ふくい子ども食堂
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'''余剰食材 笑顔生む料理に フードバンクふくい発足 鯖江=福井''' | '''余剰食材 笑顔生む料理に フードバンクふくい発足 鯖江=福井''' | ||
'''◇農家や個人経営 少量OK''' | '''◇農家や個人経営 少量OK''' | ||
− | まだ食べられるのに廃棄される「食品ロス」削減に向け、余った食材を引き取り、ひとり親家庭などの子どもらに向けた「子ども食堂」や福祉施設などに提供するNPO法人「[[フードバンクふくい]] | + | まだ食べられるのに廃棄される「食品ロス」削減に向け、余った食材を引き取り、ひとり親家庭などの子どもらに向けた「子ども食堂」や福祉施設などに提供するNPO法人「[[フードバンクふくい]]」が鯖江市で発足した。<br> |
− | + | メンバーは「ムダをなくすだけではなく、多くの人の手で成り立つ食の大切さも伝えたい」としている。<br> | |
− | + | 2013年度の全国の食品ロスは632万トンにも上る。<br> | |
+ | 小売店や企業から食材を引き取り、福祉施設やひとり親家庭に寄付する「フードバンク」が全国で広がっているが、県内には大規模な食品メーカーが少なく、県民生協(福井市)が実施する程度にとどまっていた。<br> | ||
+ | そこで、フードバンクふくいの出雲晴夫理事長(68)は「農漁業者、中小企業、個人経営の店舗でも食品ロスを抱えているのは同じ」と、少量でも食材を引き取り活用することにした。<br> | ||
+ | 約20団体から食材の提供を受け、県内の料理店オーナーが本格料理を格安で提供する「ふくい子ども食堂」を今年2月から開催。<br> | ||
+ | フードバンクとしての受け入れ態勢も整ったことから、今後は施設や家庭への提供も行っていく予定という。<br> | ||
+ | 19日は、メンバー4人が鯖江市の協力農家でサトイモなどの収穫を手伝い、規格外などで出荷できないものを譲り受けた。<br> | ||
+ | 30日に子ども食堂を開くフランス料理店「[[ビストロぷう・あ・ぷう]]」(越前町)のオーナーシェフ、池田雅直さん(56)は「作物を余すところなく食べてもらえるようにするのが、料理人の醍醐(だいご)味。<br> | ||
+ | 新鮮なサトイモは、もちもち感のあるパンケーキにしたい」と話していた。<br> | ||
+ | フードバンクふくいでは、食材の提供や供給を希望する個人、団体を募っている。<br> | ||
+ | 問い合わせは事務局(0778・42・8848)。<br> | ||
+ | 〔◆平成28(2016)年10月20日 読売新聞 大阪朝刊〕 <br> | ||
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2016年11月30日 (水) 16:43時点における版
所在地 | 福井県鯖江市 |
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周辺ニュース
ページ名:ふくい子ども食堂、福井県鯖江市、パンくず(子ども食堂・フードバンク)
余剰食材 笑顔生む料理に フードバンクふくい発足 鯖江=福井
◇農家や個人経営 少量OK
まだ食べられるのに廃棄される「食品ロス」削減に向け、余った食材を引き取り、ひとり親家庭などの子どもらに向けた「子ども食堂」や福祉施設などに提供するNPO法人「フードバンクふくい」が鯖江市で発足した。
メンバーは「ムダをなくすだけではなく、多くの人の手で成り立つ食の大切さも伝えたい」としている。
2013年度の全国の食品ロスは632万トンにも上る。
小売店や企業から食材を引き取り、福祉施設やひとり親家庭に寄付する「フードバンク」が全国で広がっているが、県内には大規模な食品メーカーが少なく、県民生協(福井市)が実施する程度にとどまっていた。
そこで、フードバンクふくいの出雲晴夫理事長(68)は「農漁業者、中小企業、個人経営の店舗でも食品ロスを抱えているのは同じ」と、少量でも食材を引き取り活用することにした。
約20団体から食材の提供を受け、県内の料理店オーナーが本格料理を格安で提供する「ふくい子ども食堂」を今年2月から開催。
フードバンクとしての受け入れ態勢も整ったことから、今後は施設や家庭への提供も行っていく予定という。
19日は、メンバー4人が鯖江市の協力農家でサトイモなどの収穫を手伝い、規格外などで出荷できないものを譲り受けた。
30日に子ども食堂を開くフランス料理店「ビストロぷう・あ・ぷう」(越前町)のオーナーシェフ、池田雅直さん(56)は「作物を余すところなく食べてもらえるようにするのが、料理人の醍醐(だいご)味。
新鮮なサトイモは、もちもち感のあるパンケーキにしたい」と話していた。
フードバンクふくいでは、食材の提供や供給を希望する個人、団体を募っている。
問い合わせは事務局(0778・42・8848)。
〔◆平成28(2016)年10月20日 読売新聞 大阪朝刊〕