれるけれども、普通は会っていると嬉しくなる、という形でないと会う意欲がわいてきません。食事会とか身近な状況、ときには困難なことなどを聞いてもらえる場にするなかで、得られるものであろうと思います。そしてこれをこれからの居場所に何が必要なのかの直接的な結論にしていいと思うのです。

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

周辺ニュース

ページ名 [[]]  ()

〔〕

このカテゴリには、ページまたはメディアがひとつもありません。

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
地域
不登校情報センター
イベント情報
学校・教育団体
相談・支援・公共機関
学校・支援団体の解説
情報・広告の掲載
体験者・当事者
ショップ
タグの索引
仕事ガイド
ページの説明と構造
ツールボックス