つるっ子プロジェクト
2017年4月21日 (金) 13:47時点における版
所在地 | 山梨県都留市 |
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ページ名つるっ子プロジェクト、山梨県都留市、(子ども食堂、子どもの貧困のニュース)
大学生が「子ども食堂」 都留文大3人JA、住民と協力 食事を提供、学習支援も
都留文科大の学生有志3人は、都留市内の小中学生を対象に学習支援や食事を提供する「つるっ子プロジェクト」に取り組んでいる。
国文学科3年の青野秀哉さん(21)が「両親の経済的な事情でご飯を満足に食べられなかったり、塾に行けなかったりする子どもを支援したい」と学生仲間に呼び掛けて企画。
食材はJAなどから提供を受け、調理は住民グループに協力を要請し、このほど初めての「子ども食堂」を開いた。
プロジェクトに取り組むのは青野さんのほか、同学科3年の佐藤邦亨さん(21)と比較文化学科3年の清水わかなさん(21)。
手始めに昨年10月から今年2月に計2回、同市の県男女共同参画推進センターで、市内の小中学生を対象に学習教室を開いた。
会員制交流サイト「フェイスブック」などを通じて参加者を募り、2人に青野さんらが教えた。
「子ども食堂」の実施に向けては、JAクレインと市内の小学校で郷土料理を教えている住民グループ「若返りの会」(小俣澄子代表)に、食材の提供や調理の協力を要請。
活動内容、日時、場所などを書いたチラシを市内の小中学校に配った。
1回目の子ども食堂は今月18日に同センターで開いた。
企画に賛同した同JAから無償で野菜の提供を受けた。
青野さんの呼び掛けで同大生1人がボランティアとして加わった。
青野さんらは若返りの会と協力してカレーを作り、集まった親子約20人に振る舞った。
今後は学習支援と食事提供を組み合わせたイベントを開く方針で、月に2回のペースを想定している。
青野さんは「貧困家庭を念頭に置いているが、市内の子どもが気軽に立ち寄ってご飯を食べられたり、遊べたり、学習したりできる場にしたい」と話している。
〔◆平成29(2017)年3月30日 山梨日日新聞 朝刊〕